ブックメーカーでは選挙にもベット可！代表的な選挙・賭け方のポイントを解説

主にスポーツベットの場として知られているブックメーカーですが、大統領選挙などの政治的なイベントにも賭けられることをご存知でしょうか？

この記事では、ブックメーカーで取り扱っているイベントや基本の賭け方から、今後の選挙ベットで活用できる知識まで、選挙への賭けをお考えの方に役立つ情報をお届けします。2024年アメリカ大統領選挙で今後注目すべきポイントもご紹介しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

［この記事で分かること］

• ブックメーカーとは
• ブックメーカーで取り扱われているスポーツ
• 過去にブックメーカーで取り扱われた選挙
• ブックメーカーで選挙に賭ける際のポイント
• ブックメーカーでの選挙賭けのリスク要因
• 選挙賭けにおすすめなブックメーカーの特徴
• 各国の選挙制度
• 2024年アメリカ大統領選挙の今後のポイント

ブックメーカーで選挙が取り扱われることはある？

スポーツイベントや政治、エンターテインメントなどの結果に対して賭けを提供する業者である、ブックメーカー。スポーツの試合結果に賭けることが一般的であり、各ブックメーカーは独自にオッズ（賭け率）を設定し、ユーザーはそのオッズに基づいて賭けを行います。

様々な分野を賭けの対象とするブックメーカーですが、実際にどのようなイベントが賭けの対象となるのか等、ブックメーカーに馴染みのない方にはイメージしづらい点も多いでしょう。

以下では、ブックメーカーが取り扱うイベントについて、次の3つのポイントから解説します。

1. ブックメーカーとは
2. ブックメーカーでの政治・選挙の取り扱い
3. ブックメーカーで賭けられるスポーツの例

そもそもブックメーカーとは

ブックメーカーは、18世紀イギリスで生み出された「賭け屋」が元となっています。競馬の結果に賭ける形で発展し、その後、スポーツ全般だけでなく、政治から天気まで、様々なイベントがブックメーカーの対象となり、現在に至ります。

ブックメーカーは賭博の胴元として、賭けの対象に対してオッズを設定し、賭けを管理する役割を担っています。20世紀後半からはインターネットの普及により、オンラインブックメーカーのサービスが始まりました。現在では、スマートフォンやブックメーカー独自のアプリから、24時間どこにいても賭けが可能です。

政治・選挙もブックメーカーのベット対象

イギリスの競馬から始まったブックメーカーですが、20世紀初頭からは政治や選挙も、定番の賭け対象となりました。

ブックメーカーの発祥地イギリスでは、近世からギャンブルが娯楽の1つとして扱われていました。貴族のみならず、庶民の間でもギャンブルは人気の娯楽でした。このため、イギリスではギャンブルが馴染み深いものであり、また、どの様な事柄でも賭けの対象となりやすいのです。

ブックメーカーが政治の取り扱いを本格的に始めたのは、1970年代以降といわれています。イギリスでは選挙などの政治イベントへの注目が高く、ブックメーカーがこれらの政治的イベントに対してオッズを設定し、賭けの提供を始めました。

アメリカ大統領選挙やイギリス総選挙といった大規模な選挙は、ブックメーカーの賭けの対象の中でも特に人気です。世論調査や報道、SNSなど、選挙に関する情報源が増えたことにより、選挙結果の予測が一層複雑になり、ブックメーカーでの選挙の賭けをより楽しくさせています。

ブックメーカーで取り扱われる他のスポーツの例

アメリカ大統領選挙やイギリス総選挙など、数年に1度の政治イベントへの賭けは、ブックメーカーを認知するタイミングや軍資金を用意できるタイミングなどが関り、賭けるチャンスが限定されます。

一方、今日の多くの優良ブックメーカーでは、ブックメーカーの本場・イギリスで人気の高いサッカー、日本の国民的スポーツである野球をはじめ、多岐に渡るスポーツが賭けの対象として扱われています。世界のあらゆる地域で、毎日、定番の競技からローカルな競技まで、様々なスポーツの試合が行われています。取り扱いスポーツの種類が豊富なブックメーカーであれば、「ブックメーカーで賭けてみたい」と思ったその日に、スポーツベットを試すことができます。

以下では、ブックメーカーで取り扱われている主なスポーツを、9種類ご紹介します。

サッカー

ブックメーカーでは、世界各国の様々なサッカーの試合に賭けることができます。イングランドのプレミアリーグ、イタリアのセリエA、日本のJリーグといった各国のリーグ戦、FIFAワールドカップやAFCアジアカップといった国際大会のほか、親善試合などもブックメーカーでのサッカーのベット対象です。

ブックメーカーのサッカーへの賭けでは、試合の結果だけでなく、得点者、ハーフタイムのスコア、イエローカードの数といった事象も、オッズ提供の対象です。これらのオッズに対し、シングルベット、複数の試合を組み合わせたアキュムレーターベットなどの方法で賭けます。

野球

ブックメーカーは、日本プロ野球（NPB）、メジャーリーグベースボール（MLB）、韓国野球委員会（KBO）、台湾プロ野球（CPBL）などの主要リーグのほか、ワールドベースボールクラシック（WBC）やオリンピックといった国際大会にもオッズを提供しています。

ブックメーカーの野球へのスポーツベットでは、試合の勝敗に加え、得点の合計、特定のイニングの結果、個々の選手の活躍（ホームラン数や三振数）といった事象も、オッズ提供の対象となっています。

バスケットボール

ブックメーカーでは、NBAやユーロリーグ、スペインのACBリーグ、中国のCBAといった各国・各地域のリーグ戦や、FIBAワールドカップ、オリンピックといった国際大会など、幅広いバスケットボールの試合に賭けることができます。

ブックメーカーのバスケットボールでは、試合の勝敗のほか、得点、特定選手のパフォーマンス（アシスト数やブロック数）などを対象にオッズが提供されるため、広範囲にわたる賭けが可能です。

アメリカンフットボール

ブックメーカーでは、世界中のアメリカンフットボールの試合にも賭けることができます。特に人気の高いアメリカのNFL（National Football League）をはじめ、カナダのCFL（Canadian Football League）やアメリカのXFLといった新興リーグも、ブックメーカーでのスポーツベット対象です。

アメリカンフットボールへの賭けでは主に、試合結果、ポイントスプレッド、トータル得点、個々の選手のタッチダウン数やフィールドゴール成功率といったパフォーマンスなどに、オッズが提供されます。

テニス

ウィンブルドン選手権をはじめとしたグランドスラム、ATPツアーやWTAツアー、そしてオリンピックのほか、全豪ナショナルチャンピオンシップなどの各国内の試合からエキシビジョンマッチまで、幅広いテニスの試合にブックメーカーから賭けることができます。

テニスのスポーツベットでは、試合の勝者のほか、セット数、ゲームスコア、特定のゲームやセットの勝者、試合の総ゲーム数、ファーストセットの勝者、選手のパフォーマンス（エース数やダブルフォルト数）、トーナメント優勝者などがオッズの対象です。

ゴルフ

毎週世界各地で行われているゴルフイベント。ブックメーカーでは、常にゴルフへのスポーツベットの機会が数多く用意されています。ザ・プレーヤーズ選手権、全米プロゴルフ選手権、全英オープンをはじめ、世界中の小規模な試合にもオッズが提供されていることが多いです。

ゴルフへのスポーツベットでは、トーナメント優勝者、特定の選手のトップ入り、ラウンドの成績、イーグル数・バーディ数などが予想の対象となります。中でも、トップ10入りやトップ20入りは、トップ5予想よりもハードルが低いため、スポーツベット初心者におすすめのオッズです。

競馬

ブックメーカーでは、日本で普段楽しむ競馬とは一味違う競馬を楽しむことができます。天皇賞や有馬記念などの国内の定番レースだけでなく、フランスで行われる凱旋門賞、アメリカで行われるケンタッキーダービーなど、世界各国の有名レースへの賭けも可能です。

ブックメーカーの競馬には、日本の競馬には無いユニークな賭け方が豊富です。日本の競馬の単勝と複勝の両方に賭けるような方法「イーチウェイ」、半年以上前からレース前までの間に賭ける「アンティポスト」、1～4着の馬と着順の両方を予想する「ファーストフォー」など、日本の競馬では体験できない予想を楽しむことができます。

総合格闘技

ブックメーカーでは、RIZINやブレイキングダウンなどの総合格闘技（MMA）、そしてボクシングや相撲などにも賭けられます。国内の試合はもちろん、日本人選手と外国人選手の国際試合でもオッズが提供されています。特にステークカジノは、UFCや日本ボクシングとのスポンサーシップを結んでおり、これらの団体の試合で提供する「賞金2倍」「返金」などのプロモーションは見逃せません。

総合格闘技のベットでは、シンプルな試合の勝敗はもちろん、勝利方法、ストライクやテイクダウン数もオッズ対象です。運試しの予想から、各選手の傾向の分析に基づく緻密な予想まで、あらゆるレベルの方が総合格闘技へのスポーツベットを楽しむことができます。

eスポーツ

eスポーツとは、PCゲームやコンシューマーゲームを使った「エレクトロニック・スポーツ」の対戦競技のことです。種目には、動画配信で人気の高い「Apex Legends（エーペックス レジェンズ」や「VALORANT（ヴァロラント）」に代表されるFPS（ファースト・パーソン・シューター）のほか、MOBA（マルチプレイヤー・オンラインバトルアリーナ）、格闘ゲーム、スポーツゲーム、パズルゲームなどがあります。

eスポーツの賭けは、オッズ対象がゲームによってやや異なります。例えば、eスポーツの定番種目であるFPSにおいては、試合の最終スコアや特定のプレイヤーの成績のほか、ゲームマップの勝敗、大会全体の優勝チームなども予想の対象です。

ブックメーカーで取り扱われた過去の選挙・政治的な出来事

ここからは、選挙に話題を戻しましょう。世界では日々、それぞれの国で政治的な大きな動きがあります。特に人々の記憶に残りやすい出来事、そして話題に上りやすいのは、やはり選挙でしょう。

人々の関心が集まる様々な出来事を賭けの対象としている、ブックメーカー。実際にこれまで、どのような政治的な出来事がブックメーカーで賭けの対象になってきたのか、その具体例を4つご紹介します。

2020年アメリカ大統領選

まずご紹介するのは、2020年11月3日および同年12月14日に行われた、アメリカ大統領選挙です。この一大選挙では、民主党候補のジョー・バイデン氏が、現職大統領の共和党候補ドナルド・トランプ氏を破り、第46代アメリカ大統領に当選しました。

この選挙の争点は、「新型コロナウィルス感染症に対するトランプ政権の対応、経済政策」「パリ協定離脱」をはじめ、国内外の人種差別や移民問題、ジェンダー問題など、多岐に渡りました。これらの争点は、当時のブックメーカーでの選挙賭けの分析において、非常に重要な点であったでしょう。

ブックメーカーでこの選挙に賭けた人々を驚かせたかもしれないのが、「従来のアメリカ大統領選で信じられてきた数々のジンクスが外れた」という出来事です。アメリカ大統領選には、例えば次のようなジンクスがあります

• アイオワ州とニューハンプシャー州の両方で負けると、大統領になれない
• 本選でフロリダ州を取れなければ大統領になれない
• 本選でオハイオ州を取れなければ大統領になれない

実際、ニューハンプシャー州を除く3つの州で、トランプ氏が優勢に。しかしながら最終的には、「バイデン氏：306人 トランプ氏：232人」の選挙人獲得により、過半数270人以上を獲得したバイデン氏の当選となりました。

2024年イギリス総選挙

次にご紹介するのは、2024年のイギリス総選挙です。2024年7月4日に行われたこの選挙では、10年にわたって続いた保守党政権から、労働党政権への政権交代が起こりました。

投票1週間前の世論調査では、最大野党の労働党への支持率が40%、与党の保守党は20%と、労働党へ大きな期待が寄せられていました。国民の「保守党への失望」と「変革への期待」が、支持率に反映されたと考えられます。実際、長らくの保守党政権の中で、公共サービスの品質低下、インフレ、そして不法移民問題への取り組み方など、様々な問題が積み重なっていました。

実際にこの総選挙にブックメーカーで賭けた人にとっては、世論調査で見えた圧倒的な支持率の差が、有力な判断材料になったことでしょう。

2021年衆議院総選挙

日本の選挙もブックメーカーで取り扱われていることを、ご存知でしょうか？

2021年10月31日に行われた衆議院総選挙の最大の争点は、岸田内閣への信任と自公連立政権の継続でした。また、コロナ終息後の経済政策をはじめ、子育て、格差社会、多文化共生、辺野古基地移設、原発、ジェンダー平等、国家安全保障などの問題も注視され、各党の姿勢が問われました。

ブックメーカーでこの選挙に賭けた人々にとって、各メディアの予測は不可欠な情報だったでしょう。2021年衆議院総選挙の報道では、当初、多くのメディアが「自民党の単独過半数獲得が困難」「立憲民主党、共産党は上積みの可能性大」と予測していました。これらの予測は、投票当日の出口調査においても覆ることがありませんでした。しかし実際には、自民党は絶対安定多数の261席を獲得。自公2党からなる与党は、改選前の議席数305から僅かに議席数を減らしたものの、過半数233を超える293を獲得しました。

この衆議院総選挙における予想のズレの主な原因は、2つあると考えられます。1つは、選挙期間にインターネット上で盛んであった、リベラル派の支持運動です。リベラル派の声がSNSなどで広まっていたことが、予想に一定のバイアスを与えた可能性があります。また、実際の投票で自民党に予想以上の票が入っていたことに関して、京都芸大客員教授の村上和彦氏は「自民党支持層は語らずに投票する『サイレント・マジョリティ』型」であると分析しました。

この選挙の例からお分かりのように、インターネット上の動きもメディアの予測の要素となるため、開票結果と大きなズレが生じる可能性があります。ブックメーカーでの選挙賭けの判断材料には、選挙期間中の報道だけでなく、日々の各政党の動きとそれに対するリアルタイムの世論も必要といえるでしょう。

イギリスのEU離脱

ブックメーカーで取り扱われた過去の選挙、最後にご紹介する実例はイギリスのEU離脱です。

2016年6月23日の国民投票でその是非が問われた、イギリスの欧州連合離脱。「EU離脱問題」や「ブレグジット（「Britain(イギリス)」+「Exit(出口)」）」の呼び名をニュースで耳にされた方も、多いのではないでしょうか？自国民の雇用の改善、国民保険サービスの充実、財政負担の減少、国家の安全保障、そしてEUのルールに縛られない自由貿易といったメリットを掲げた投票でした。

ブックメーカーの本場イギリスでは、EU離脱に関する国民投票の結果にもオッズが提供されていました。選挙が近付いていた2016年6月上旬、世論調査では、離脱支持が残留支持を僅かにリードし始めました。その後も双方拮抗している状態でしたが、一方で多くのブックメーカーは「残留がほぼ確実」と予想していました。あるブックメーカーでは、投票数日前の段階で、残留に1.25倍、離脱に4.00倍のオッズを提供していました。しかしブックメーカーの予想に反し、離脱派51.9%、残留派48.1%で、離脱という結果になりました。

この投票に関するブックメーカーの予想は、2014年に行われたスコットランド独立の投票に基づくものでした。スコットランド独立に関する投票では、一旦は独立が優勢となったものの、結果は残留となりました。専門家は、「どちらに投票をするか決めかねている有権者は、最終的に現状維持を選ぶ」という傾向を認めています。

世論調査は、調査した時点での有権者の意思です。一方でブックメーカーは、投票日当日の有権者の動きを予想しています。それぞれに基準のタイミングが違うことからも、世論調査とオッズには大きなズレが生じる可能性があるのです。選挙などにブックメーカーで賭ける際には、「必ずしも有権者全員が、世論調査通りの支持を保つわけでないこと」や、「中には決めかねている有権者も一定数いること」も加味すると良いかもしれません。

ブックメーカーで選挙に賭けるためのステップ

では、これから行われる各国の選挙にブックメーカーで賭けてみたい方へ、賭け方の手順をご紹介します。ブックメーカーでの賭けは、簡単な3ステップで完了します。2024年アメリカ大統領選挙をはじめとした国政選挙や、ほかにも競馬、ボクシングなど、様々なイベントへの賭けをブックメーカーで試してみたい方は、ぜひ以下の詳細をご覧ください。

1.登録

ブックメーカーで選挙に賭けるには、まず、ブックメーカーへのアカウント登録が必要です。政府発行のライセンスの有無、運営情報、入金・出金に関する口コミなどから、安心して賭けられるブックメーカーを見つけましょう。ブックメーカーで選挙に関するプロモーションオファーがあると、お得に賭けられておすすめです。

一般的なブックメーカーのアカウント登録の手順は、次の通りです。

1. ブックメーカーのトップページにある「サインアップ」や「登録」のボタンを選択します。

2. 氏名、メールアドレス、生年月日、電話番号などの基本的な個人情報を入力します。

3. ユーザー名とパスワードを設定します。これらの情報はログイン時に必要な情報となるため、メモしておくことがおすすめです。また、不正ログイン防止のため、安全なパスワードを設定しましょう。

4. アカウント作成後、セキュリティ対策の一環として身分証明書（パスポートや運転免許証など）の提出を求めるブックメーカーもあります。

5. 登録したメールアドレスに確認メールが届きます。メールに記載されている認証用リンクにアクセスし、アカウントが認証されれば、登録完了です。

2.入金方法・出金方法選択

次に、ブックメーカーで使う入金方法・出金方法を選択しましょう。一般的に、入金と出金は同じ方法で行うよう設定されています。

ブックメーカーでは、仮想通貨、銀行送金、Eウォレット、クレジットカードなど、多くの入金・出金方法が用意されています。ブックメーカーごとに、取り扱っている決済方法、仮想通貨の銘柄、対応している銀行、Eウォレットの種類、クレジットカードの銘柄、手数料の有無などは様々です。ブックメーカーがご自身の希望の入出金方法に対応しているか、あらかじめ確認しておきましょう。

ブックメーカーの入出金方法には、それぞれ特長があります。セキュリティ、使いやすさ、匿名性、送金のスピードなど、優先したい条件に応じた入出金方法を選択しましょう。

3.ベット

入金が完了してアカウントに金額が反映されれば、いよいよ次はベットです。ブックメーカーでは、次の手順で選挙に賭けます。

1. ブックメーカーのメニューにある「政治」「選挙」「スペシャル」などのカテゴリーから、選挙のオッズページへアクセスします。
   
2. 各候補者のオッズを確認します。選挙のオッズは、状況によって大きく変動する場合があります。ニュースのチェックは勿論のこと、各候補者のオッズの変動にも注目し、賭ける対象を決めましょう。
   
3. 当選すると思う候補者が決まれば、その候補者をオッズリストから選びます。次に、軍資金のバランスを考え、賭け額を決定、入力します。最後に、ベット内容を確認し、確定ボタンを押しましょう。

これでブックメーカーでの選挙ベットは完了です。ベットした候補者が当選すれば、賭けた金額に応じた払い戻しが得られます。出金の際は、出金条件を満たしていることを確認しましょう。

ブックメーカーの選挙にベットする際のポイント

ブックメーカーで選挙にベットする際、次のようなポイントを押さえると、より精度の高い賭けを行うことができます。

1. 政治関連のニュースをチェックする
2. 世論調査を調べる
3. ベットのオプションが多彩なブックメーカーを選ぶ

以下で、それぞれの詳細を見てみましょう。

政治関連のニュースをチェックする

選挙のベットにおいて、各候補者の発言やスキャンダルなどは常に、流れを変えるきっかけとなり得ます。そのため、政治関連の最新ニュースをチェックし続けましょう。特に、候補者に関する最新ニュースに要注目です。

ブックメーカーでの選挙ベットの判断材料にニュースを用いる際、次の点に注意してチェックすることがおすすめです。

1. 信用できる情報源を選ぶ
2. 海外の選挙の場合、海外の新聞やテレビからも情報を得る
3. アメリカ大統領選挙の場合、各州の動きも見る

特にアメリカ大統領選挙は、各州の選挙人が鍵となります。州ごとの政治的な傾向なども併せて知っておくことで、予想を立てやすくなるでしょう。

世論調査を調べる

ブックメーカーで選挙にベットする際、ニュースと併せて世論調査にも注目してみることがおすすめです。

アメリカ大統領選挙や日本の衆議院総選挙などでは、民間人の支持が票に反映されます。そのため一般的に、支持率が高いほど勝つ傾向にあります。最新の各政党や候補者の支持率は、その時点での政党や候補者の勝利の見込みの高さとして、参考にできる情報です。

ただし、世論調査は常に更新されています。候補者の発言や事件など、様々な要因で世論は変化します。ブックメーカーで選挙に賭ける際、世論調査のみを頼りにすることはおすすめできません。世論調査は「調査が行われた時点での傾向」として参考にし、支持率の動向を分析することが望ましいでしょう。

ベットのオプションが多彩なブックメーカーを選ぶ

選挙に賭けるなら、勝つ可能性を上げられるよう、ベットオプションの豊富なブックメーカーを選択することもおすすめです。

ブックメーカーによっては、オッズの倍率をコントロールできる機能や、複数の選挙に同時に賭けられるマルチベット機能などが備わっています。これらのベットオプションを活用することで、ご自身の希望の倍率へとオッズを引き上げられ、予想が当たればより多くの利益を得られます。

また、上記のような機能だけでなく、選挙に特化したプロモーションを提供しているブックメーカーにも注目しましょう。賞金倍増や、予想が外れた際のキャッシュバックなどのプロモーションオファーは、リスクや資金のコントロールに役立ちます。利用規約を読み、無理なく使えると判断した際には、ぜひプロモーションも活用しましょう。

ブックメーカーで選挙にベットする際のリスク要因

ブックメーカーの選挙は、他のスポーツベットのルールと異なり、正しいオッズを付けづらいというリスクがあります。このリスクは、次のような要因に基づいています。

1. データの不足
2. 浮動票
3. スキャンダル

それぞれの詳細を、順に見てみましょう。

データの不足

通常、ブックメーカーのスポーツベットでは、スポーツに精通した分析チームが過去のデータを緻密に分析し、予想をオッズに反映させています。しかし政治ベットにおいて、スポーツベットと同じような分析を行うことは極めて困難です。それは、開票より前に正しいオッズを出せるほどのデータが無いためです。

選挙は概して、開票してみなければ実際の得票の傾向は分かりません。実際、ブックメーカーの選挙に関するオッズが実際の状況と一致するのは、開票が始まってからであることが多いです。

いざ開票してはじめて現実的な傾向が分かる、ブックメーカーの選挙。結果を十分に予想しうるデータが無いという点は、選挙に賭ける際のリスク要因として気を付けておきましょう。オッズだけを見て賭ける候補者を選ぶのではなく、ご自身でデータを集め、納得し得る分析を行うことが重要です。

浮動票

次に、ブックメーカーの選挙賭けでは、浮動票の存在にも注意しましょう。

浮動票が最後にどの選択肢に投票するかは、統計学者にも計算できない要素と言われています。そのため、世論調査を見る際、明確な立場を示していない層も確認しましょう。特に、世論調査で支持率が拮抗している選挙では、浮動票の実際の動きが選挙結果に大きく関わります。

浮動票が多ければ多いほど、その選挙のオッズは大きく揺れるでしょう。不安定なオッズは、見方によっては、タイミング次第でビッグチャンスとなります。世論調査をチェックする際は、浮動票がどの程度あるか、忘れず分析してみましょう。

スキャンダル

スポーツベットのオッズが大きく揺れる要因となるのは、選手の怪我や馬の故障などが一般的です。一方、選挙ベットにおいては、各候補者のスキャンダルがブックメーカーのオッズに大きな変化をもたらします。これまでのオッズが逆転するケースもあるでしょう。

スキャンダルが起こると、浮動票の動きはさらに複雑になる可能性があります。スキャンダルの詳細を知ること、その後の世論調査の変化を調べること、そして浮動票がどのように動くかを考えることが、ブックメーカーでの選挙賭けに欠かせません。

選挙にベットするならこんなブックメーカーがおすすめ

インターネット上に存在するブックメーカーは年々増え、どのブックメーカーを選べば良いのかお困りの方も多いのではないでしょうか？

「実際に選挙にベットしてみたいけれども、利用するブックメーカーが決められない」という方は、次の4点をクリアしているブックメーカーを選んでみましょう。

1. ライセンスを取得している
2. セキュリティがしっかりしている
3. プレイヤーからの評価が高い
4. 取り扱っているスポーツの種類が多い

それぞれの詳細を、以下で解説します。

ライセンスを取得している

安全なブックメーカーを選ぶ上でまず欠かせないのが、ライセンスです。優良なブックメーカーは、政府機関の審査をクリアし発行されたゲーミングライセンスのロゴを、公式サイトに表示する義務があります。気になるブックメーカーが見つかれば、まずはサイト下部にゲーミングライセンスのロゴがあるか、確認しましょう。

ブックメーカーが取得する主要なライセンスには、次のような種類があります。

• UK Gambling Commission（イギリス）
• Gibraltar Regulatory Authority（イギリス領ジブラルタル）
• Malta Gaming Authority（マルタ共和国）
• Curacao eGaming（オランダ領キュラソー）

それぞれ審査基準などは異なりますが、透明性のあるブックメーカーを見極める1つの目安として知っておくと便利です。

セキュリティがしっかりしている

ブックメーカーで選挙に賭ける場合、金銭の取引、個人情報の入力、本人確認書類の提出などが必要となります。そのため、不正アクセスや情報漏洩などへの対策をしっかりと行っているブックメーカーを選ぶことも重要です。

セキュリティがしっかりしているブックメーカーの例として、次のような対策をとっていることが挙げられます。

• SSL暗号化：データの送受信を保護する
• 二要素認証：パスワード＋αの認証で不正アクセスを防止する

このほか、入出金方法に仮想通貨の取り扱いがあると、決済での匿名性・セキュリティ・利便性が確保されます。目星をつけたブックメーカーがどのようなセキュリティ対策を行っているか、公式サイトの案内や口コミなどを参考にしてみましょう。

プレイヤーからの評価が高い

選挙ベットに使うブックメーカーは、プレイヤーからの評価が高いほど好ましい環境といえます。

レビューサイトやSNSの口コミなどで、次の点に関する評価を見てみましょう。

• カスタマーサポートの品質
• オッズの競争力
• 払い戻しに掛かる時間
• 入出金の速度
• ボーナスやプロモーションの品質
• 利用規約の透明性
• その他、運営との間のトラブルの有無

このほかにも、気になる部分に関する評価を調べ、安心してベットできるブックメーカーであるかどうかを吟味することがおすすめです。

取り扱っているスポーツの種類が多い

選挙のオッズが無い期間もブックメーカーを楽しみたい方には、取り扱いスポーツの種類が多いブックメーカーがおすすめです。取り扱っているスポーツの種類が多いほど、常にブックメーカーで賭ける機会が得られるためです。

多くの優良ブックメーカーでは、日本で人気の高い野球やボクシングをはじめ、サッカー、テニス、F1、そして競馬やeスポーツなど、幅広いスポーツのオッズを常時提供しています。国内と海外の両方の試合に対応していれば、さらにスポーツベットの機会は増えます。関心のあるスポーツを取り扱っているか、ぜひブックメーカーのメニューからチェックしてみましょう。

Stake（ステークカジノ）は選挙にベットするブックメーカーとして高評価！

ステークカジノは、2017年オーストラリア発の、オンラインカジノ・ブックメーカーサイトです。ライセンス取得は勿論のこと、最新のセキュリティ対策で、安心してベットできる環境をご提供しています。選挙をはじめ、スポーツベットでの取り扱い競技は35種類以上。オンラインカジノも、3,000種類以上という充実のゲーム数です。20種類以上の仮想通貨での決済や、日本語での24時間体制のカスタマーサポートなど、利便性やサービスの品質においても、多くのプレイヤーからご好評をいただいています。

選挙ベットでどのブックメーカーを利用しようかと迷っていらっしゃる方に、ぜひおすすめのステークカジノ。より詳しいステークカジノの魅力を、以下でご紹介します。

安心のキュラソーライセンス保持

ステークカジノは、運営の合法性と信頼性を保証するオランダキュラソーライセンスを取得しています。厳格な審査を通過した運営者にのみ付与されるキュラソーライセンスは、公正で安全なプレイ環境とプレイヤーの保護や資金の安全性を維持している証です。

豊富な取り扱いスポーツ数

ステークカジノは35種類以上のスポーツに対応しております。日本のギャンブルで人気の高い競馬から、野球やサッカーなどの人気スポーツ、そしてeスポーツや選挙まで、多彩なジャンルのベットが可能です。マイナーなスポーツがお好きな方も、スポーツ以外に関心の高い方も、ステークカジノならお気に入りのオッズが見つけられるでしょう。

ボーナスを利用してお得にベット可能

ステークカジノは常時、多彩なボーナスやプロモーションをご用意しております。例えば2024年アメリカ大統領選挙に関して、ステークカジノでは以下のプロモーションをご提供中です。

出典：ステークカジノ

また、ステークカジノでは毎日、賭けるだけで自動的に参加できる「10万ドル山分けレース」をはじめとした定期的なプロモーションや、利用するほどお得になるVIPプログラムもご提供しています。

ぜひ、最新のプロモーション内容をチェックし、ステークカジノでお得に賭けましょう。

ブックメーカーで取り扱っている選挙に関するよくある質問

ここでは、ブックメーカーでの選挙ベットに関するよくある質問とその回答を、4つご紹介します。同じ疑問をお持ちでないか、ぜひご覧ください。

Q.選挙のオッズは信頼できる？

ブックメーカーが提供する選挙のオッズは、外れる可能性も十分考慮しておくことがおすすめです。

世論調査は、「その時点の有権者の意思である」「確実にその選択肢に投票するとは限らない」「浮動票がある」という特徴を伴います。これらの特徴により、ブックメーカーのオッズも不確実になり得るのです。

さらに、対象となる民間人の範囲が世論調査とブックメーカーで異なることも、選挙のオッズが不確実である理由の1つでしょう。世論調査は、その選挙に関わる有権者がサンプルとなります。一方ブックメーカーは、世界中の誰もがその選挙に賭けることができます。このことからお分かりの通り、世論調査の対象になる範囲と、ブックメーカーで賭けるベッターの範囲には、大きな差があるのです。そのため、世論調査とブックメーカーの選挙オッズの一致は、ますます困難となります。

ブックメーカーは一般的に、選挙当日の有権者の動きを可能な限り予測してオッズを提供しています。しかしブックメーカーが賭けである以上、オッズが外れる可能性も考え、リスク管理を行いながら選挙ベットを楽しむことがおすすめです。

Q.選挙のオッズはどうやって決まる？

選挙のオッズは、世論調査、過去の選挙結果、候補者のプロフィールや支持基盤、賭け市場の需要と供給、政治的・経済的出来事などを基にして決定されます。

ブックメーカーは、賭け金の流れに応じてオッズを調整し、リスクを最小限に抑えます。また、アルゴリズムや専門家の分析も併せて活用し、客観的なデータに基づいたオッズ設定を行っています。ブックメーカーはこれらの分析や調整を経て、バランスの取れた選挙オッズを提供しているのです。

Q.日本の選挙がブックメーカーで取り扱われることはある？

あります。

2021年の衆議院総選挙をはじめ、日本の国政選挙は海外のブックメーカーでの取り扱いの事例があります。

アメリカ大統領選挙やイギリス総選挙などと比較し、日本の国政選挙は世界的にはマイナーなオッズに含まれるでしょう。ブックメーカーの注目度が低いマイナーなオッズには、流動性の低さなどのデメリットがあります。しかし、日本の選挙がブックメーカーで取り扱われた場合、その選挙の情報を多く収集できる日本人のベッターにとっては、一種のチャンスです。揺れ幅の少ない選挙オッズや、ブックメーカーが誤って付けた高オッズなど、狙い目となるオッズが隠れていないか、チェックしてみましょう。

Q.日本の政治家の当落が賭けの対象になることはある？

日本の政治家1人ひとりの当落は、海外ブックメーカーにおいては非常に小規模な市場となるため、扱われない可能性が高いです。

一方で、過去には、衆議院総選挙の際に「最多議席数を獲得する政党」に関するオッズや、「選挙後に首相となる議員」に賭けるオッズが提供された例があります。ブックメーカーで日本の政治に関するオッズが提供された場合は、ぜひ最新の政治ニュースや世論調査を参考にして、ベットしてみましょう。

選挙に賭けるうえで知っておきたい各国の選挙制度

ブックメーカーで選挙に賭ける際、その国の選挙制度を理解した上で情報を分析することが重要です。

以下では、日本、アメリカ、イギリスの選挙制度の概要をご紹介します。今話題の2024年アメリカ大統領選挙や、今後の日本やイギリスの選挙ベットに備え、ぜひご参照ください。

日本

日本の国政選挙には、衆議院議員総選挙と参議院議員通常選挙の2種類があります。今回は、衆議院議員総選挙に絞り、概要をご紹介します。

衆議院議員総選挙は、衆議院議員を選出するための選挙です。衆議院は任期4年ですが、解散が行われた場合、任期途中でも総選挙が実施されます。選挙は、小選挙区制と比例代表制の2つの方式で、投票日は同日です。

• 小選挙区制：全国289の小選挙区ごとに1名の議員を選出。得票数が最も多い候補者が当選します。

• 比例代表制：11のブロックごとに比例代表のリストに基づき、政党に投票。得票率に応じて各党に議席が配分されます。比例代表では176名の議員が選出されます。

以上の方法で、計465名の衆議院議員が選ばれます。

アメリカ

ブックメーカーでも一大イベントとして盛り上がりを見せている、アメリカ大統領選挙の仕組みをご紹介します。

アメリカ大統領選挙は4年に1度行われ、大まかには、予備選挙→党大会→一般選挙→選挙人団投票の4ステップで進行します。

まず、出馬表明をした候補者の中から党候補者を決定するため、代議員の間接選挙が行われます。この選挙で決定した各政党の候補者は、予備選挙と党員集会を通じて選出され、夏の党大会で指名候補者が正式に決定します。

その後、秋の一般選挙にて、各州を代表する選挙人が選ばれます。一般選挙は間接選挙であり、実際に大統領を選ぶのは、一般選挙で当選した「選挙人団」です。選挙人の数は、全米で合わせて538人です。そのうちの過半数である270票を獲得した候補者が、次期大統領に選出されます。

イギリス

2024年7月に実施され、ブックメーカーでも話題となったイギリス総選挙。その仕組みは、次のようになっています。

イギリスの総選挙は、下院（庶民院）の議員を選出する選挙であり、最大5年ごとの実施です。小選挙区制を採用しており、650の選挙区から1名ずつ議員が選ばれます。各選挙区で最多得票を得た候補者が当選する「単純小選挙区制」が採用され、政党は全国各地で候補者を擁立します。

過半数の326議席を獲得した政党が政権を形成しますが、過半数を獲得できない場合は連立政権となります。最後に、選挙結果に基づき、下院の第一党の党首が国王から首相に任命されます。

政治ベットの話題の中心はアメリカ大統領選挙！

2024年下半期、政治ベットで最も盛り上がる市場は、アメリカ大統領選挙でしょう。ここでは、今後ブックメーカーでの選挙ベットに役立つポイントをご紹介します。

2024年アメリカ大統領選挙の今後の動向で、予想の参考となるポイントは、次の通りです。

1. トランプ氏暗殺未遂事件後の支持率
2. ウィスコンシン州の支持率
3. 6つの激戦州の今後

9月15日に起こったトランプ氏暗殺未遂事件から5日後の9月20日現在、アメリカ全国の支持率は「ハリス氏48%」「トランプ氏46%」と、僅差を保ち続けています。今後も、両候補者に関する最新ニュースと、それらが国民に与える影響に要注目です。

アメリカ大統領選挙の要となる州の1つ、アイオワ州。9月18日のセルザー・アンド・カンパニーによる世論調査は、アイオワに隣接するウィスコンシン州での支持率が「ハリス氏52%」「トランプ氏48%」という結果となりました。ウィスコンシン州の獲得は選挙のゆくえに直結するものではありませんが、地理的に、そして過去の選挙の動向からも、重点的に分析すべき州の1つといえます。

そして最後に注目すべきは、アメリカ大統領選挙の激戦州といわれている、アリゾナ・ジョージア・ミシガン・ネバダ・ノースカロライナ・ペンシルベニアの6つの州の今後の推移です。11月の一般投票にて、ハリス氏が前述のウィスコンシン州に加え、6つの州のうち最低2か所以上を制することができれば、ハリス氏の勝利はより確実となります。

今後も、各候補者に関するニュースは勿論のこと、選挙に大きな影響を与える州の支持率をチェックしつつ、浮動票の存在にも注意し、ブックメーカーでのベットの精度を上げましょう。

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