UFC参戦の日本人選手一覧！タイトルマッチや記録もご紹介

世界最高峰の総合格闘技団体UFCには、これまで多くの日本人ファイターたちが挑戦してきました。1994年に市原海樹選手が日本人として初めてUFCの舞台に立って以来、数々の実力者が世界の強豪たちと激闘を繰り広げてきました。本記事では、近年UFCに参戦した日本人選手たちのタイトルマッチや功績を詳しくご紹介します。

【この記事からわかること】

• UFCに契約した日本人選手
• UFCタイトルマッチ経験者
• 今後の注目試合
• UFCにおける日本人選手のさまざまな記録
• おすすめのブックメーカー

【2024年12月】UFC契約の日本人選手一覧

UFCと契約を結ぶ日本人選手は、着実に増加傾向にあり、今後さらなる活躍が期待されています。ここでは、2024年12月時点でUFCと契約している日本人選手をご紹介します。

木下憂朔

木下選手は、「令和のワンダーボーイ」「浪速のワンダーボーイ」などの異名を持つウェルター級の総合格闘家です。6歳〜16歳まで空手を学び、15歳で総合格闘技の道に進みました。2020年にプロ格闘家としてデビューしています。

プロフィール

直近の戦績

＜2023年8月26日　対ビリー・ゴフ＞

1Rでビリー・ゴフに右ボディストレートでダウンを奪われ、パウンドによって1ラウンドTKO負けしました。

＜2023年2月4日　対アダム・フューギット＞

UFCデビュー戦は、1Rで左ストレートでダウン後、グラウンドでの肘打ちによりTKO負けしました。

ファイトスタイル

木下選手は正道会館空手をベースに、広い制空権からの左ストレートや左ミドルキックを駆使する攻撃的なストライカーです。素早いシフティングからの連撃を得意とし、カウンターパンチャーとしての一面も持っています。

中村倫也

中村選手は、2024年現在、10戦全勝と無敗記録を維持しているバンタム級の総合格闘家です。レスリングで2017年にU-23世界選手権で世界王者となりましたが、怪我でオリンピックの夢を断念し、2023年2月にUFCと契約を締結しました。

プロフィール

直近の戦績

＜2024年2月17日　対カルロス・ヴェラ＞

中村選手は終始プレッシャーをかけてパウンド攻撃を展開し、3-0の判定で勝利しました。

＜2023年8月26日　対ファーニー・ガルシア＞

レスリングの強みを活かした寝技戦で優位に試合を進め、UFCデビュー戦で3-0の判定勝利を収めました。

ファイトスタイル

中村選手は世界チャンピオンの経歴を持つレスリング選手がベースで、高度なテイクダウンとグラウンドコントロールが特徴です。MMA転向後は打撃技術も磨き、総合力の高いオールラウンダーとして進化し続けています。

風間敏臣

風間敏臣は高校3年生まで柔道を続け、柔術に転向後、20歳でMMAに転向しました。2020年にプロデビューを果たしています。

プロフィール

直近の戦績

＜2024年8月10日　対ハラランボス・グリゴリオウ＞

風間選手は2ラウンド目で三角絞めを極めて勝利を収めました。

＜2023年8月26日　対ギャレット・アームフィールド＞

風間選手のUFCデビュー戦では、1Rでギャレット選手によるパンチでTKO負けとなりました。

ファイトスタイル

風間選手は柔道と柔術をベースとした寝技を得意とする日本人格闘家です。4バックからの絞め技や関節技を得意とし、特にハンマーロックと多様な足関節技を武器としています。強靭な体幹と高い技術を活かした粘り強い試合運びが特徴的です。

平良達郎

平良選手は、アマチュア時代に全勝の戦績を残し、2018年のプロデビューから国内の強豪選手を次々と撃破しています。2021年には修斗フライ級世界王者となり、2022年2月にはUFCと契約し、22歳の若さでUFCデビューを果たしています。

プロフィール

直近の戦績

＜2024年10月12日　対ブランドン・ロイバル＞

5Rにわたる激しい攻防となりましたが、平良選手は2-1で判定負けしました。

＜2024年6月15日　対アレックス・ペレス＞

2Rで平良選手がバックマウントを奪取し、TKO勝ちしました。

ファイトスタイル

平良選手は左ジャブとカーフキックを主軸とし、優れた反応速度で相手の攻撃をカウンターでテイクダウンにつなげます。グラウンドではスクランブルから絞め技で一本を狙う、スタンドと寝技を巧みに組み合わせた日本人格闘家です。

朝倉海

2017年にRIZINでデビューした朝倉選手は、2023年大晦日にRIZINバンタム級王座を奪還後、2024年6月にRIZINのベルトを返上してUFC参戦を表明しました。

プロフィール

直近の戦績

＜2024年12月7日 対アレッシャンドリ・パントージャ＞

2R、アレッシャンドリ選手のリアネイキドチョークにより1本負けしました。朝倉選手のUFCデビュー戦かつUFC世界フライ級タイトルマッチでしたが、王座獲得とはなりませんでした。

ファイトスタイル

朝倉選手は打撃特化型のパワーファイターで、強力な右ストレートが特徴的です。元世界チャンピオンの内山高志氏に師事し打撃技術が向上、左キックなども含めた多彩な技で上下の打ち分けを得意とします。

鶴屋怜

鶴屋選手は2021年、高校3年生でDEEPにてプロデビューします。2022年にPANCRASEフライ級王者となり、2023年にはRoad to UFC Season 2トーナメントで優勝してUFC契約を獲得しました。22歳で10戦無敗の若き日本人ファイターとして注目を集めています。

プロフィール

直近の戦績

＜2024年6月29日　対カルロス・ヘルナンデス＞

鶴屋選手はUFC303でのナンバーシリーズデビュー戦で、カルロス選手に3-0の判定勝利を収めました。

＜2024年2月3日　対ジー・ニウシュイエ＞

鶴屋選手は1RでTKO勝利を収め9戦全勝を維持し、UFCとの契約を獲得しました。

ファイトスタイル

鶴屋選手は幼少期からのレスリング経験を活かしたグラウンドスタイルが特徴です。常に前に出るアグレッシブさがあり、打撃はテイクダウンへの入り口として巧みに活用しています。サブミッションの精度も高く、フィニッシュ力にも定評があります。

魅津希

「天才少女」の異名を持つ魅津選手は、小学4年生から空手を始め、打撃技術に優れた総合格闘技とキックボクシングの選手として活躍しました。Invicta FCなど主要な女子MMA団体で経験を積み、UFCデビューを飾っています。

プロフィール

直近の戦績

＜2023年9月23日　対ハンナ・ゴールディ＞

魅津選手は打撃で右ストレートや左フック、組み合いでの膝蹴りを効果的に使用し、3R終盤の連続パンチで優位に立ち、判定勝利を収めました。

＜2020年8月22日　対アマンダ・レモス＞

魅津選手は1R右ストレートでダウンし、その後も相手の打撃と防御に苦しみ、0-3の判定負けを喫しました。

ファイトスタイル

空手出身の魅津希選手は、打撃技術とサブミッションの両方に優れ、フェイントを活かした戦略的な試合運びと打撃・グラウンド両面で戦える総合力の高いファイトスタイルが特徴です。

過去にUFCへ参戦していた日本人選手一覧

UFCは世界最高峰の総合格闘技団体として知られ、多くの日本人選手が参戦してきました。ここでは、過去にUFCのオクタゴンに上がった日本人選手を階級別にご紹介します。

無差別級

無差別級は、体重制限のない過酷な階級として知られています。ここでは、無差別級で活躍した日本人選手をご紹介します。

市原海樹

1968年生まれの市原選手は、日本人初のUFC挑戦者として知られています。1994年、UFCでホイス・グレイシーと対戦し、片羽絞めで一本負けで試合を終えました。日本人空手家として活躍し、同年の北斗旗無差別級準優勝を最後に引退しています。

北尾光司

第60代横綱の北尾光司は引退後、総合格闘家として活動。1996年5月のUFC 9でマーク・ホールと対戦し、1R40秒で反則の顔面パンチによる出血でTKO負けを喫しました。2019年2月、55歳で逝去しています。

ライト級

ここでは、体重制限が70.3kgまでのライト級で活躍した日本人選手をご紹介します。

五味隆典

日本人格闘家として活躍したPRIDEライト級王者の五味選手は、2010年〜2017年までUFCで13試合に出場し、最終的な戦績は4勝9敗でした。初戦は敗れたものの2戦目でKO勝利し、その後のネイト・ディアス戦での一本負けなど、印象的な試合を残しています。

高橋義生

元パンクラス王者の高橋選手は1997年に開催されたUFC 12でヴァリッジ・イズマイウに判定勝ちし、日本人初のUFC勝利と黒帯グレイシー柔術家撃破の快挙を達成しています。

宇野薫

元修斗世界ライト級王者の宇野選手は、2001年〜2010年までUFCで8試合に出場し、通算成績は1勝5敗2分けでした。初戦のパルヴァー戦では王座獲得に届かず、2003年のBJ・ペン戦では王座決定戦をドローに持ち込むなど印象的な試合を展開しています。

須藤元気

元パンクラス王者の須藤選手は、1999年7月にUFCライト級王座に挑戦しましたが敗退しています。その後はK-1やHERO'Sなど他の団体で活躍し、2006年に現役を引退しました。

廣田瑞人

元DEEP、SRC、CAGE FORCEライト級王者の日本人ファイター、廣田選手は、2013年〜2017年までUFCで4試合に出場し、通算成績は1勝3敗でした。初戦のハニ・ヤヒーラ戦では判定負けしていますが、2016年12月のコール・ミラー戦で唯一の勝利を収めています。

徳留一樹

元パンクラス・ライト級王者の徳留選手は、2013年〜2014年までUFCで3試合に出場し、通算成績は1勝2敗でした。初戦でクリスチャーノ選手に判定勝利し、ナム・ウィチョル戦ではファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞しています。

粕谷優介

日本人格闘家として活躍した元パンクラス・ライト級王者の粕谷選手は、2015年〜2016年までUFCで2試合に出場し、通算成績は0勝2敗でした。初戦のクリス・ウェイド戦で判定負けし、2016年11月のジョン・タック戦も敗れ、UFCでの挑戦を終えています。

大石幸史

日本人レスラー出身の大石選手は、ONE FC世界フェザー級王者やパンクラスでの活躍で知られています。2000年と2005年の2度UFCに挑戦していますが、通算成績0勝2敗でUFCでの挑戦を終えました。

小谷直之

日本人ファイターとして活躍した元ZSTライト級王者の小谷選手は、2007年〜2014年までUFCで3試合に出場しましたが、いずれも勝利には届かず、通算成績0勝3敗でUFCでの挑戦を終えました。

三島☆ド根性ノ助

日本人の総合格闘家として知られる元DEEPフェザー級王者の三島☆ド根性ノ助選手は、2006年〜2007年にかけてUFCで2試合に出場しましたが、通算成績0勝2敗でUFCでの挑戦を終えました。

ヘビー級

ここでは、体重制限が120.2kgまでのヘビー級で活躍した日本人選手をご紹介します。

桜庭和志

日本格闘技界の重鎮として知られる桜庭選手は、1997年12月のUFCJapanヘビー級トーナメントで優勝を飾り、2017年には日本人として初めてUFC殿堂入りを果たしました。

高阪剛

高阪選手は、1997年にUFCへ参戦し、格闘技界随一の理論派として世界で活躍した日本人格闘家です。その後は指導者に転身し、2005年に東京・赤坂にALLIANCE道場を設立しました。現在も若手選手の指導を行っています。

本間聡

本間選手は、日本人として1997年12月のUFC Japanでデイヴ選手に敗れ、続く1998年10月のUFC Brazilでもユージ選手に敗北しました。通算成績は0勝2敗ながら、UFCに挑戦した先駆者として、その後の日本人格闘技界に道を開きました。

ウェルター級

ここでは、体重制限が77.1kgまでのウェルター級で活躍した日本人選手をご紹介します。

高瀬大樹

「寝技アーティスト」の異名を持つ高瀬選手は、UFCでの成績は0勝2敗でしたが、後にUFCで絶対王者となるアンデウソン選手から三角絞めで勝利するなど印象的な実績も残しています。

山本喧一

元総合格闘家・プロレスラーの山本選手は、1999年UFC 23でUFC-Jミドル級トーナメントを制覇しましたが、2000年UFC 29では世界ライト級王座に挑戦するも敗れました。UFC通算成績2勝1敗を残し、現在はパワーオブドリームを主宰しています。

桜井”マッハ”速人

桜井選手は、「野生のカリスマ」の異名で知られ、修斗四天王の一人として活躍した日本人総合格闘家です。2002年にUFC世界ライト級王座では敗れましたが、第4代修斗世界ミドル級王者やADCC1999無差別級準優勝など数々の実績を残しています。

弘中邦佳

弘中選手は、柔道とブラジリアン柔術の黒帯を持つ日本人格闘家です。UFCでは4試合に出場し、ジョン・フィッチ戦での判定負け、フォレスト・ペッツ戦での判定勝利など、通算成績1勝3敗を残しました。

長南亮

長南選手は、「殺戮ピラニア」の異名を持つ日本人ファイターで、元DEEPウェルター級王者およびミドル級王者として活躍しました。2007年11月のUFC78で判定負けとなったカロ・パリジャン戦が唯一のUFC参戦となっています。

郷野聡寛

郷野選手は、「難攻不落のビッグマウス」の異名を持つ日本人格闘家です。2007年〜2008年にかけてUFCで2試合戦い、通算成績1勝1敗となっています。

吉田善行

吉田善行選手は、2008年〜2010年にかけてUFCで活躍した日本人格闘家です。2006年以降のUFCで複数勝利を挙げた2人目の日本人選手となりました。最終的な通算成績は2勝3敗で、2010年UFC113を最後にUFCを退団しています。

岡見勇信

岡見選手は、「サンダー」の異名で知られる日本人格闘家で、2006年UFC62でアラン戦で判定勝ちし、UFCデビューしました。以後、ミドル級ランキング3位まで上り詰め、アンデウソン選手の持つ世界ミドル級王座に挑戦しました。

ストラッサー起一

ストラッサー選手は、「UFC帰りの黒コブラ」の異名を持つ日本人格闘家です。UFCでは2014年に2勝（反則勝ちと一本勝ち）を挙げ、2017年にザック戦で1本負けし、通算2勝1敗の成績を残しています。

安西信昌

安西選手は、元ミドル級キング・オブ・パンクラシストで日本を代表する格闘家です。2014年でUFCデビューを果たし、最後の出場となった2018年6月のUFC Fight Nightまで、通算2勝2敗の成績を残しています。

佐藤天

佐藤選手は、「平成最後のサムライファイター」の異名を持つ日本人格闘家です。9勝がTKO/KO勝利という強打を武器に、パンクラスで14勝2敗の戦績を残しました。2019年にUFCウェルター級にデビューを果たし、新たな挑戦をスタートさせています。

阿部大治

阿部選手は、「越後のRSCL」の異名を持つ日本人格闘家で、元DEEPウェルター級王者です。2016年9月のUFCジャパンでイム・ヒョンギュと対戦してUFCデビューを果たし、その後はONE Championship、RIZIN、DEEPなど様々な団体で活躍を続けています。

秋山成勲

秋山選手は、柔道家からMMAに転向した韓国系日本人格闘家で、元HERO'Sライトヘビー級王者です。2009年7月にUFCデビューを果たし、初戦でファイト・オブ・ザ・ナイトを獲得。通算1勝3敗の成績を残してUFCでの挑戦を終えています。

佐藤豪則

佐藤選手は、「SAKUイズムの継承者」の異名を持つ日本人格闘家で、元ウェルター級キング・オブ・パンクラシストです。2014年のUFCに2度挑戦しましたが、いずれも1RKOで敗れ、通算0勝2敗でUFCでの挑戦を終えています。

中村K太郎

中村選手は、「裸絞め十段」の異名を持つ日本人格闘家で、元DEEPウェルター級王者です。2015年UFC Fight Nightではリー選手からリアネイキドチョークで勝利し、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞しています。

ミドル級

ここでは、体重制限が83.9kgまでのミドル級で活躍した日本人選手をご紹介します。

藤井克久

藤井選手は元総合格闘家・実業家でUFCには2度参戦しています。PRIDE、パンクラス、DEEPなど様々な団体で活躍し、総合格闘技戦績は27試合9勝17敗1分けとなっています。現在は六本木のナイトクラブ「V2 TOKYO」のオーナー代表取締役を務めています。

KEI山宮

KEI選手は「GRABAKAの猛犬」の異名を持つ、初代ライトヘビー級キング・オブ・パンクラシストです。UFCには1999年11月14日のUFC Japanで1度参戦し、ユージーン戦でKO負けしました。

矢野倍達

矢野選手はUFCには1度参戦し、1999年11月19日のUFC-Jにて高田選手による肩固めで敗れました。矢野選手は「日本一強いサラリーマン」を目指し、会社員をしながら格闘技を続けました。

安生洋二

安生選手は、「Mr.200%」の異名を持つ日本人格闘家で、2000年にUFCに2度挑戦しました。UFC25でムリーロ選手に1Rで肩固めによる一本負け、UFC 29でマット選手に1RでTKO負けを喫し、通算0勝2敗でUFCでの挑戦を終えています。

菊田早苗

菊田選手は、「寝技世界一」の異名を持つ日本人格闘家で、元ライトヘビー級キング・オブ・パンクラシストです。ADCC 2001 88kg未満級で優勝し、日本人初の寝技世界一決定戦制覇という快挙を成し遂げ、通算戦績31勝9敗3分1無効を残しています。

佐々木有生

佐々木選手は、「GRABAKAの求道者」の異名を持つ日本人格闘家です。ムエタイと空道をバックボーンに持ち、修斗やパンクラスなど様々な団体で活躍しました。2006年8月のUFC Fight Night 6でディーン選手と対戦し、判定で敗れています。

福田力

福田選手は、「GRABAKAのパワーホール」の異名を持つ日本人格闘家で、元ROAD FCおよびDEEPミドル級王者です。2011年〜2012年にかけてUFCで3試合を戦い、物議を醸したニック戦での判定負け、スティーブ戦での勝利を含む通算1勝2敗を記録しています。

ミノワマン

ミノワマン選手は、「本能のリアルプロレスラー」の異名を持つ日本人格闘家で、独特な試合スタイルで知られています。UFCへの正式参戦はありませんが、PRIDEやDREAMなど多くの団体で活躍し、2009年にはDynamite!!のスーパーハルクトーナメントで優勝を果たしました。

ライトヘビー級

ここでは、体重制限が93kgまでのライトヘビー級で活躍した日本人選手をご紹介します。

近藤有己

「不動心」の異名を持つ日本人格闘家の近藤選手は、元パンクラス三階級王者として知られています。2000年9月のUFC 29ではティト・オーティズとのミドル級タイトルマッチで一本負けを喫し、通算戦績66勝40敗9分けを残しています。

中村和裕

中村選手は、元DEEPミドル級王者で柔道三段の資格を持つ日本人格闘家です。2007年9月のUFCデビュー戦で小見川選手から判定勝利を収め、2008年5月の2戦目は判定負けとなり、通算1勝1敗の成績を残しています。現在は大学教員として活動中です。

フェザー級

ここでは、体重制限が65.8kgまでのフェザー級で活躍した日本人選手をご紹介します。

小見川道大

小見川選手は、柔道をバックボーンに持つ日本人格闘家で、2007年と2011年にUFCに挑戦しています。UFC Fight Night 6で近藤戦、UFC 126でチャド戦といずれも判定負けで通算0勝2敗を記録しています。現在はNEO JUDO ACADEMYの道場主として活動中です。

日沖発

日沖選手は、打撃・投げ・極め技を得意とするブラジリアン柔術黒帯で「修斗の子」の異名を持つ日本人格闘家です。2011年のUFCデビューから2連勝を飾りましたが、その後は苦戦を強いられ、通算成績4勝5敗でUFCでの挑戦を終えています。

光岡映二

光岡選手は、「金網の申し子」の異名を持つ日本人格闘家で、レスリングをバックボーンに持ちDEEPやCAGE FORCEで活躍しました。2012年のUFCでは五味隆典戦とニック・レンツ戦で連続TKO負けを喫し、通算0勝2敗を記録しています。

川尻達也

川尻選手は、元修斗世界ライト級王者で、日本人離れしたフィジカルとテイクダウン、パスガードを武器とする日本人格闘家です。2014年〜2016年までUFCで9試合戦い、グイダ戦ではファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞しました。

堀江圭功

堀江選手は、剛柔流空手、極真空手、ブラジリアン柔術をバックボーンに持つ日本人格闘家です。2019年7月のUFC240で緊急オファーを受けてハキーム選手と対戦。3RにTKO負けしましたが、その後もパンクラスやRIZINで活躍しています。

菊野克紀

菊野克紀選手は、「求道者」の異名を持つ日本人格闘家で、元DEEPライト級王者です。2014年〜2015年にかけてUFCで5試合を戦い、クイン戦での判定勝利、サム戦での一本勝ちを含む通算2勝3敗を記録しています。

バンタム級

ここでは、体重制限が61.2kgまでのバンタム級で活躍した日本人選手をご紹介します。

山本”KID”徳郁

山本"KID"選手は、「神の子」の異名で知られる日本格闘技界のレジェンドで、修斗やK-1、HERO'Sなど多くの団体で活躍しました。2018年に41歳で逝去するまで、軽量級のトップファイターとして多大な影響を残しています。

水垣偉弥

水垣選手は、「インテリジェント・スナイパー」の異名を持つ元CAGE FORCEバンタム級王者です。2011年〜2014年までUFCで13試合を戦い、バンタム級ランキング5位まで上り詰め、6勝2敗の好成績を残しました。

田村一聖

田村選手は、ブラジリアン柔術をバックボーンに持つ日本人バンタム級格闘家です。2012年〜2013年にかけてUFCで3試合を戦い、通算1勝2敗を記録しています。

漆谷康宏

漆谷選手は、レスリング出身の日本人格闘家で、第3代修斗世界バンタム級王者として知られています。2012年のUFCではジェシー戦とジョセフ戦で敗れ、通算0勝2敗を記録しています。

手塚基伸

手塚選手は日本の総合格闘家で、サウスポーのスタイルを持っています。手塚のUFC通算成績は1勝2敗で、その後も修斗やGRACHANなどの団体で活躍し、多くのタイトルを獲得しました。

松田干城

松田選手はアメリカのボストンを拠点に活動し、スポーツ科学を学ぶ異色の経歴を持つ日本人総合格闘家です。UFCには2014年と2015年に参戦し、0勝2敗の成績を残しました。現在も総合格闘技界で活躍を続けています。

石原夜叉坊

石原選手は、UFCでは2016年〜2019年にかけて8試合に出場し、3勝5敗の成績を収めました。KO勝利を2回挙げ、1度はパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトも受賞しています。

金原正徳

金原選手はブラジリアン柔術黒帯で、リバーサルジム立川ALPHAの代表を務める日本人の総合格闘家です。UFCでは2試合に出場し、1勝1敗の成績を残しています。その後もRIZINやDEEPで活躍し、日本の軽量級ファイターとして高い評価を得ています。

田中路教

田中選手は柔道黒帯で、元PXCバンタム級王者の日本人総合格闘家です。UFCでは2014年〜2016年にかけて4試合に出場し、2勝2敗の成績を残しました。その後もLFAなどで活躍しています。

清水俊一

清水選手は、バンタム級とスーパーフライ級で活躍した日本人の総合格闘家です。柔道をバックボーンに持ち、「ZSTの鉄人」「ミスターSWAT」の異名を持ちます。UFCでは2014年に1試合のみ出場し、一本負けしています。

フライ級

ここでは、体重制限が56.7kgまでのフライ級で活躍した日本人選手についてご紹介します。

漆谷康宏

漆谷選手は和術慧舟會RJWで格闘技人生をスタートし、TRIBE TOKYO M.M.AとURUSHI DOJOの代表を務めました。UFCでは2012年に2試合出場し、UFCの通算成績は0勝2敗です。

堀口恭司

堀口選手はフライ級とバンタム級で活躍する日本人の総合格闘家です。UFCでは2013年〜2016年にかけて8試合に出場し7勝1敗の記録を残しています。その後RIZINに移籍し、フライ級・バンタム級の王者に輝き「史上最強のMade In JAPAN」と称される実力者です。

井上直樹

井上選手は空手とブラジリアン柔術の経験を持つ日本人の総合格闘家です。キルクリフFC所属で、姉は総合格闘家の魅津選手です。UFCでは2017年〜2018年にかけて3試合に出場し、通算成績は1勝1敗1無効試合となっています。

佐々木憂流迦

佐々木選手はフェザー級で活躍し、「寝技王子」の異名を持つ総合格闘家です。UFCでは2014年〜2018年まで9試合に出場し、4勝5敗の成績を残しました。その後、RIZINに移籍し、2024年にはプロレスデビューも予定されています。

松田干城

松田選手は、野球からアメリカでの留学を経て総合格闘技の道を選んだ日本人格闘家です。2014年〜2015年にかけてUFCで2試合を戦いましたが、両戦とも判定負けを喫しました。現在はパーソナルトレーナーとしても活動しています。

女子バンタム級

ここでは、体重制限が61.2kgまでのバンダム級で活躍した日本人選手をご紹介します。

中井りん

中井選手は「ヘラクレスクイーン」の異名を持つ日本人女性格闘家です。初代VALKYRIE無差別級王者や初代DEEP JEWELSフライ級王者として活躍しました。2014年と2016年のUFCでは通算0勝2敗を記録しています。

女子ストロー級

ここでは、体重制限が52.2kgまでのストロー級で活躍した日本人選手をご紹介します。

近藤朱里

近藤選手は、空手出身の日本人女性格闘家で、UFCでは2016年に日本人女子初の勝利を挙げる快挙を達成しました。通算1勝1敗を記録し、2021年にUFCを離れた後はプロレス界で活躍を続けています。

村田夏南子

村田選手は、元レスリング選手で元Invicta FC世界ストロー級王者の日本人格闘家です。2020年11月のUFCデビュー戦でランダ選手から判定勝利を収めましたが、2021年6月のビルナ戦で負傷によるTKO負けを喫しています。

UFCタイトルマッチに挑戦した経験のある日本人選手は？

UFCは総合格闘技の最高峰であり、そのタイトルマッチは世界中から注目を集めています。ここでは、タイトルマッチに挑戦した数少ない日本人選手についてご紹介します。

UFC 29・UFC世界ミドル級タイトルマッチ：近藤有己

近藤選手は、日本人として初めてUFC世界ミドル級王座に挑戦しました。2000年12月のUFC 29では、王者ティト・オーティズを相手に飛び膝蹴りでダウンを奪う健闘を見せましたが、1R1分52秒でネックロックによる一本負けで終了しています。

UFC 29・UFC世界ライト級タイトルマッチ：山本喧一

山本選手は、2000年12月のUFC 29で世界ライト級王者パット・ミレティッチに挑戦し、注目を集めました。この試合は5R制で行われましたが、2R1分58秒にフロントチョークで一本負けに終わりました。

UFC 36・UFC世界ウェルター級タイトルマッチ：桜井マッハ速人

桜井選手は、2002年3月のUFC 36でUFC世界ウェルター級王者マット・ヒューズに挑戦しました。不運にも試合当日にぎっくり腰を発症する中での試合となり、4R3分1秒、マウントポジションからのパンチによるTKO負けで試合終了しています。

UFC 30・初代UFC世界バンタム級（現ライト級）タイトルマッチ：宇野薫

宇野選手は2001年2月のUFC 30で、日本人として初めてUFC世界バンタム級（現ライト級）王座に挑戦しました。ジェンス・パルヴァーとの初代王者決定戦では互角の攻防を5ラウンドにわたって展開しましたが、惜しくも判定で敗れています。

UFC 134・UFC世界ミドル級タイトルマッチ：岡見勇信

岡見選手は、2011年8月のUFC 134では世界ミドル級王者アンデウソン・シウバに挑戦しました。互角の攻防を見せましたが、2R序盤に右フックからのパウンドでTKO負けで試合終了しています。

UFC 186・UFC世界フライ級タイトルマッチ：堀口恭司

堀口選手は、2015年4月のUFCフライ級タイトルマッチで王者ジョンソンと接戦を展開しましたが、残り1秒でリアネイキドチョークにより敗れました。この試合は、「パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト」に選出されています。

UFC 310・UFC世界フライ級タイトルマッチ：朝倉海

朝倉海選手は、RIZINでの活躍を経て2024年12月のUFC 310でフライ級に転向し、世界王者パントージャに挑戦。デビュー戦でのタイトルマッチという異例の機会でしたが、2Rにリアネイキドチョークで一本負けを喫しました。

UFCメインイベンターになったことのある日本人選手は？

UFCのメインイベンターとは、大会の最も注目される試合に出場する選手のことです。ここでは、UFCのメインイベンターとして活躍した日本人選手についてご紹介します。

UFC 18：高阪剛

「世界のTK」の異名で知られる高阪選手は、1998年〜1999年にかけて日本人として初めてUFCのメインイベントを務めました。UFC 16でキモ選手、UFC Brazilでピート選手から判定勝利を収め、バス・ルッテンとの対戦でも高い評価を得ています。

UFC 29：近藤有己

近藤選手は、2000年のUFC 30ではメインイベントでティト・オーティズの持つ世界王座に挑戦しました。試合開始から飛び膝蹴りを決めるなど健闘を見せましたが、1R4分34秒にTKO負けとなっています。

UFC 134：岡見勇信

岡見選手は、日本人初のUFCタイトルマッチ挑戦者として、2011年8月のUFC 134のメインイベントで当時無敗の王者アンデウソン・シウバと対戦しました。試合開始から積極的な攻めを見せましたが、2RでTKO負けを喫し、王座獲得はなりませんでした。

UFC Fight Night: Florian vs. Gomi：五味隆典

五味選手は、2010年3月のUFC Fight Night 21でUFCデビューしました。メインイベントでケニー・フロリアンと対戦し、序盤から積極的な攻めを見せましたが、相手の右ジャブに苦しみ、3Rにリアネイキドチョークで一本負けを喫しました。

UFC 186：堀口恭司

堀口選手は、2015年4月25日にカナダ・モントリオールで開催されたUFC 186では、デメトリアス・ジョンソンとの対戦がメインイベントとして行われました。接戦を繰り広げた末、惜しくもリアネイキドチョークによる一本負けとなりました。

UFC Fight Night: Perez vs Taira：平良達郎

平良選手は、2024年6月15日の「UFC Fight Night: Perez vs. Taira」ではメインイベントに出場し、アレックス・ペレスをTKOで下しました。この勝利で王座挑戦権に近づき、試合後のインタビューでは「次はパントージャーを狙う」と意気込みを語っています。

UFCにおける日本人選手の記録

日本人選手たちは、勝利数、KO勝利数、ボーナス獲得数など、様々な分野でランキング上位に輝いています。UFCにおける日本人選手たちの輝かしい記録について詳しくご紹介しましょう。

日本人の最上位ランキングは？

日本人の最上位ランキングは以下の通りです。

• 平良達郎（2024年10月現在）フライ級3位
• 岡見勇信（2013年3月）: ミドル級3位
• 堀口恭司（2016年11月）: フライ級3位
  

最多勝利数

UFCで最多勝利数を誇る日本人格闘家は岡見勇信選手です。彼はUFCで14勝を記録し、日本人選手として初めて4連勝を達成しました。2010年にはネイサン選手を破り、世界ミドル級王座挑戦権を獲得しています。

最多連勝記録

UFCで最多連勝記録を持つ日本人格闘家は平良達郎選手です。2024年6月の「UFC Fight Night: Perez vs. Taira」でアレックス選手を破り、日本人初となるUFC6連勝を達成しました。試合は第2Rの2分59秒でTKO勝ちを収め、フライ級タイトル戦線への名乗りを上げました。今後のさらなる飛躍が期待されています。

最年少契約

UFC最年少契約の日本人格闘家は井上直樹選手です。2017年4月、19歳でUFCと契約し、最年少記録となりました。同年6月の「UFC Fight Night: Holm vs. Correia」でデビューし、カールス選手に判定勝ちを収めています。

最多KO／TKO数

UFCで最多KO/TKO数を誇る日本人格闘家は岡見勇信選手です。彼はUFCで5回のKO/TKO勝利を記録し、ミドル級やライト級で多くの強豪選手と対戦しました。2006年にUFCデビュー後、4連勝を達成し、日本人選手としての地位を確立しています。

最多SUB（一本）勝数

UFCで最多SUB勝数を誇る日本人格闘家は佐々木憂流迦選手です。彼はUFCで4回のSUB勝利を記録し、その全てがマウントやバックからの裸絞めによるものです。卓越した寝技スキルでグラップリングに強い存在感を示し、日本の総合格闘技界でも注目されています。

これから行われるUFCでの日本人選手による試合は？

UFCイベントでは、日本人選手による注目の試合が予定されています。ここでは、今後の日本人選手による試合を紹介します。

2025年1月19日開催！UFC311 に中村倫也が復帰参戦

2025年1月19日に開催されるUFC 311で、日本人選手中村倫也が復帰戦を迎えます。中村選手は2024年2月のUFC 298で勝利し、連勝を継続中です。UFCデビュー以来、5勝のうち複数をKO/TKOで収めています。

世界の壁は高い！タイトルマッチは当分お預け？

日本人選手のUFCタイトルマッチ挑戦が少ない背景には、競争の激化、安定した成績の必要性、怪我や契約問題、そして国際舞台での経験不足などが考えられます。UFCは世界中から実力者が集まる場であり、タイトルマッチへの道は非常に険しいものです。日本人選手の挑戦頻度は依然として低く、朝倉海の試合以降も再び期間が空くと予想されています。

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