2024.05.08
ブックメーカーでの競馬の買い方は?購入のポイントやダメな例も解説
日本の国営ギャンブルとしてお馴染みの競馬は、ブックメーカーでも取り扱われています。しかし、オンラインのサービスであることから、古くから競馬を楽しんでいる方でも「買い方がわからない」と思うことは少なくありません。この記事では、スポーツベット未経験の方や競馬初心者の方に向け、ブックメーカー競馬での馬券購入方法や、利益を目指すうえでの良い買い方・悪い買い方について解説します。
[この記事で分かること]
- ブックメーカーの馬券の種類
- ブックメーカーでの馬券の買い方
- ブックメーカーで競馬に賭けるメリット
- 競馬での良い買い方・悪い買い方
- ブックメーカーの選び方
目次
- 1 ブックメーカーの競馬の馬券の種類
- 2 ブックメーカーでの競馬の馬券の買い方
- 3 ブックメーカーで競馬に賭けるメリット
- 4 ブックメーカー競馬の買い方のポイント
- 5 買い方以外に知っておきたいブックメーカー競馬の用語
- 6 日本の競馬とブックメーカーの競馬の違い
- 7 ブックメーカー競馬の買い方についてよくある質問
- 8 ブックメーカーにも応用できる!競馬の良い買い方・ダメな買い方
- 9 競馬で利用するブックメーカーを選ぶならこんなポイントに注目
- 10 Stake(ステークカジノ)でついに競馬べットがスタート!魅力を紹介
- 11 国内の注目レース
- 12 ブックメーカー競馬デビューは買い方が簡単なStake(ステークカジノ)で!
ブックメーカーの競馬の馬券の種類
ブックメーカーには、一般的な競馬以上に豊富な種類の馬券があります。ブックメーカーの競馬の買い方を把握するうえで、馬券の種類について知っておくことは重要です。以下では、ブックメーカー競馬の代表的な馬券の種類をご紹介します。
単勝
単勝は、1着になる馬を当てるもっともオーソドックスな馬券です。多くの競馬場でも取り扱われており、ブックメーカーの競馬でもスタンダードな馬券として認識されています。ブックメーカーによっては、「Win」「勝利」などと表記されることもあります。
シンプルな仕組みのため、競馬初心者の場合はまずは単勝から買うことがおすすめです。18頭立てでの単純計算した場合の的中率は5.5%で、他の馬券と比較しても高確率での的中が期待できます。
初心者向けである一方、的中させることを考えると実力が結果に反映されやすい馬券といえます。単純に1番人気の馬に賭けてしまいがちですが、1番人気馬の勝率は、一般的にそれほど高くないといわれています。シンプルながら、競馬の知識が身についてからも楽しめる馬券です。
イーチウェイ
イーチウェイは、単勝と副賞に同時に賭けるような馬券です。選んだ馬が1着になれば的中となるほか、2着・3着になった場合でも配当金が支払われます。通常、単勝のオプションとして提供されています。
1着から2着・3着までカバーできるため、リスクを抑えることが可能です。ただし、単勝・複勝のどちらにも賭ける扱いになるため、賭け金が2倍求められます。
競馬では、1番人気の馬が1着になるとは限りません。そのため、単勝のみでの賭けはリスクがあります。一方、イーチウェイであれば、対象の馬が複勝圏内に入れば賭け金を回収できるため、リスク軽減可能な方法として評価されています。
上述したとおり賭け金が2倍かかるため、対象の馬が複勝圏内にさえ入らなかった場合は、大きな損失を被ります。最低でも複勝圏内に入るという確信を持てるかどうかが、イーチウェイを選ぶ決め手といえます。
複勝
複勝は、1~3着に入る馬を当てる賭け方です。何着まで的中となるかは出走頭数によって異なり、例として7頭以下の場合は2着以内に入る馬を予想する必要があります。
複勝のメリットには、なんといっても的中させやすいことが挙げられます。18頭出走の場合、単純な確率は16%となり、単勝の3倍程度です。実際には、馬の状態や出走馬の成績を見て決めるため、勝率はさらに高くなります。
反面、払戻金の額は一般的に控えめです。多く稼ごうとすると賭け金を増やしがちになるため、リスクが高まります。少ない利益を堅実に積み上げていく姿勢が求められる賭け方です。
メリットとデメリットのバランスの良さから、一般的な競馬ではとりわけ人気の馬券として親しまれています。
SP
SPは、ブックメーカーで提供されているオッズのひとつです。SPは「Starting Price」の略であり、べットの締め切り時点のオッズで払い戻し金の額が決定されることを意味します。
ブックメーカー競馬では、馬券の購入時にオッズが確定することが一般的です。オッズはべット締切後、レース中も変化し続けますが、払い戻し金はプレイヤーが購入した時点でのオッズで計算されます。
対して、SPで購入した場合、べット締め切り時点でのオッズが使われます。この方式は、日本の競馬において一般的です。
SPだから賭けが有利になるということはなく、選ぶかどうかはプレイヤーの好みです。日本の公営ギャンブルに慣れているプレイヤーであれば、SPによるオッズ確定のほうが馴染みがあるでしょう。
ストレートフォーキャスト
ストレートフォーキャストは、1着・2着の着順を予想する方法です。一般的な競馬においては「2連単」と呼ばれています。着順も含めて正確に予想する必要があり、1着・2着が入れ替わった結果となった場合は的中となりません。
競馬のなかでは、比較的難易度が高い賭け方です。的中させるためには、馬や騎手の状態、成績などを吟味して選ぶことが求められます。プレイヤーの力量が試される賭け方といえるでしょう。
ブックメーカー競馬では、1着・2着を予想する賭け方は総じて「フォーキャスト」と呼ばれます。ストレートフォーキャストと異なり、着順に関係なく1着・2着を当てれば良い賭け方は「リバースフォーキャスト」と呼ばれます。
ファーストフォー
ファーストフォーは、1着・2着・3着・4着を着順も含めて当てなければならない賭け方です。主に海外の競馬で提供されており、日本の国内の競馬では選択できません。日本のプレイヤーにとっては、ブックメーカー競馬でしか楽しめない賭け方といえます。
着順も含めて1着から4着まで当てなければならないため、的中させるのは非常に困難です。レース結果のほとんどを正確に予想する力が求められます。現実的に挑戦できるのは、競馬べットの経験が豊富なプレイヤーのみに絞られるでしょう。
一方で、その難易度に見合った高配当が用意されています。ブックメーカーならではの夢のある賭け方といえます。少額を賭けておき、まさかの予想的中に期待するプレイヤーもいます。
アンティポスト
アンティポストは、レースが始まる前に予想する賭け方です。大きいレースの場合は、半年以上前から受付が始まります。単勝予想の形式で提供されることが一般的です。
アンティポストの受付開始時点では、レースに関してさまざまな不確定要素が残されています。まだ、出走馬すら確定していないケースもあります。プレイヤーはそのような中、ほとんど手探りで勝利する馬を予想しなければなりません。
レースまでの期間が長いほど高いオッズが設定される傾向があります。そもそも出走馬を予想することから始まるため、情報収集が大切です。一攫千金が期待できますが、よほど知識がなければ自分が選んだ馬がレースに参加することさえなく、賭けの舞台に上がることもできません。非常に上級者向けの賭け方といえます。
ブックメーカーでの競馬の馬券の買い方
ブックメーカーに興味が湧いてきたら、実際に登録して馬券を買ってみましょう。ブックメーカー競馬で馬券を買うまでのステップは、以下の段階に分けられます。
- ブックメーカーに登録する
- レースを選択する
- 出馬表を見て馬券を選択する
- 馬券を購入する
これらの買い方のステップについて解説します。
ブックメーカーに登録する
まずは、ブックメーカーに登録しましょう。ブックメーカーにおいて競馬はメジャーなスポーツですが、すべてのサイトが競馬を取り扱っているわけではありません。登録の前に、必ず競馬をスポーツジャンルのひとつとして取り扱っているかチェックしてください。
ブックメーカーはお金を取り扱うサービスであることから、登録には一般的に本人確認が必要です。本人確認では、以下のような本人確認書類の提出が求められます。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート
このほか、住所確認書類の提出を求めるブックメーカーもあります。自己資金を入金してべットすることになるため、入金方法の登録も必要です。
運営が本人確認書類を確認し承認するまでに時間がかかることがありますが、基本的にサイトの指示どおりに操作を行えば問題ありません。ただし、虚偽の情報登録は重大なペナルティとなります。故意ではない不備があった場合もトラブルの原因になるため、入力する情報に間違いがないように気をつけましょう。
レースを選択する
続いて、競馬のページを確認し、べットするレースを選択します。海外の競馬にも賭けられるのがブックメーカーの魅力です。競馬のページには世界中で開催されている、あるいは開催予定のレースが表示されるため、好きなレースを選んでください。ブックメーカーによっては、日本のレースも取り扱っています。サイトによっては、日本のレースが海外レース扱いになっていることがあるため、注意しましょう。
開催エリアを選ぶと、対象エリアで開催されるレースが曜日・競馬場といった分類で表示されます。アンティポストであれば、開催が予定されている段階で競走馬が確定する前のレースにも、べット可能です。
出馬表を見て馬券を選択する
レースの選択後、出走する馬のリストが表示されます。好成績が期待できる馬を選択しましょう。ひいきの馬を決め、毎回その馬にべットしているプレイヤーも少なくありません。
馬を決めると、馬券の種類を選ぶ画面が表示されます。オッズを確認したうえで、買いたい馬券を選びましょう。ブックメーカーでは、上述したようなさまざまな馬券が取り扱われています。予想を的中させるのが難しい馬券も多いため、初心者の方であれば、単勝や複勝などシンプルな馬券がおすすめです。
一度に複数の種類の馬券を購入することもできます。しかし、後述するように無闇に馬券を幅広く購入するような賭け方はおすすめできません。賭け金を確実に回収するためにも、慎重な予想に基づいた馬券を無駄なく購入する必要があります。
馬券を購入する
最終的に馬券の購入を確定します。購入するためには、事前の入金が必要です。まだ入金していない場合は、早めに済ませておきましょう。
購入が確定すると、入金額からベット額が引き落とされます。確定後のキャンセルはできません。確定のボタンを押す前に、レース、馬、馬券、ベット額などの情報に間違いがないか、あらためて確認してください
馬券の購入後は、レースの展開を見守りましょう。ブックメーカーによっては、ライブストリーミング機能でレースの様子を視聴できます。見事予想を的中させた場合は、オッズに応じた配当金がアカウントのウォレット上に払い戻されます。
ブックメーカーで競馬に賭けるメリット
日本では、公営ギャンブルである競馬が人気です。一方、ブックメーカー競馬には独自の魅力があります。はじめて競馬に触れる方だけではなく、競馬場に行き慣れている方でも楽しめるはずです。以下では、ブックメーカーで競馬に賭ける代表的なメリットを紹介します。
競馬場に行く必要がない
ブックメーカーはインターネットを利用したサービスのため、競馬場に足を運ばずに馬券を買えます。忙しくて競馬場に行く時間がない方にとっては便利なサービスです。
JRAでもネットでの馬券販売サービスを提供していますが、基本的に国内のレースが多く、海外レースの取り扱いは一部であり、馬券の種類も限られています。競馬場へ行くことにこだわりがない方は、JRAのネット販売とブックメーカー競馬を使い分けるのがおすすめです。
いつでも競馬に賭けられる
ブックメーカーでは、24時間365日、競馬のべットを受け付けています。国内のレースだけであればべットの頻度は限られますが、ブックメーカーであれば海外レースを取り扱っているため、べットのチャンスには事欠きません。
競馬で利益を出すためには、なるべく手堅いべットで少しずつ配当金を積み上げていくことが大切です。しかし、国内レースだけではべットの機会が限られており、勝率が安定していたとしてもなかなか利益がたまりません。ストレスから、無謀なべットをしてしまうプレイヤーもいます。
一方、いつでも賭けられるブックメーカーであれば、頻繁なべットチャンスを利用して着々と利益を蓄えることも現実的に可能です。海外競馬に関する知識を身に着ければ、国内競馬のみをプレイするよりもはるかに着実な利益が期待できます。
アンティべットを利用すれば、出走馬すら決まっていないレースへのべットも可能です。予想難易度は跳ね上がりますが、アンティベットを選択肢に加えるとさらにべットの機会が増えます。
海外のレースにも賭けられる
海外では多くの競馬レースが開催されています。ブックメーカーでは、国内のレースに加え、海外の豊富なレースにも賭けられます。2024年を例にとると、以下のような海外レースが代表的です。
- サウジカップ
- ドバイワールドカップ
- ケンタッキーダービー
- 英ダービー
- 仏ダービー
- 愛ダービー
- パリ大賞
- キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスステークス
- ジャックルマロワ賞
- 凱旋門賞
- メルボルンカップ
- 香港カップ
海外のレースは賞金も大きく、日本の競馬プレイヤーにとっても魅力的です。また、雰囲気についても海外のレースは、日本のレースとは違った盛り上がりがあります。
近年は、JRA所属の馬や騎手が海外レースに遠征することも少なくありません。ひいきの馬が海外レースで活躍する姿を見れば、自然と応援にも力がこもるでしょう。
ボーナスを利用できる
ボーナスを利用してお得にべットできる点も、ブックメーカー競馬の魅力です。ボーナスとは、ブックメーカーおよびオンラインカジノで提供される、現金と同じ感覚で使えるクレジットのこと。ボーナスがあれば、現金を消費せずにべットを楽しめます。
一般的に、登録時には入金不要ボーナスが提供されます。出金上限や利用期限などがありますが、初心者の方にはブックメーカー競馬に慣れるための資金としておすすめです。
初回入金時には、入金ボーナスが付与されます。べット資金が上乗せされることになるため、余裕を持って競馬を楽しめるでしょう。
その他、月次、週次、誕生日など、オリジナルのボーナスを提供しているブックメーカーは少なくありません。ブックメーカーで競馬をプレイするのであれば、積極的にボーナスを利用しましょう。
ライブストリーミング機能を楽しめる
ブックメーカーで競馬をプレイする際にぜひ利用していただきたいのが、ライブストリーミング機能です。
ライブストリーミング機能を利用すると、レースの様子をリアルタイムで視聴できます。海外のレースも、タイムラグなく視聴可能です。ご自身が賭けた馬の活躍を見ながら、スリリングな体験が得られるでしょう。
また、レース中の馬の順位を見ながら望みが薄いと感じた場合は、後述するキャッシュアウトもできます。レースの経過時間に応じた払い戻しが受けられるため、損失を最小限に食い止めることが可能です。このような戦略的な撤退ができるのも、ライブストリーミング機能の恩恵といえます。
ブックメーカーによっては、ご自身が賭けていないレースのライブストリーミング視聴も可能です。べットしていないレースも積極的に視聴し、展開を読む能力を養えば、競馬による収益が安定してくるかもしれません。
ブックメーカー競馬の買い方のポイント
ブックメーカー競馬で利益を出すためには、買い方のポイントを意識することが大切です。明確なポイントをおさえることで、利益を安定させやすくなります。以下では、ブックメーカー競馬で多くのプレイヤーが意識している買い方のポイントを紹介します。
各ブックメーカーのオッズを比較する
実は、レースのオッズはブックメーカーによって細かな差異があります。予想的中時の利益を少しでも大きくしたい場合、各ブックメーカーのオッズを比較するのがおすすめです。
オッズの比較は、各ブックメーカーのオッズの差がごく小さいことから、「労力に見合わない」という声もあります。しかし、たとえ極めて小さなオッズの差であっても、ベット額が大きい場合、あるいはべットの頻度が高い場合は、最終的には大きな利益の差が生まれるでしょう。また、高オッズを設定しているブックメーカーに絞り、そのサイトのオッズを重点的にチェックするなど、比較を効率化する工夫も求められます。
国内レースにべットする場合は、JRAのオッズと比較することも重要です。また、サイトによってオッズの表記形式が異なるケースがあるため注意しましょう。
キャッシュアウトで冷静に損切りする
いくつかのブックメーカーはキャッシュアウト機能を提供しています。キャッシュアウトはレースが終了する前に精算できる機能であり、実施するとベット額の一部が払い戻されます。
レースでは何があるかわかりませんが、始まった瞬間に予想していた馬が先頭グループに大差をつけられ「もう逆転は難しいのでは?」と思ってしまうことは少なくないでしょう。ファン心理としては、最後まで諦めずに応援したいところです。しかし、予想が外れれば、ベット額は回収できずに終わってしまいます。
競馬の収支を安定させるためには、最後まで望みを捨てたくない気持ちを抑え、冷静にキャッシュアウト機能を利用することが大切です。キャッシュアウトで損切りをしておけば、次回以降のレースで損失をリカバーできる可能性があります。
買い方以外に知っておきたいブックメーカー競馬の用語
買い方を知っていたとしても、ブックメーカー競馬を利用するのは、ハードルが高いと感じる方が多いかもしれません。ブックメーカーは海外で運営されているサイトが多いため、標準の言語は英語です。日本語に対応しているサイトは多いものの、多くの部分で英語の表記が残されています。買い方を覚えたら、以下のような用語の英語表記の意味についても把握しておくことをおすすめします。
英語表記 | 日本語表記 | 意味 |
Win | 単勝 | 1着の馬を当てる賭け方 |
Place | 2着複勝式 | 2着までの馬を当てる複勝式 |
Show | 3着複勝式 | 3着までの馬を当てる複勝式 |
Forecast | 2連勝単式 | 1着・2着の着順を当てる賭け方 |
Trifecta | 3連勝単式 | 1着・2着・3着の着順を当てる賭け方 |
Superfecta | 4連勝単式 | 1着・2着・3着・4着の着順を当てる賭け方 |
F/ FAV | 本命 | 一番オッズが低い馬 |
2F | - | 二番目にオッズが低い馬 |
日本の競馬とブックメーカーの競馬の違い
「日本の競馬の買い方に慣れていればブックメーカー競馬もストレスなく利用できる」とは限りません。オンラインとオフラインという買い方の違い以外にも、両者にはさまざまな相違点があります。ブックメーカー競馬を利用する際の基本知識として、以下のような国内競馬との違いについてもおさえておきましょう。
パリミュチュエル方式・ブックメーカー方式の違い
日本の公営ギャンブルである競馬は、払い戻しのシステムとしてパリミュチュエル方式を採用しています。対して、ブックメーカーが採用しているシステムはブックメーカー方式と呼ばれています。
パリミュチュエル方式は、プレイヤーから賭け金を集めた後、レースの運営が賭け金の合計から自分たちの儲けを控除する方式です。プレイヤーには、控除後の残り額から払い戻し金が支払われます。これはつまり、胴元の利益が保証されている方式といえるでしょう。
対して、ブックメーカー方式ではパリミュチュエル方式のような控除をしません。運営側の利益は、単純にオッズの設定によって確保することになります。そのため、ブックメーカー方式では、プレイヤーへの払い戻し金の合計が賭け金の合計を上回り、運営が損をする可能性があります。
ブックメーカー方式は歴史が長く、ヨーロッパでは古くから採用されています。パリミュチュエル方式は胴元のリスクを回避する方式として、1867年にフランスで考案されました。日本の競馬はスポーツの振興目的という立場から利益を確保する必要があり、パリミュチュエル方式を取り入れています。
オッズの確定タイミング
ブックメーカーと日本の競馬では、オッズが確定するタイミングが異なります。これは、上述したパリミュチュエル方式とブックメーカー方式の違いに由来します。
パリミュチュエル方式では、馬券を購入した時点ではオッズは決まりません。オッズは購入後も変動し続け、すべてのべットが完了し運営が控除を差し引いた時点で確定します。そのため、購入した時点では、予想的中時に配当金がいくら得られるか予想がつきません。対して、ブックメーカー方式では馬券の購入時点でプレイヤー側のオッズが確定します。そのため、予想的中時の配当金の額は、馬券を購入したときに保証されています。
パリミュチュエル方式ではオッズが最後まで判明せず、購入後も安心はできません。反面、ブックメーカー方式は購入後からオッズが低くなることはないため、安心感があります。
賭け方の豊富さ
賭け方の豊富さは、ブックメーカー競馬ならではの強みです。JRAの賭けに慣れた人でも、新鮮な気分でべットを楽しめるでしょう。単勝・複勝・3連単といったJRAでも採用されている賭け方から、イーチウェイ、ファストフォー、アンティポストなどブックメーカー独自の賭け方があります。
最初は日本の競馬で親しみのある賭け方で着実に利益を積み上げ、後からブックメーカーならではの賭け方で勝ちパターンを見つけるプレイヤーは少なくありません。ブックメーカー競馬をプレイするなら、ぜひ積極的にいろいろな賭け方に挑戦してみましょう。
ブックメーカー競馬の買い方についてよくある質問
ブックメーカー競馬の買い方に関して、いくつか代表的な質問を取り上げてご紹介します。それぞれの回答もご紹介しますので、買い方の疑問を解消しておきましょう。
Q.ブックメーカーの競馬で税金はかかる?
ブックメーカー競馬に限らず、ギャンブルで取得した利益は所得扱いになり、一定額を超えると納税の義務が発生します。ギャンブルの利益は一時所得に分類されるため、一時所得の特別控除である50万円を超えると、他の所得の額によっては税金が発生します。
課税条件や課税額の計算は複雑ですが、一時所得の課税ラインは50万円となります。そのため、年間で競馬の利益を50万円以下に抑えれば税金は発生しません。
ブックメーカー、およびオンラインカジノの利益については税法の整備が追いついておらず、プレイヤーのなかでも意見が分かれています。現時点では、「あくまで出金した利益が対象となり、アカウントのウォレットにためている段階では税金について意識する必要ない」という意見が多いです。ただし、税金の支払いについて万全を期すのであれば、税理士に相談することをおすすめします。
Q.ブックメーカー競馬の控除率は低い?
控除率とは、賭け金がプレイヤーのどの程度還元されるかを示す数値のことです。控除率が低いほど、プレイヤーにとって好条件なゲームであるといえます。
上述のとおり、日本の競馬はパリミュチュエル方式であり、運営が賭け金から一定額を控除しています。例として、JRAの控除率は約25%だといわれています。つまり、約75%が配当金としてプレイヤーに還元されているということです。
ブックメーカー方式では一定の控除がなくオッズ調整で運営の利益を確保するため、控除率は決まっていません。ブックメーカー、およびオンラインカジノでは控除率の代わりに、「プレイヤーに還元される割合」として「還元率」と表記するのが一般的です。ブックメーカーの還元率は、94~100%以上といわれています。このように数字のうえでは、JRAのレースよりもはるかに好条件であることがわかります。
ブックメーカーにも応用できる!競馬の良い買い方・ダメな買い方
競馬は歴史の長いギャンブルであり、良い買い方と悪い買い方が確立されています。ギャンブルとして楽しむことを重視するのであれば問題ありませんが、利益を安定させたければ良い買い方を徹底し、悪い買い方を是正することが大切です。以下では、競馬の良い買い方・ダメな買い方の例を紹介します。
良い買い方
まずは良い買い方を見ていきましょう。以下のような買い方を意識することで、勝率を高められると考えられます。
回収率を意識する
競馬に限らず、ギャンブルでは回収率が重要です。回収率とは、ベット額に対する払い戻し金額の割合のこと。例として、100円の馬券を購入し、200円の払い戻し金が得られた場合、回収率は200%となります。
ギャンブルとしての性質上、毎回予想を的中させることは困難です。競馬で利益を出すためには、的中と外れを繰り返しながら、年間で100%を超える回収率を目指す必要があります。競馬でどの程度の利益を目指しているかによって、求められる回収率は変わります。
言い換えれば、十分な回収率を維持できてさえいれば、一回あたりの勝敗はさほど重要ではありません。特に負けた場合、プレイヤーとしては気落ちしてしまいがちですが、回収率で考えるとさほど影響がない場合があります。ギャンブルの賭け方には精神的な面も影響してくるため、あくまで回収率を基準に結果を考え、不必要に一喜一憂しない心構えが大切です。
期待値を把握する
良い買い方を心がけるうえでは、期待値に則した馬券選びが求められます。期待値とは、1回の施行でどれくらいのスコアが期待できるか表す数値のこと。競馬の場合、どのくらいの利益が期待できるかを勝率を踏まえて表した数値といえます。
期待値を計算するためには、的中率とオッズが必要です。競馬では、的中率を正確に算出することは困難なため、レースの履歴から統計で概算を出します。
ある馬の単勝的中率が31%、オッズが2.9倍のケースを想定してみましょう。この場合、100円で馬券を買うとすると、期待値は以下のように計算されます。
290円 × 31.0% = 89.9円
この馬の期待値は100円あたりマイナス11円と算出されます。つまり、この馬の馬券を買う行動は、期待値を踏まえて考えるとNGになります。
基本的には、勝率から考えてプラスの期待値となるオッズが設定されている馬に賭けていくことになります。1回ごとのレース結果にはさまざまな要因が絡むため、勝敗は正確にはわかりません。しかし、べットの試行回数を増やすと、最終的には期待値に沿った収益に収束すると考えられています。
過剰人気を避ける
長期的な利益を期待する場合は、人気のある馬を無条件に選ぶような買い方は控えましょう。人気のある馬は、実際に勝率が高く、好走が期待できます。しかし、同時にべットが集中するため、オッズが下がりがちです。
期待値を考えると、オッズが必要以上に下がっている馬は購入の対象外となります。勝率に対して適正なオッズはどのくらいなのか、購入前に計算が必要です。
とりわけ、以下のような条件に当てはまる馬は過剰人気となり、適正オッズを下回る傾向があります。
- 人気騎手が騎乗している
- 馬主の影響力がある
- 血統が良い
- 直近で目立つ勝利をしている
人気馬は勝率が高く、単純に予想を的中させることだけを考えると魅力的です。しかし、長期的な収支を増やすうえでは、期待値の点から必ずしも購入対象とはならないケースがあります。過剰人気の馬のオッズが本当に適正かどうか、慎重に吟味する癖をつけましょう。
穴馬を狙う
過剰人気の馬とは反対に、適正オッズよりも高いオッズが設定されている馬もいます。期待値の観点からいえば、こうした馬は非常に魅力的です。実力に反して不人気で高いオッズが設定されている馬券を「オッズ妙味」がある馬券といいます。
以下のような条件に当てはまる馬は、オッズ妙味が発生する傾向があります。
- 直近で力を発揮できず敗退している
- 騎手が変わっている
- 休養から明けたばかり
- コースとの適性に不安材料がある
こうした馬は、能力に対して不当に高いオッズがつけられがちです。
もちろん、その馬が勝たなければ払い戻し金は得られないので、「オッズ妙味がある」というだけで選ぶのは賢い買い方ではありません。高いオッズがつけられている理由を自分なりに吟味し、「次のレースでは問題ない(勝てる)」という確信を得たうえで選ぶのが、賢明な買い方といえます。
ダメな買い方
上述した良い買い方は、あくまで長期的に見て利益を出すための指針であり、「必ず勝てる買い方」ではありません。一方、「必ず負ける買い方」は競馬ファンの間では共通認識として定着しています。以下では、ブックメーカー競馬において避けるべき買い方を紹介します。
むやみに多く買う
馬券を多く買えば買うほど、的中率は上がります。しかし、こうした買い方は控えるべきです。無計画に馬券を多く買うと、払い戻し金額より購入金額のほうが多くなってしまうことがあります。こうした買い方は、競馬用語で「トリガミ」と呼ばれています。
例として、18頭立てのレースですべての馬の単勝馬券を同じ金額だけ買うと考えましょう。すべての馬に賭けているので、予想は必ず的中します。しかし、オッズが18.0未満の場合は確実にトリガミとなってしまうのです。
競馬において、複数の馬券を選ぶ買い方をすることは少なくありません。上記は極端なトリガミの例ですが、オッズと購入金額を慎重に見定めなければ、意図せずにトリガミになってしまうことがあります。無計画に購入点数を広げるような買い方は禁物です。
運任せで買う
競馬において、何も考えない運任せの買い方は控えるべきです。無作為に馬券を買うと、期待値は還元率に近づきます。つまり、運営が利益を獲得している以上、予想の努力をしなければプレイヤーが儲かることはないということです。
JRAでは、運営の控除率が約25%のため、無作為に馬券を買うとプレイヤーの期待値は約75%となります。ブックメーカー競馬はJRAよりも還元率が高いとされていますが、利益を確かなものにするためには予想は必須です。
競馬の結果が運によって左右されることは事実です。しかし、プレイヤーには上記のような回収率・期待値を意識するほか、予想によって運の影響度を最小限にする姿勢が求められます。予想するだけの十分なデータがないレースに関しては、潔くべットを控えることも大切です。
最終レースで高額を出す
1日の結果が振るわなかった場合、その日の最終レースで負けを取り返すために高額をべットしてしまうプレイヤーは少なくありません。勝てば損金を返上できますが、負ければさらに大きな損金を抱えてしまうことになります。
前提として、その日の気持ちによって買い方が変わるようなプレイをしていては、競馬で安定した利益を出すことはできません。「ギャンブルはスリルを味わうもの」というイメージがある一方、実際には冷静に計画や計算に基づいて淡々と購入することが求められるのです。
上述したように、意識すべきは年間の回収率です。一時的な結果のみで買い方を変えないように、長期的な視野を持ちましょう。
競馬で利用するブックメーカーを選ぶならこんなポイントに注目
現在は、多くのブックメーカーが競馬を取り扱っています。しかし、快適に利用するためには、慎重になってブックメーカーを選ぶことが大切です。競馬をプレイするブックメーカーを選ぶ際のポイントとして、以下の3点をご紹介します。
信頼性
ブックメーカーはお金を扱うサービスであることから、信頼性を重視して選ぶことが大切です。オンラインのブックメーカーが台頭し始めた頃は、不正なサイトが数多く存在していました。現在は、業界の清浄化が進み、そうしたサイトの多くは淘汰されていますが、残念ながら依然としてユーザーをだますようなブックメーカーは存在しています。
ブックメーカーの信頼性を判断するうえで、すでに登録しているユーザーの評価は重要な情報となるでしょう。SNSやブックメーカーのコミュニティなどでは、不当に出金を拒否された、入金額がいつの間にか消えていた、といった被害の情報が出ることがあります。こうした悪評がたっているサイトには、登録を控えるのが賢明です。
また、ライセンスの有無もブックメーカーの信頼性を判断する指標となります。ライセンスの取得を公示しているサイトは、所在地の政府の公認を得ているということです。ライセンスは、提供期間の審査を通過しなければ付与されないため、取得をアピールしているサイトは一定以上の信頼が保証されていることになります。
日本語対応
対応言語にも注目しましょう。ブックメーカーの多くは海外で運営されています。主要言語は英語であり、すべてのサイトが日本語に対応しているわけではありません。
オンラインのギャンブルを経験したことがない方であれば、英語表記しかなければ不安に感じることが多いでしょう。また、登録方法や馬券の買い方などを問い合わせたいとき、日本語の対応窓口が用意されていなければ不便です。
言語のほか、日本円が使えるか、日本の銀行を出金先として選べるか、といったローカライズに注目することも重要です。ストレスなくプレイするために、日本人を意識して設計されているサイトを選びましょう。
競馬以外のスポーツ数
ブックメーカーで賭けられるスポーツは競馬だけではありません。その他にも以下のような多くのスポーツが取り扱われています。
- サッカー
- 野球
- バスケットボール
- アメリカンフットボール
- ゴルフ
- F1
- eスポーツ
競馬だけを賭けの対象としていると、べットの機会が制限されてしまいます。何よりも、同じスポーツに賭け続けることで飽きてしまうかもしれません。
ブックメーカーによって取り扱っているスポーツの数は異なります。長くスポーツベットを楽しむために、対応しているスポーツの種類にも注目してブックメーカーを選んでみてください。
Stake(ステークカジノ)でついに競馬べットがスタート!魅力を紹介
ステークカジノでのスポーツベットは買い方がわかりやすいだけではなく、20種類の仮想通貨での入出金や、30種類以上のスポーツ、3,000種類以上のカジノゲームをはじめとした様々な魅力で、初心者の方にもおすすめです。以下では、ステークカジノの代表的な魅力をご紹介します。
豊富なボーナス
ステークカジノは、ボーナスの豊富さで多くのスポーツベットプレイヤーに評価されています。例えばVIPプログラムでは、以下のようなボーナスが提供されています。
- レベルアップボーナス
- レーキバック
- VIPホスト
- リロードボーナス
レベルアップボーナスはベット額の合計が多くなるほど、お得になっていくシステムです。一定額に達するごとにVIPランクが上がり、ボーナスが加算されていきます。
付与されたボーナスは現金と同じ感覚で使用可能です。スポーツベットのほか、カジノゲームで利用することもできます。
ライブストリーミング機能対応
ステークカジノはライブストリーミング機能を搭載しており、国内外のさまざまな競馬レースを視聴できます。べットしたレースを視聴すれば、手に汗握る体験が味わえるでしょう。賭けていないレースを視聴して、予想の力を養うのもおすすめです。
入金済みのアカウントであれば、ライブストリーミング機能を利用できます。競馬以外のスポーツもライブストリーミング機能で観戦できるため、スポーツ好きの方は積極的に利用しましょう。
日本語対応・ライセンス保持で安心・安全
ステークカジノは、世界の言語に対応しています。日本語に設定することも可能です。加えて、ライブサポートでは日本語で問い合わせることもできます。買い方に疑問点がある場合も安心です。
加えて、ステークカジノは業界でも評価が高いキュラソーライセンスを取得しています。管理委員会によってプレイヤーへの賞金支払い能力を保証されているため、安心して利用可能です。
国内の注目レース
日本の競馬ファンが注目しているのは、やはり国内の大型レースではないでしょうか。ステークカジノでは、日本のプレイヤー向けに、国内のレースも豊富に取り扱っていく予定です。代表的な日本国内のレースをご紹介します。
日本ダービー
「日本ダービー」は副称であり、正式には「東京優駿」と呼ばれます。日本で「ダービー」といえば、一般的にこのレースを指します。1932年より施行されている、歴史あるレースです。
日本では、常に国内最高賞金を争うレースのひとつであり、多くの競馬ファンにその権威が認められています。現在は、毎年5月の下旬、もしくは6月の初旬に開催されています。
ジャパンカップ
ジャパンカップは1981年に、日本初の国際招待競走として実現しました。参加する国の豊富さから、「競馬のオリンピック」と評されています。
世界に通用する馬を育てる目的で創設されましたが、創設当初は招待場に圧倒されるレースが多く、「日本馬は海外の馬に勝てないのではないか」という懸念を与えることになりました。しかし、1991年以降は日本馬の活躍も目立つようになり、現在はすでに日本馬と招待馬の勝率は逆転しています。
毎年、11月後半に開催されています。後述の有馬記念とともに、日本の競馬ファンの間では年末の一大イベントとして親しまれています。
有馬記念
有馬記念は、日本ダービーに匹敵するレースを目指して、当時の日本中央競馬会理事長である有馬頼寧によって創設されたレースです。毎年12月の後半に開催されています。2000年から2006年まで、外国馬はジャパンカップ優勝馬にのみ出走資格が与えられていましたが、2007年からは国際競走に変わり、外国馬の出走枠が増えています。
年末の大レースとして、古くから競馬ファンの間では人気です。1996年には約875億円を売り上げ、日本競馬におけるギネス記録として登録されています。
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Betwise Entertainment シニアマーケティングマネージャー
オンラインカジノ業界に15年以上従事し、主に仮想通貨を重点としたマーケティング戦略の策定に携わる。豊富な知識とデータ分析力で、クライアントの成長と業界発展に貢献している。
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