スポーツベットのオッズはどうやって決まる？仕組みや種類・見方を解説

スポーツベットの「オッズ」は、勝敗を予測しベットを楽しむ上で欠かせない要素です。しかし、その数字がどのように決められているのか、そしてどのように活用すれば良いのかをご存じでしょうか？

本記事では、スポーツベットのオッズが決まる仕組みや種類を詳しく解説します。オッズは単なる確率の数字ではなく、スポーツイベントの盛り上がりや期待度、さらにはベッターたちの心理まで反映するものです。スポーツベット初心者の方にも分かりやすいよう、オッズの基本から見方、実際の活用方法までを網羅してご紹介します。この記事を読み、スポーツベットをより深く楽しみながら自信を持ってベットしましょう！

［この記事で分かること］

• スポーツベットのオッズの種類
• スポーツベットでオッズが決まる要素
• オッズが変動するタイミング
• オッズを見る際のポイント
• オッズ、マージン、勝利金の計算方法
• オッズの裏をかくバリューベッティングについて

スポーツベットのオッズとは？

スポーツベットのオッズとは、試合の結果や特定の出来事に対する「起こりにくさ」を表した数値であり、賭けが的中した際の配当倍数です。オッズの数値が高いほど、市場は「起こりにくい結果」と考えています。

例として、あるJリーグの試合のオッズを見てみましょう。

出典：ステークカジノ

この試合では、京都サンガに2.60、ドローに3.65、川崎フロンターレに2.48のオッズが提供されています。この場合の「起こりにくさ」とは、勝利の起こりにくさを指します。そのため、このオッズからは、「僅かに川崎フロンターレが勝つ可能性の方が高い」「僅かに京都サンガが勝つ可能性が低い」という市場の予想が分かるのです。

ここまでの情報から、「オッズの低い方に賭ければ100%的中するのでは？」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。しかし実際のオッズは、そこまで単純なものではないのです。以下では、オッズをより的確に理解するための知識をご紹介します。

オッズは「確率」ではない

先ほどのJリーグのオッズ例から「オッズは、いわば確率なのでは？」とお思いの方もいらっしゃるでしょう。しかし厳密には、スポーツベットのオッズは確率とは全く異なります。

では、なぜオッズは確率そのものでないのでしょうか？それには、オッズの数値に含まれる要素が関係します。

まず、確率が「起こりやすさ」そのものを表すのに対し、オッズは「起こりにくさ」と配当倍率を表すのです。確率は1であれば100%起こり、可能性が高いほどパーセンテージの数字が100に近付きます。一方、オッズでは、起こりやすい事象ほど1に近く、起こりにくい事象ほど1から遠ざかります。

そして、オッズは賭けた人々への配当倍率でもあるため、賭けの平等性を保つための調整が行われることもあります。確率にはオッズのような数値の調整は全く無く、純粋に起こる見込みだけを数値化しているのです。

これらの事から、オッズを完全に「的中する確率」の参考として見ることは、スポーツベットで賭ける上で危険です。では次に、スポーツベットでオッズが決まる流れを具体的に見てみましょう。

スポーツベットでのオッズが決まる仕組み

単なる「起こりにくさ」の数値だけでないスポーツベットのオッズは、次の要素によって決まります。

• 過去の統計
• スポーツベットユーザーのベット傾向
• 選手やチームの直近の状況
• ブックメーカーの利益（マージン）

スポーツベットを提供するブックメーカーにはそれぞれ、トレーダーやオッズコンパイラー、オッズメーカーと呼ばれるオッズ計算の専門家がいます。彼らは、オッズ計算はもちろん、各スポーツの専門知識にも長けています。オッズ計算の技量、スポーツの専門知識、そしてこれまでの経験値によって、スポーツベットのオッズは決められます。

競馬や競艇のオッズとは違う

一口に「オッズ」と言っても、スポーツベットのオッズは競馬などのレース競技のオッズとはシステムが異なるのです。オッズの方式には、主に「ブックメーカー方式」と「パリミュチュエル方式」の2つがあります。以下では、これら2つの方式を詳しくご紹介します。

ブックメーカー方式

ブックメーカー方式とは、ブックメーカー側がオッズを決定する方式です。選手やチームの過去のデータや予測を用いて、トレーダー達がオッズを決定します。なお、ブックメーカー方式でスポーツベットに賭けた場合、賭けた時点のオッズが配当金に反映されます。

パリミュチュエル方式

パリミュチュエル方式は、日本の競馬などのレース競技で一般的に用いられているオッズの決め方です。パリミュチュエル方式ではまず、レースまたは試合の直前までベット額を募ります。そして、締め切り後、ベット額からブックメーカーのマージン（手数料）を引いた額でオッズが決められるのです。賭けた時点ではまだオッズが定まっていないことが、ブックメーカー方式との大きな違いでしょう。

なお、競馬を扱うブックメーカーの中には、「固定オッズ」という方式を用いているプラットフォームもあります。これは、賭ける時点で既にオッズが決まっており、賭けた後も変動しない仕組みです。

このように、スポーツベットのオッズが決定するタイミングには、様々な種類があります。ご自身の賭ける試合に用いられるオッズ方式を調べることで、賭けるタイミングに注目すべきか否か、また、どのタイミングで賭けるべきかを知ることができるのです。

スポーツベットのオッズを決める要素

スポーツベットのオッズを決めるには、各ブックメーカーのトレーダー達の経験値だけでなく、過去から現在までのあらゆる情報が活用されているのです。スポーツベットのオッズを決めるには、主に4つの要素があります。以下では、それら4つの要素をご紹介します。

これまでの統計情報

スポーツベットのオッズを決めるトレーダー達は、選手やチームの過去の戦績、ホームとアウェイでの勝率の違い、各選手やチームの人気の状況など、あらゆる過去の統計を分析します。

プレイヤーのベット傾向

次に、スポーツベットユーザーの過去のベット傾向を加えます。日本人の野球選手が海外チームへ移籍した後の、日本人ユーザーによるベット数増などは、これまでのメジャーリーグでも実際にありました。このように、プレイヤーのこれまでのベット傾向もチェックされるのです。

直近のチーム・選手の状況

選手やチームの直近のコンディションも、スポーツベットのオッズに欠かせません。直前の試合で故障をした選手の有無などは、次の試合の結果に大きく関わるでしょう。また、該当シーズンのチーム全体の調子も、オッズ決定に含まれます。

胴元（ブックメーカー）のマージン

最後に、スポーツベットを提供するブックメーカーのための利益も考慮されます。

例えば、½の確率で当たるコイントスに、2人のプレイヤーがそれぞれ表と裏に賭けたとしましょう。その際、表と裏の両方に2.0倍のオッズを提供すると、必ずどちらかのプレイヤーに利益が全て渡るため、コイントスを提供した胴元に利益は生じません。しかし、表と裏の両方のオッズを1.95倍にすれば、残り0.05倍を胴元が利益として確保できます。

この例のように、ブックメーカーが確保すべきマージンも含めてバランスを取った上で、スポーツベットのオッズが決まるのです。

スポーツベットのオッズの種類

スポーツベットのオッズには、様々な表記の種類があります。次のようなオッズをご覧になったことはあるでしょうか？

• デシマルオッズ
• フラクショナルオッズ
• アメリカンオッズ
• 香港
• インドネシア
• マレーシア

これらのオッズはそれぞれ、表記の方法だけなく解釈の方法も異なるのです。以下では、各オッズの表示方法と読み取り方をご紹介します。オッズを正しく読み取るため、ぜひご参照ください。

デシマルオッズ

デシマルオッズとは、小数（＝デシマル）を用いたオッズです。冒頭でご紹介したテニスのオッズ例は、このデシマルオッズを用いています。日本で一般的に用いられているオッズの種類です。

デシマルオッズから勝利金を算出する場合は、「ベット額 × デシマルオッズ」で求めます。例えば、冒頭でご紹介した京都サンガへのオッズは「2.60」でした。このスポーツベットで、京都サンガの勝利に10,000円を賭けたとしましょう。すると、「10,000円（ベット額）× 2.60（デシマルオッズ）＝26,000円（払い戻し額）」という計算になり、手元に26,000円が戻ってくることが明らかとなります。この場合、ベット額を引いた利益は16,000円です。

ベット額にデシマルオッズを掛けるだけで払い戻し金額が分かるシンプルさが、デシマルオッズの長所です。

フラクショナルオッズ

フラクショナルオッズとは、分数（＝フラクション）で表すオッズです。特にイギリス発のブックメーカーでは、フラクショナルオッズがよく用いられています。

フラクショナルオッズの読み取り方は、「左（分子）の配当を得るためには、右（分母）のベットが必要」です。以下で、例を用いて詳しく見てみましょう。

出典：ステークカジノ

先と同じJリーグの試合では、京都サンガに「8/5」、ドローに「53/20」、川崎フロンターレに「37/25」のオッズが提供されています。例えば、京都サンガの勝利に10,000円賭けたとしましょう。ベット額10,000円に対して見込まれる純利益を求めるには、「ベット額 × フラクショナルオッズ」で計算します。今回の例では、「10,000円（ベット額）× 8/5（フラクショナルオッズ）＝16,000円（純利益）」となるため、純利益は16,000円です。的中した際にはベット額も合わせて支払われるため、「10,000円（ベット額）＋16,000円（純利益）＝26,000（支払い額）」で、合計26,000円が払い戻されます。

一見すると、分数の掛け算が難しいフラクショナルオッズ。しかし、「分母どうしを掛け、分子どうしを掛ける」という分数の計算方法さえ覚えていれば、簡単に利益だけを出すことができるのです。

また、インターネット上には、デシマルオッズとフラクショナルオッズの相対表や換算ツールなどもあります。混乱する場合は、それらも活用しましょう。

アメリカンオッズ

アメリカンオッズとは、「＋」と「－」を用いた表記法であり、$100のベット額を基準としています。＋のオッズは勝ってベット額にプラスされる数字ですが、－のオッズは$100の利益のために必要な数字です。

アメリカンオッズの読み取り方の例として、先ほどのJリーグのオッズをアメリカンオッズで表したものを見てみましょう。

出典：ステークカジノ

京都サンガには「＋160」、ドローには「＋265」、川崎フロンターレには「＋148」のアメリカンオッズが提供されています。先ほどと同じく京都サンガのオッズに賭け、ベット額は$100としましょう。その場合、「＋160（オッズ）＋ $100（ベット額）＝$260（払い戻し）」で、$160の利益と$100のベット額を合わせた$260が支払われることになります。

「デシマル表記の2.0以下は、アメリカンオッズのマイナス表記に当たる」と捉えておくと、オッズの高さの感覚が分かりやすくなるでしょう。

デシマル・フラクショナル・アメリカンオッズの変換例

ここまででご紹介したスポーツベットのデシマルオッズ、フラクショナルオッズ、アメリカンオッズには、他のオッズ表示に変えた際の数値が分かる変換例があります。ブックメーカーのサイトでオッズ表示の変更が面倒に感じる時や、他のオッズ表示で詳しく予想したい時には、ぜひ、下記のような変換例をご参照ください。

香港

香港式オッズは、デシマルオッズ同様、小数で表示されます。そのため、一見するとデシマルオッズと同じように思われてしまうかもしれません。香港式オッズとデシマルオッズの違いは、賭け金の払い戻しを含むか含まないかの違いです。

違いを明らかにするため、冒頭と同じJリーグのオッズを比較してみましょう。まずは、デシマルオッズでの表記です。

出典：ステークカジノ

同じ試合を香港式オッズで表したものが以下です。

出典：ステークカジノ

京都サンガは「+1.6」、ドローは「+2.65」、川崎フロンターレは「+1.48」であり、それぞれ「1」低く設定されていることが分かります。香港式で引かれている「1」は、勝利金を計算する際のベット額に相当します。そのため、香港式オッズは、的中した際の利益のみが分かる数字となっているのです。

これまでと同じように、京都サンガの勝利に10,000円を賭けたとしましょう。すると、「10,000円（ベット額）× 1.6（香港式オッズ）＝16,000円（純利益）」という計算で、的中した際の利益のみを算出できます。払い戻される金額全てを明らかにしたい場合は、先ほど出た利益16,000円にベット額の10,000円を足せば、26,000円という和が出ます。

インドネシア

インドネシアンオッズは、アメリカンオッズの単位を変えたものとして捉えられます。アメリカンオッズが100単位であるのに対し、インドネシアンオッズはそれを1単位に変更したものです。

これまでと同様に、京都サンガ VS 川崎フロンターレのオッズを例に、インドネシアンオッズを見てみましょう。

出典：ステークカジノ

アメリカンオッズで「+160」となっていた京都サンガのオッズは、インドネシアンオッズでは「+1.6」になりました。オッズの数値によっては香港式オッズと見間違える可能性もあるため、オッズの表示指定に注意しましょう。

マレーシア

最後にご紹介するオッズ表記は、マレーシアンオッズです。アメリカンオッズやインドネシアンオッズのように「＋」「－」を用います。マレーシアンオッズの特徴は、正負の意味が逆になることです。

これまでと同じ京都サンガ VS 川崎フロンターレのオッズを、マレーシアンオッズで見てみましょう。

出典：ステークカジノ

京都サンガのオッズは「-0.63」、ドローは「-0.38」、川崎フロンターレは「-0.68」です。マレーシアンオッズでは「＋」「－」の捉え方がこれまでとは真逆になります。＋または無印のマレーシアンオッズは低く、－の付いたオッズは高いのです。＋または無印のオッズは、1を足すとデシマルと同じように扱えます。一方、－のオッズでは「ベット額 ÷ マレーシアンオッズ＝純利益」の計算式で、利益を求めることができます

これまでと同様に京都サンガの勝利に10,000円を賭けた例で、このオッズで計算をしてみましょう。「10.000円（ベット額）÷ 0.63 ＝ 15,873円（純利益）」という結果になります。払い戻し金額は、純利益15,873円にベット額10,000円を足した2,5873円ということになります。

【競技別】スポーツベットのオッズ一例

スポーツベットのオッズは、各ブックメーカーのトレーダー達の知識と分析の精度、そしてユーザーの賭けの傾向によって大幅に異なります。実際に、同一の試合のオッズにどの程度の違いが生じるのか、気になる方もいらっしゃるでしょう。

以下では、スポーツベットで特に人気の高い競技から、過去の実際の試合を例に、ブックメーカー各社のオッズの違いを一覧でご紹介します。ブックメーカーの実名は伏せさせていただきますが、ご自身の気になるスポーツではどの程度のオッズの差が見込まれるのか、ぜひご参照ください。

競馬のオッズ

日本のレース競技の中だけでなく、ブックメーカーでも人気の高い競馬。日本競馬では通常、パリミュチュエル方式でのオッズが提供されていますが、スポーツベットの競馬の場合、ブックメーカー方式、パリミュチュエル方式、固定オッズ方式など、サイトによってオッズの方式が異なります。そのため、希望のオッズ方式がある場合は、各サイトのガイドなどでの確認が重要です。

競馬のオッズ例として、今回は、2022年10月開催のジャパンカップから、ブックメーカー4社のオッズを比較してみましょう。

ご覧のように、同一の競馬レースにおけるスポーツベットであっても、オッズの大きく異なる競走馬がいます。さらに、サイトによっては競走馬へのオッズの提供が無いことも。スポーツベットで競馬に賭けるには、賭けたいレースや賭けたい競走馬を確認し、さらに、各ブックメーカーのオッズを比較してみましょう。

サッカーのオッズ

スポーツベットの本場イギリスをはじめ、世界各国で人気を博すサッカー。サッカーへのスポーツベットが支持されている理由には、試合結果だけでなくカード、ゴールショット、交代などの多様なオッズがあることが挙げられます。オッズの多様性により、同一の試合への賭けにおいて、試合結果のオッズよりもさらに魅力を感じるオッズに賭けてみるなどの選択ができるのです。

今回は、2022年12月のFIFAワールドカップカタールの優勝国予想から、ブックメーカー5社のオッズを比較してみましょう。なお、サイトA～Cは、先ほどの競馬オッズと同じです。

ブラジル、フランス、スペインのオッズは最大0.5の差である一方、優勝国アルゼンチンのオッズの差は0.55、6位のイングランドのオッズの差は2.00と、国によってはオッズの差が非常に大きくなることが分かります。2つ3つのブックメーカーだけでなく、4つ、5つと比較してみると、より有利なオッズが見つかるかもしれません。

野球のオッズ

アメリカのメジャーリーグや日本のプロ野球など、国内外で人気の高い野球は、スポーツベットでも高い支持を得ている競技の1つです。普段から野球観戦がお好きな方は、選手やチームに関する分析力を活かし、勝敗だけでなく点差予想など様々な賭けを楽しむことができます。

今回は、2023年のメジャーリーグワールドシリーズの優勝チーム予想を例に、野球のスポーツベットのオッズを見てみましょう。

5つの主要ブックメーカーのオッズを見ると、同一のチームの優勝オッズの差はあまり開いておらず、最大0.5の差であることが分かります。これから野球へのスポーツベットをお考えの方や、複数サイトの野球のオッズを見ても違いが感じられなかった方は、ぜひブックメーカーが提供するプロモーションにご注目ください。メジャーリーグ専用プロモーションなど、各ブックメーカーがユーザーへ還元できる特典を用意しており、プロモーションの特徴は異なります。無理なく賭けられるプロモーションを有効活用し、オッズ＋αの利益をスポーツベットで狙いましょう。

バスケットボールのオッズ

近年、日本人選手のNBAでの活躍を機に、日本国内でも注目度がさらに高まっているバスケットボール。速い試合展開と得点の多さという特徴は、スポーツベットにおいて激しいオッズ変動をもたらします。リアルタイム観戦とともに楽しむライブベッティングで、「ここぞ」というオッズを見極め、一攫千金を実現するプレイヤーも少なくありません。

ここでは、NBAの22-23優勝チーム予想に関するオッズ比較のうち、2022年11月時点のものを例に、バスケットボールのオッズを比較してみましょう。

上記のように、バスケットボールの優勝チームに関するスポーツベットは、平均的には多くのサイトで同じオッズが提供されています。しかしながら、サイトGに注目してみると、多くの予想で他サイトとは大幅に異なるオッズが提供されていることが分かるでしょう。

ブックメーカーにはそれぞれ、得意とするスポーツが異なる傾向があります。得意な分野のスポーツベットにおいては、より精度の高いオッズや、プレイヤーにとって魅力的なオッズの提供が可能です。ブックメーカーを選ぶ際には、スポーツベットのオッズの比較はもちろん重要ですが、各ブックメーカーの得意なスポーツにも注目してみると良いでしょう。

テニスのオッズ

テニスは年間を通して頻繁に試合が行われているため、スポーツベットでオッズの提供が特に多く人気の高い競技の1つです。テニスのスポーツベットでは、試合勝者はもちろん、特定のセットの勝者、正確なスコア、タイブレーク発生の有無など、ユニークなオッズを楽しむことができます。

実際のテニスの試合勝者オッズの例として、ここでは、2023年ウィンブルドンの男子シングル勝者予想に提供されたオッズを見てみましょう。

バスケットボール同様、多くのサイトでは概ね同じオッズが提供されていることが多い一方、選手によっては2.50～1.00の大きな差があることも見てとれます。テニス賭けの評判が高いブックメーカーを中心に複数サイトのオッズを見ておくことで、よりお得なスポーツベットが楽しめるでしょう。

なお、テニスは試合進行が速いという特徴により、リアルタイムで賭けるライブベットが人気です。テニスのスポーツベットを楽しむ人の約70%が取り入れている、ライブベット。テニスのスポーツベットを行う際は、ぜひ、ライブベットのサービスがあるブックメーカーを選んでみてはいかがでしょう？

試合動向でオッズはどう変動するのか？

スポーツベットの試合中のオッズ変動には、スポーツごとに傾向があります。ここでは、サッカー、野球、バスケットボール、テニスを例に、オッズ変動のポイントをご紹介します。実際にスポーツベットのオッズに注目する際に、ぜひご活用ください。

サッカーのオッズ変動の要因

1. 得点の発生
   • ゴールが入ると、直後にオッズが大きく変動。
   • リードしているチームの勝利オッズが下がり、負けているチームの逆転オッズが上がる。
2. 時間経過
   • 試合が進むにつれて、引き分け、またはリードしているチームのオッズが安定。
   • 終盤（80分以降）では、時間切れが迫るため、逆転のオッズが急激に上昇。
3. レッドカードや選手交代
   • 退場者が出ると、そのチームの勝利オッズが大きく上昇。
   • 主力選手が負傷や交代した場合もオッズが変動。
4. 試合の流れ
   • 攻撃的なプレーが多い場合やシュート数が多い場合、ゴールが期待されるチームのオッズが動く。

野球のオッズ変動の要因

1. 得点
   • ランナーが塁に出たり得点が入ると、そのイニングの勝敗予測が変動。
   • 大量得点の可能性がある場合、リードしているチームのオッズが下がる。
2. ピッチャーの状態
   • 先発投手が崩れたり、救援投手が打たれた場合、相手チームの勝利オッズが急上昇。
3. イニングの進行
   • 終盤（8回、9回）に入ると、リードしているチームのオッズが低下。
   • 同点の場合、延長戦の可能性を考慮してオッズが動く。
4. 重要な場面（得点機会）
   • ランナーが満塁などの状況では、一時的に得点期待が高いチームのオッズが変動。

バスケットボールのオッズ変動の要因

1. 得点の連続
   • チームが連続得点すると、そのチームの勝利オッズが下がる。
   • 逆に得点が止まると相手チームのオッズが動く。
2. クォーターの進行
   • 前半ではオッズ変動が緩やかだが、終盤（第4クォーター）に近づくと急激に動き出す。
3. 主力選手のパフォーマンス
   • スター選手が得点を連発したり、ファウルトラブルに入るとオッズが大きく変化。
4. 試合のリズム
   • タイムアウト後や流れが変わるプレー（ブロックショット、大逆転など）でオッズが変動。

テニスのオッズ変動の要因

1. ゲームやセットの結果
   • ブレイクが起きると、ブレイクした選手の勝利オッズが下がる。
   • セットを取った選手のオッズが大きく動く。
2. 重要なポイント（デュースやブレイクポイント）
   • ブレイクポイントの直前やデュース状態では、勝者予測が大きく揺れる。
3. 選手のパフォーマンスの波
   • サービスエースが続く場合や、エラーが頻発するとオッズが動く。
   • 選手の体力や怪我の兆候も変動要因。
4. タイブレーク
   • タイブレークの進行中はポイントごとにオッズが劇的に変化。

実際にオッズを見ながら結果を予想する

スポーツベットに興味のある方の中には、「スポーツベットで単純にどの程度の利益が得られるのか」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

ここでは、以下のオッズを用いて同じ条件で賭けた場合の成果の違いをご紹介します。

• 低オッズに賭けた場合
• 試合途中に賭けた場合
• オーバー0.5に賭けた場合

そしてこれら3つの賭けでの統一ルールは、次の通りです。

• 試合に関する事前情報や分析は無し
• 試合は無作為にピックアップ
• 1回あたり100円を賭ける

以下で、それぞれのオッズの結果を見てみましょう。

低オッズに賭ける

ブックメーカーや市場が「より起こりやすい」と考えていることを表す低オッズ。特にスポーツベットビギナーの方にとっては、「的中率を高めるオッズ」の目印であり、最も一般的な賭け方です。

例えば、次の条件のもと低オッズに賭けたとします。

• タイミング：試合開始前
• オッズ：1.2～1.8
• ベット件数：20件

この条件で低オッズのスポーツベットを行った結果は、次の通りです。

結果は、20回中16回が的中し、「80%の確率でスポーツベットで勝てる」ということが明らかとなりました。事前の分析無しで80%の的中率を誇るため、ベットする試合の情報を集め、綿密に分析した上で予想すれば、さらに回収率を上げることができます。

試合途中に賭ける

次に、スポーツベットの中で人気のサービスの1つ、ライブベットを使ったケースをご紹介します。試合の流れを見ながらオッズ変動のタイミングを冷静に見極め、最善のタイミングでベットできるのが、ライブベットの醍醐味です。

例えば、次の条件のもと低オッズに賭けたとします。

• タイミング：60分経過、2点以上の差がついている状態
• オッズ：1.08～1.2
• ベット件数：20件

この条件でライブベットのオッズに賭けた結果は、次の通りです。

このベットのうち5件は、「特定の出来事が試合中に起こるか否か」というオッズです。シンプルな「どちらが勝利するか」というオッズの場合、低オッズは極めて的中しやすいです。しかし、「イエローカードが出るか出ないか」など、特定の事象に関するオッズは、オッズの高低にかかわらず的中の難易度が高いことが、今回の例で分かります。

スポーツベットで各競技特有の事象に関するオッズに賭ける際は、より綿密な分析を行うことが好ましいでしょう。

オーバー0.5に賭ける

最後にご紹介するオッズ例は、スポーツベットのユニークな賭け方「オーバー／アンダー」を用いたものです。オーバー／アンダーとは、特定の点数を基準に、その点数を上回ると予想することをオーバー、下回ると予想することをアンダーとして賭けるベット方法です。「オーバー0.5」であれば、得点合計が0.5以上、つまり「1点以上、0-0でない状態で試合が終わる」と予想することとなります。

なお、オーバー0.5は、サッカーのリーグ戦のうち、次の条件が揃う場合に提供されます。

• 両チームとも、直近の試合で0-0が無い（または殆ど無い）
• ファーストゴールのオッズに2倍以上の差がある

両チームの総得点を対象とする「トータルマッチ」にて、次の条件で賭けたとします。

• タイミング：前半30分経過
• オッズ：1.1～1.2
• ベット件数：5件

この条件でオーバー0.5のオッズに賭けた結果は、次の通りです。

総得点1点以上がほぼ確実と予想できる試合でオーバー0.5のオッズに賭けた場合、このように的中率100%の実現も不可能ではありません。オーバー／アンダー0.5はスポーツベットの中でも特に、小さく確実に勝てるオッズであり、ブックメーカーを用いた投資の手法として有効です。

スポーツベットでオッズを見るポイント

いざ実際にスポーツベットでオッズを見極める時に、どのような点に注意してオッズを選択すべきか、迷った経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか？

ここでは、オッズを見る際のポイントを4つご紹介します。ポイントを押さえてオッズを見ることで、より的中率の高いスポーツベットが可能になります。

オッズの変動はギリギリまで確認する

スポーツベットのオッズは、試合前から試合中まで変動を続けます。変動の要因は、市場の期待、本番の天候、そしてチームメンバーの交代から選手のスキャンダルまで、様々です。

いつどのような出来事が理由で変動するか分からないオッズ。スポーツベット独特のオッズ変動は、締め切りの直前まで見守ることがおすすめです。オッズの締め切り間際まで変動を確認してから賭けるには、ライブベット機能のあるブックメーカーを活用しましょう。

複数ブックメーカーのオッズを比較

先の各スポーツのオッズ比較でご紹介したように、同一の試合であっても、ブックメーカーサイトごとに提供オッズは大きく異なる場合があります。小さな差であれば0.05、大きな差であれば2.50やそれ以上の差になることも。同じ予想に賭けるとしても、良い条件のオッズの方が回収率は高くなります。ぜひ、1つのサイトだけに拘りすぎず、2～3以上のサイトで同じ試合のオッズを見比べてみましょう。

自分が好きで知識のあるスポーツにする

スポーツベットで戦略的に勝つには、賭けるスポーツに関する知識が重要です。特に、ご自身が普段からリーグ全体を見ているスポーツや、チームや選手に関する知識があるスポーツは、戦略的なベットに適しています。

知識が豊富であればあるほど、ブックメーカーの提供するオッズが適正であるか、欠陥が無いかを正確に判断でき、有益なオッズを選ぶことができるのです。

オッズが低い=勝ちやすいではない

一般的に「起こる可能性が低い」と考えられている予想ほど、オッズは低く設定されます。そのため、シンプルに「オッズが低ければ、起こる可能性が高い、つまり的中しやすい」と考えるプレイヤーもいますが、この考え方はやや早計であり、要注意です。

オッズはベット対象の勝利確率や人気に基づいて設定されますが、勝つには戦略・タイミング・情報収集が重要です。低いオッズは必ずしも有利とは限らず、リスクの高い賭けや予測困難な展開も存在します。このため、スポーツベットではオッズに頼りすぎない予想がおすすめです。

公営ギャンブルとスポーツベットの還元率の比較

日本ではオンラインスポーツベットの流行が始まる前から、宝くじや競馬、パチンコなどの公営ギャンブルが人気ですが、これらの公営ギャンブルとスポーツベットの還元率（プレイヤーに払い戻される割合）をご存知でしょうか？

以下は、公営ギャンブルとスポーツベット、それぞれの還元率です。

ご覧の通り、スポーツベットは他の公営ギャンブルよりも圧倒的に還元率が高く設定されています。スポーツベットの還元率の高さは、テナント料、光熱費、維持費、人件費が公営ギャンブルよりも掛からず、また、所轄の機関が無いことにより、実現できているのです。

人件費や店舗維持費などの分をプレイヤーへ還元できるスポーツベットは、さらにプレイヤーへ還元できるよう、競争力の高いオッズやプロモーションなどの魅力的なサービスを提供しています。

オッズ・マージン・勝利金を計算してみよう

スポーツベットのオッズ、マージン（手数料）、勝利金の計算方法が分かれば、ご自身が賭けようとしているオッズ、ベット額の適性や、どの程度利益が得られるかを把握することができます。より有益な賭け方を実践するため、ベッティングオッズ・ブックメーカーのマージン・勝利金の3つの計算方法を見てみましょう。

ベッティングオッズの計算方法

まず、基本的なオッズの計算方法を押さえておきましょう。例えばスポーツベットで最もシンプルな「勝つ／負ける」への賭け方に対するデシマルオッズは、「1（確実に起こること）÷ 0.5（選んだ結果の確率）」で割ると算出できます。勝つ、もしくは負けるという事象そのもののデシマルオッズは、それぞれ「1 ÷ 0.5 = 2.0」となります。選択肢に「引き分け」を加えた際は、「勝つ／引き分け／負ける」のデシマルオッズのベースは「1 ÷ 0.3 = 3.3」です。ベースとなる確率の計算を知っておくと、実際のオッズの良し悪しが比較しやすくなるでしょう。

次に、スポーツベットで提示されているデシマルオッズから確率を算出し、何%の確率で的中するかを調べましょう。計算式は「1（確実に起こること）÷ デシマルオッズ × 100」です。2.50のデシマルオッズが提供されているスポーツベットの的中確率であれば、次のように計算できます。

1. 1 ÷ 2.50 = 0.4
2. 0.4 × 100 =40 (%)

つまり、2.50のデシマルオッズに賭けた場合の的中率は40%です。

あらかじめオッズから的中率を計算しておくと、リスク管理をしやすくなり、より有益なスポーツベットができます。

ブックメーカーのマージン計算方法

スポーツベットを行う上でオッズと同様に重要なのが、ブックメーカーのマージン（手数料）です。通常、ブックメーカーでは個々のオッズでマージンが公開されていることは珍しく、専用の計算ツールを用いて算出することが勧められています。ここでは、計算ツール無しでもすぐにマージンを把握できるよう、計算方法をご紹介します。

まず、デシマルオッズを用いて、オッズそれぞれの確率を割り出します。次に、割り出した確率を合計します。これを「合計確率」と呼びます。最後に、「合計確率 − 100」で、マージンが明らかになります。

上記の手順をもとに、実例での計算式を見てみましょう。

例：サッカーの試合

• チームAの勝利：オッズ 2.00
• 引き分け：オッズ 3.50
• チームBの勝利：オッズ 3.00

1. 各結果の確率を計算します
   • チームA勝利の確率：1 ÷ 2.00 × 100 = 50%
   • 引き分けの確率：1 ÷ 3.50 × 100 = 28.57%
   • チームB勝利の確率：1 ÷ 3.00 × 100 = 33.33%
2. 合計確率を出します
   50 + 28.57 + 33.33 = 111.90%
3. マージンを出します
   111.90 − 100 = 11.90%

このサッカーの試合におけるブックメーカー側のマージンは、11.90%です。

よりマージンが少ないオッズをお探しの方は、ぜひ応用してみましょう。

オッズから勝利金を計算する

「スポーツベットで勝てたとして、最終的にいくらの配当金がもらえるのか把握しておきたい」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。デシマルオッズを使えば、配当金は簡単に計算することができます。ぜひ覚えて、実際のスポーツベットで活用しましょう。

勝利金の計算式は、「賭け金 × デシマルオッズ」です。例えば、デシマルオッズ2.50に1,000円を賭けた場合は、「1,000 × 2.50 = 2,500円」となり、2,500円の配当金を受け取ることができます。なお、2,500円は賭け金を含む金額であり、利益は配当金から賭け金を引いた1,500円です。

デシマルオッズから勝利金を計算する場合は、配当金に元の賭け金が含まれることに注意しましょう。利益だけを明らかにしたい場合は、配当金から賭け金を引く必要があります。

オッズの裏をかくバリューベッティング

オッズは基本的に、ブックメーカーの分析・市場の傾向・直近の選手やチームの傾向・ブックメーカーのマージンを基に決められますが、必ずしもブックメーカーで提供されている全オッズに適切な評価が反映されているとは限りません。時には、考えうる確率よりも低く想定したオッズが提供されることもあります。そのようなオッズを見つけた際に使える方法が、ここでご紹介するバリューベッティングです。

以下では、バリューベッティングについてより詳しくご紹介します。

バリューベッティングとは

実際に考えうる結果よりも低い確率を想定して付けられたオッズ、つまり過小評価されたオッズに賭け、長期的に安定した利益を得る手法を「バリューベッティング」と呼びます。

スポーツベットでは、市場の動きやブックメーカーのマージンなどにより、オッズと実際の確率にズレが生じることがあります。バリューベッティングでは、このようなズレを利用してより効率的に賭けるのです。

バリューベッティングは『アービトラージ』に似ている

スポーツベットで利益を狙う戦略には『アービトラージ』という方法もあり、バリューベッティングとの共通点があります。具体的には、次のような点です。

1. 利益を確保するための「ズレ」を利用：どちらもブックメーカーのオッズ設定のズレや市場の不均衡を利用して利益を得る方法です。
   • バリューベッティングでは、オッズが実際の確率よりも高い場合（過小評価されているオッズ）を探します。
   • アービトラージでは、複数のブックメーカー間で異なるオッズを組み合わせて、どの結果が起きても利益を確保できる状況を作ります。
     
2. データ分析が重要：両者とも、成功にはデータの分析能力が求められます。
   • バリューベッティングでは、イベントの発生確率を正確に見積もることが不可欠です。
   • アービトラージでは、オッズ比較ツールや複数のブックメーカーのオッズ情報を迅速に分析する必要があります。
     
3. 長期的な収益を重視：どちらも、一度のベットで大きな利益を狙うのではなく、長期的な継続によって収益を積み重ねる戦略です。適切なリスク管理が重要です。
   
4. 高い集中力と忍耐力が必要：バリューベッティングもアービトラージも、市場を監視して有利な機会を見つける必要があり、時間と集中力が求められます。また、ベットのタイミングを逃さない迅速な行動が重要です。

一方、バリューベッティングとアービトラージには次のような違いもあります。

• リスク：バリューベッティングでは、勝敗の不確定要素によるリスクが伴いますが、アービトラージは理論上リスクゼロ（ただし、実際には規約違反のリスクあり）。
• 方法論：バリューベッティングでは1つのブックメーカーでオッズの価値を見極めます。一方アービトラージは、複数のブックメーカー間でのオッズの違いを活用します。

バリューベッティングの例

ここでは簡単なシナリオを用いて、バリューベッティングの実例を具体的に見てみましょう。

例：サッカー試合の勝敗に賭ける場合

• 試合：チームA vs チームB
• あなたの確率予測：過去のデータやパフォーマンスを分析した結果、チームAが勝つ確率を60%と判断した。
• ブックメーカーのオッズ：チームAが勝つオッズが2.2と提示されている。

まず、バリューベットかどうかを判断するために、「期待値 =（オッズ × 確率） - 1」の計算式で期待値を計算します。今回の例では、「期待値 = (2.2 × 0.6) - 1 = 1.32 - 1 = 0.32（32%）」となります。期待値がプラス（0以上）なので、このベットはバリューがあると言えます。

次に、同じ例を用いて実際の賭け方をシミュレーションしてみましょう。

• ベット金額：5ドル
• 勝敗結果
  • チームAが勝った場合：オッズ2.2に基づき、11ドル（5ドル × 2.2）の配当金を得る（利益6ドル）。
  • チームAが負けた場合、ベットした5ドルを失う。

バリューベッティングは1回の結果では予測通りにいかないこともありますが、期待値のあるベットを繰り返すことで、長期的に収益を積み重ねることができます。

ただしバリューベッティングには注意点もあります。まず、ご自身の確率予測が正確であることが前提です。不正確な予測に基づいてベットをすると、損失につながる可能性があります。そして、ブックメーカーによってはアカウント制限がかかる場合もあります。

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スポーツベットのオッズでよくある質問

最後に、スポーツベットのオッズに関連するよくある質問とその回答を、3つご紹介します。

1.01倍のオッズは絶対勝てる？

1.01倍というオッズが提供されていたとしても、99～100%勝てるとは言えないのがスポーツベットです。そして、たとえ1.01のオッズでスポーツベットに賭けて勝ったとしても、ベット額の1%分の利益しか得られません。

利益度外視でデモンストレーション感覚でスポーツベットを行いたい方にとっては、1.01倍はノーリスク・ノーリターンの魅力的なオッズです。しかし、ある程度の利益を求める方には、低すぎるオッズは不向きといえるでしょう。

試合前に賭けたオッズが試合後に変動していた場合の配当は？

ブックメーカーの配当は基本的に、購入時のオッズをもとに計算されます。試合後にオッズが大きく変動していたとしても、払い戻しの計算に用いられるオッズは購入時のものです。

このため、オッズが下がると予測される場合は、早めの購入が有利となります。逆にオッズが上がると予想される場合は、試合直前までオッズの動きを確認し、戦略的に判断しましょう。

スポーツベットって合法なの？

日本国内で賭博行為を行うと、賭けに参加した者や場を設けた者も罰せられます。たとえ少額でも賭博を行うことは違法です。一方、海外で合法的に運営されているオンラインカジノやスポーツベットについては、海外滞在中またはお住まいの国や州の法律で認められていれば、安心して合法的に楽しむことができます。

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スポーツベットで提供されるオッズには、ブックメーカー独自の方式や表示方法があります。オッズの仕組みをよく理解することで、稼ぎやすいオッズを見つけられ、より実りの多いスポーツベット体験が可能となります。

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