仮想通貨のウォレットとは?種類や技術など基礎知識を一挙紹介

2024.09.07
2024.10.06

仮想通貨を始める方や既に始めている方にとって、ウォレットは非常に重要な役割を果たします。仮想通貨を保管し、取引を行うための「デジタル財布」として機能するウォレットは、セキュリティの観点からも非常に重要なものです。しかし、ウォレットと一口に言っても、その種類や技術、使い方には多くの選択肢があり、初めて仮想通貨に触れる方にとっては少々複雑に感じられるかもしれません。

本記事では、仮想通貨のウォレットについて基礎知識から種類、セキュリティ技術、さらにはウォレット選びのポイントまで、わかりやすく一挙にご紹介します。仮想通貨の取引を始めるにあたり、自分に合ったウォレットを選んで安全に資産を管理するための知識を、深めていきましょう。

[この記事で分かること]

  • 仮想通貨のウォレットに関する基本的な知識
  • 仮想通貨の管理でウォレットを使うメリット
  • 仮想通貨の管理で取引所の口座を使うメリット
  • 仮想通貨ウォレットを選ぶポイント
  • 仮想通貨ウォレットを使う際の注意点
  • 仮想通貨ウォレットについてのよくある質問

目次

仮想通貨のウォレットに関する基本

ウォレットと聞くと、財布をイメージする方が多いかと思います。では、仮想通貨におけるウォレットとは、一体何を指し、どのような機能を持つのでしょうか。

仮想通貨の取引や保管において欠かせない存在であるウォレットには、仮想通貨の管理ツールという役割があります。ただしウォレットは、ただ単に仮想通貨を保管する場所としてだけでなく、送金や受け取り、資産の管理など、仮想通貨の活用において多岐にわたる機能を担っています。

セキュリティの面においても非常に重要な役割を持つウォレットですが、まずは仮想通貨ウォレットの基本的な役割や機能について解説していきますので、ウォレットを理解するための基礎知識を手に入れましょう。

そもそも仮想通貨のウォレットとは

まず最初に、仮想通貨における「ウォレット」という呼び方は、比喩的なものです。物理的な財布のように、仮想通貨自体がウォレットに格納されているわけではありません。実際には、仮想通貨ウォレットはブロックチェーンという公開台帳を読み取り、ユーザーが保有する仮想通貨の残高や取引履歴を表示するツールのことです。

仮想通貨ウォレットとは、仮想通貨アカウントの公開鍵や秘密鍵を管理するためのソフトウェア製品や物理的なデバイスを総称したもので、ウォレットが保管している公開鍵と秘密鍵を使って仮想通貨取引を利用している方の資産を保護しているのです。

次に、ウォレットに保管している公開鍵と秘密鍵がどのようなものかご説明します。公開鍵とは、銀行口座で言うところの口座番号のようなものです。一般的に公開しても問題がなく、主に仮想通貨の取引において送金の際に使用されることが多く、情報を共有して取引に利用する鍵のことを指します。一方、秘密鍵とは銀行口座の暗証番号やPINのようなものです。秘密鍵を他者に教えてしまった場合、資産が盗まれたり悪用されるようなトラブルに繋がってしまいます。

従って、ウォレットを使用することで仮想通貨を安全に保管することが可能にはなりますが、セキュリティの高いウォレットを選ばなければ、逆にハッキングなどによって盗難されるリスクもあると言えます。秘密鍵の適切な管理が安全な資産運用の鍵となるので、より安心できるウォレットを選びましょう。

取引所とウォレットの違い

仮想通貨取引所も資産を管理しているので、取引所とウォレットでは何が違うのか分からないという方もいらっしゃるかもしれません。そこで、取引所とウォレットでは何が違うのか、詳しく解説していきます。

まず、暗号資産(仮想通貨)の取引を行う際には、暗号資産交換業者が運営する取引所に口座を開設する必要があります。取引所は、暗号資産を売買するためのオンラインプラットフォームであり、取引によって取得した暗号資産を保管する機能も備えています。基本的に、日本円などの法定通貨を取引所の口座に入金し、その資金を使って暗号資産を購入することが可能です。また、異なる種類の暗号資産同士での売買も行えます。つまり取引所は、暗号資産の売買などの取引を目的とする場所です。

一方で、ウォレットは取得した暗号資産を安全に保管するためのツールであり、暗号資産の秘密鍵や公開鍵を管理し、資産を保護することが主な目的です。資産の保管と送受信を行うウォレットには、取引機能がありません。

取引所には、取得した暗号資産を保管する機能も付いており、口座開設時に取引所の提供するウォレットが自動的に作成されることが一般的です。しかし、ユーザーの秘密鍵を集中管理しており、これによりハッキングの標的になりやすいうえに、ハッキングされた場合には資産にアクセスできなくなるというリスクがあります。一方でウォレットでは、ユーザーが資産を直接管理することが可能です。第三者の介入を防ぎ、取引所に依存することなく資産の送受信や保管ができるため、資産保護のレベルを高めることができます。

このように、取引所とウォレットでは目的や機能が違うため、セキュリティ管理の方法も同一ではありません。さらにウォレットには、セキュリティの特徴が異なる複数の種類があります。異なる特徴を持つウォレットの中から、ご自身に合ったウォレットを選ぶことができるのです。では次に、ウォレットの種類と特徴を見てみましょう。

仮想通貨のウォレットの種類

仮想通貨のウォレットにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴や用途が異なります。たとえば、日常的に取引を行う場合と、長期的に資産を安全に保管したい場合では、適切なウォレットの種類が異なるのです。

一般的に、ウォレットはオンラインで利用する「ホットウォレット」と、オフラインで管理する「コールドウォレット」に大別されますが、さらに細分化すると、モバイルウォレット、デスクトップウォレット、ハードウェアウォレット、ペーパーウォレットなど、用途や技術に応じた多様な選択肢があります。

ここからは、これらのウォレットの違いや特徴を詳しく解説し、それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。ご自身の用途に合わせた最適なウォレットを見つける際に、参考にしていただければと思います。

ホットウォレット

ホットウォレットは、仮想通貨の世界で最も一般的に利用されているウォレットの1つです。インターネットに常時接続されているため、ユーザーはどこからでも簡単にアクセスでき、送金や取引をスムーズに行えるというメリットがあります。その使いやすさから、特に頻繁に取引を行うトレーダーや日常的に仮想通貨を利用する方におすすめのウォレットです。

しかし、そのメリットに反して、ホットウォレットにはセキュリティ上のリスクも存在します。インターネットに接続されているということから、ハッカーや悪意のある第三者による攻撃のリスクが常に伴い、多額の資産を保有することには向いていません。

ホットウォレットは少額の仮想通貨を保管するために利用し、多額の資産を保管したい場合にはよりセキュリティの高いウォレットと組み合わせて使用することをおすすめします。

オンラインウォレット

ウェブウォレットとも呼ばれるオンラインウォレットは、ホットウォレットに分類される代表的なタイプの仮想通貨ウォレットです。ウェブブラウザを通じて利用できるこのウォレットは特に、利便性を重視するユーザーに人気があります。取引所のサイト上や専用のウェブサービスで暗号資産を管理できるため、場所やデバイスを選ばずどこからでもアクセス可能です。

オンラインウォレットの最大のメリットは、アクセスのしやすさです。IDとパスワードさえ知っていれば、どの端末からでも簡単にウォレットにログインできます。また、取引所がセキュリティ対策を施しており、複雑な設定や管理がいらないため、初心者でも扱いやすいという点もおすすめです。

しかし、利便性が高いという反面、オンラインウォレットには不正アクセスのリスクが高いというデメリットがあります。過去には取引所のセキュリティが突破され、多くの資産が盗まれた事例が多数報告されています。取引所ごとにセキュリティの強度が異なるため、万が一の事態に備え、資産を失うリスクがあることは常に念頭に置いておく必要があります。

モバイルウォレット

モバイルウォレットは、スマートフォンやタブレットにインストールして使用する仮想通貨のウォレットです。アプリとして提供されるため、持ち運びが簡単で便利です。仮想通貨での支払いが可能な店舗では、店側が提示するQRコードをアプリでスキャンするだけで支払いが完了します。

モバイルウォレット最大の特徴は、バックアップ機能を提供していることです。バックアップ機能により、スマートフォンが故障したり紛失した場合でも、ウォレットの内容を簡単に復元することができます。万が一の場合でも資産を失わずに済むので、安心して利用することができます。

さらに、モバイルウォレットでは秘密鍵を自分の端末で管理するので、もしも仮想通貨取引所が経営難によって破綻したりハッキングされた場合にも影響を受けないという強みもあります。取引所の破綻やサービス停止のリスクを避けたい方は、モバイルウォレットの利用をおすすめします。

一方、モバイルウォレットには、3つの注意点があります。まず1つ目は、仮想通貨決済に対応している店舗がまだ少ない点です。事前に、対応店舗を確認しておく必要があります。2つ目は、インターネットに繋がっているという特性上、ハッキングのリスクからは逃れられないということです。3つ目は、モバイルウォレットの唯一の復元手段である復元フレーズを失くしてしまうと、復元が不可能になってしまうことです。

復元フレーズとは、バックアップ機能を利用するための本人確認用のパスワードのことで、モバイルウォレットの初期設定時に表示されます。復元フレーズは一般的に、12個の英単語でできています。復元フレーズの入力を求められた時に、このフレーズを忘れてしまっていると、復元ができません。復元フレーズは紙にメモしておくなど、対策をしておく必要があります。

デスクトップウォレット

デスクトップウォレットは、パソコンにインストールして仮想通貨を保管するタイプのウォレットです。インターネットから切り離すことでオフラインで管理することができ、ウイルスやマルウェアの対策によるリスクコントロールも行うことができます。一部のウォレットは、パソコンとスマートフォンの両方で使用可能できるので、パソコンだけでなく外出先でもスマホから資産の管理をすることができます。

デスクトップウォレットでは、モバイルウォレットと同じく秘密鍵がパソコン内で安全に保存されるため、取引所やウェブウォレットに依存しません。つまり、取引所の破綻などのリスクを避けながら資産を管理することが可能になります。

オンラインでもオフラインでも管理できる、デスクトップウォレット。オフラインで管理している場合、セキュリティに関してはハッキングのリスクが少なくなります。しかし、パソコンがウイルスやマルウェアに感染するとセキュリティリスクが高まるため、パソコンの自体のセキュリティ対策をご自身で行わなければなりません。この作業に慣れていない人にとっては面倒に感じる場合があり、セキュリティ対策を怠ると資産を失うリスクが高まります。

加えて、一部のデスクトップウォレットはブロックチェーン全体をダウンロードするため、大容量のストレージが必要になる場合があります。デスクトップウォレットのブロックチェーンのダウンロードには、2種類のタイプがあります。ブロックチェーン全体をダウンロードする、「完全型ローカルウォレット」。そして、ダウンロードするデータが少なくて済む代わりに、外部サーバーと繋がるためセキュリティ面で劣る「簡易型」。これらのダウンロードのタイプも、事前にチェックしておきましょう。

コールドウォレット

ホットウォレットとは反対に、インターネットに接続されていない仮想通貨ウォレットのことを、コールドウォレットと呼びます。このウォレットは、ハードウェアウォレットや紙ウォレットなどの物理的なデバイスで仮想通貨をオフラインで保管するため、ハッキングやオンライン攻撃のリスクが大幅に減少するのが特徴です。オフラインで管理されているため、即座に取引を行いたい場合には不向きでしょう。コールドウォレットは、多額の資産を持つユーザーや、しばらく使う予定のない資産を管理したい方におすすめのウォレットです。

高い安全性を持つコールドウォレットは一方で、設定や復元時の手順が複雑であり、ユーザー自身にも技術や知識が必要になるというデメリットも持っています。コールドウォレットでは、仮想通貨の所有を証明する秘密鍵や、ウォレットを復元するためのリカバリーフレーズ(通常は一連の英単語)を、ご自身で安全に管理することが必要です。これらの情報を誤って保存したり紛失したりすると、仮想通貨にアクセスできなくなるリスクがあります。

また、初期設定やバックアップの手順、送金の手順を理解しておかなければなりません。特にハードウェアウォレットの場合、デバイスの接続方法や設定が、初心者には少し複雑に感じられるかもしれません。さらに、仮想通貨を送金する際にはコールドウォレットを一時的にオンラインに接続する必要があり、面倒に感じる方もいらっしゃるでしょう。

ただし前述したように、コールドウォレットの安全性はホットウォレットと比べてもかなり高く、面倒な手順や設定は高い安全性の裏返しとも言えます。では、次にコールドウォレットの種類を2つご紹介します。

ハードウェアウォレット

ハードウェアウォレットは、フラッシュドライブや小型リモートコントローラーのような見た目のデバイスです。デバイス内に秘密鍵が安全に格納されており、デバイス外に秘密鍵が漏れることはありません。さらに、ハードウェアウォレットはPINで保護されており、PINを正しく入力しなければ使用することができません。そのため、第三者が悪意を持って使用することの困難な、非常に高いセキュリティを誇ります。コンパクトなサイズで持ち運びが簡単でありながら、必要な時には簡単に接続して利用できるため利便性が高く、長期的に多くの資産を保管したい方におすすめです。

ハードウェアウォレットのデメリットは、デバイス自体が紛失したり盗難に遭うリスクが避けられない点です。ただしデバイスが失われても、PINやその他に必要なパスワードが第三者に知られない限り、不正にアクセスされることはありません。

デバイス自体の管理や、PINやパスワードの管理を徹底することで、安全に資産を保管しておくことのできるウォレットです。

ペーパーウォレット

ペーパーウォレットは、セキュリティ面では安全性が最も高く、資産の長期保有をしたい方に最適です。保管方法は、秘密鍵とアドレスを紙に印刷して保管するだけのシンプルな方法です。秘密鍵やアドレスは印刷された紙として保管されるため、オンライン上のハッキングやマルウェアから完全に守られており、これらの攻撃を受ける心配がありません。

デメリットとしては、火事や水害、紛失などの物理的なリスクに弱いことが挙げられます。失ったり、破損したりすると、仮想通貨に永久にアクセスできなくなる可能性があります。また、ペーパーウォレットを生成する際に、ブラウザやPC、プリンタのキャッシュを削除するなどのセキュリティ対策をしっかり行わなければ、生成時に秘密鍵が漏洩するリスクも起こり兼ねません。

防火、防水の袋や金庫に入れて管理するといった対策や、キャッシュの削除に関する知識を蓄えておくといった対策が必要です。

仮想通貨のウォレットに活用されている技術

仮想通貨のウォレットは、単なるデジタル財布ではありません。取引が安全に、かつ効率よく行われるために、様々な技術がバックグラウンドで機能しています。以下では、仮想通貨の高い信頼性やセキュリティを支える基盤の技術であるブロックチェーン、公開鍵と秘密鍵、電子署名の3つを、それぞれご紹介していきます。

ブロックチェーン

仮想通貨が知られるようになってから、ブロックチェーンという単語をよく耳にするようになったのではないでしょうか。ブロックチェーンの技術は、2008年に「サトシ・ナカモト」という名で発表された「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」という文書によって広く知られるようになりました。この文書で提案されたビットコインは、世界初の仮想通貨であり、その基盤技術としてブロックチェーンが活用されました。ブロックチェーンのアイデア自体はそれ以前から存在していましたが、ビットコインの登場により初めて分散型デジタル通貨の実現が可能となり、ブロックチェーンの技術が使用されるようになったのです。

ブロックチェーンとは、取引データをブロックと呼ばれる単位にまとめ、これを時系列に沿ってチェーン状に連結して管理する技術です。ブロックチェーンの特徴を以下にまとめていきます。

  • 分散型システム

まず特徴的なのが、従来の中央集権的なシステムとは異なり、特定の管理者が存在しないということです。ネットワーク内のすべての参加者(ノード)が同等の権限を持ってデータを共同で管理するという管理体制によって、ハッキングがされにくいセキュリティを築いています。

  • 不正と改ざんへの耐性

ブロックチェーンは、過去のデータを変更することがほぼ不可能です。各ブロックには、前のブロックのハッシュ値と呼ばれるデジタル署名のようなものが含まれており、新しいブロックが追加されるたびに連鎖的に結びついていきます。この構造により、取引データが改ざんされるとチェーン全体に影響が及ぶため、不正に変更することが非常に難しく、信頼性の高い取引を可能にしています。

  • 透明性と信頼性

ブロックチェーン上のすべての取引は公開されており、取引の詳細を常に確認することができるため、高い透明性と信頼性が確保されています。

ブロックチェーンは、仮想通貨の取引における信頼性、透明性、安全性を確保するために欠かせない基盤技術となっています。

公開鍵・秘密鍵

仮想通貨ウォレットには、公開鍵と秘密鍵という2つの重要な鍵が存在します。公開鍵は仮想通貨を受け取る際に必要なもので、ウォレットの住所ともいえるでしょう。公開鍵をもとに生成されるウォレットアドレスを相手に教えることで、住所に仮想通貨が届くという仕組みになっています。銀行で言うところの口座番号と同じ役割をしており、他者に共有しても問題ありません。

一方、秘密鍵は仮想通貨を送金する際に必要なもので、銀行口座の暗証番号に該当します。秘密鍵は、ウォレットの所有者だけが知っておくべきものです。この鍵は、仮想通貨を送金する権限を持っているか確認するために用いられるため、第三者に共有してしまうと仮想通貨を不正に送金されるリスクが生じます。秘密鍵は再発行が不可能であり、万が一紛失してしまうとそのウォレットに保管されている仮想通貨は永久に使用できなくなってしまいますので、しっかりと管理しましょう。

公開鍵と秘密鍵は見た目が似ている場合があり、誤って秘密鍵を公開してしまう可能性もあります。公開鍵を共有する場合は、確認を怠らないようにするなど対策が必須です。

電子署名

電子署名は、デジタル文書に対して電子的に署名する技術です。その文書が指定された送信者によって作成されたものであり、かつ、その後改ざんされていないことを証明するためのものです。電子署名は、以下の手順で行います。

  1. 鍵の生成
    送信者は、自身の「秘密鍵」と「公開鍵」を生成します。秘密鍵は署名作成に、公開鍵は署名検証に使用されます。
  2. ハッシュ値の計算
    送信者は、デジタル文書の内容からハッシュ関数を用いて、ハッシュ値を計算します。ハッシュ値は文書のデジタル指紋のようなもので、文書が変更されていない限り同じハッシュ値が得られます。
  1. 署名の生成
    計算したハッシュ値を秘密鍵で暗号化し、デジタル署名を生成します。この署名と文書は一緒に送信されます。
  2. 署名の検証
    受信者は、受け取った文書からハッシュ値を独自に計算し、公開鍵で暗号化された署名を解読して得られるハッシュ値と比較します。両方のハッシュ値が一致すれば、文書が送信者によって作成されたものであり、改ざんされていないことが確認されます。

仮想通貨の取引を行う際にこの一連の流れを行うことで、データに不正がないことを証明し、取引の信頼性が確保できます。しかし、そもそも公開鍵が正当なものでなければ、電子署名自体の信頼性が担保されません。そこで、電子認証局と呼ばれる、電子証明書を発行する第三者機関が発行する「電子証明書」を添付することで、公開鍵の信頼性を確保しているのです。

仮想通貨の管理で個人のウォレットを使うメリット

仮想通貨の管理において、取引所ではなく個人のウォレットを使用することには、どのようなメリットがあるのでしょうか。個人ウォレットでは仮想通貨の所有者が自分の資産を直接管理することができるので、セキュリティやプライバシーが強化されます。第三者に依存しない資産管理ができるので、取引所がハッキングや攻撃された場合にも影響を受けずに資産を守ることができるなどのメリットが存在します。

以下では3つのメリットをご紹介します。

  1. 分散管理できる
  2. アクセス・利用が簡単
  3. リスクヘッジになる

それぞれを詳しく解説していきます。

分散管理できる

個人ウォレットの大きなメリットの1つは、分散管理が可能であるという点です。個人ウォレットを複数使用することで、資産を異なる場所に分散して保管することができます。例えば、取引所のウォレットと個人のハードウェアウォレットを使い分けることで、取引所のセキュリティリスクや、ハードウェアウォレットの紛失リスクをそれぞれ低減することができます。1つのウォレットが危険にさらされた場合でも、全体の資産を守ることができる可能性が高くなります。

また、複数のウォレットに資産を分割して保管すると、異なる目的や使用頻度に応じた管理も可能です。例えば、長期保管用のオフラインウォレットと日常的な取引用のオンラインウォレットの2種類に分けることで、取引の際のセキュリティを強化しつつ、長期的な保管をするつもりの大きな資産をしっかりと守ることができます。

1つのウォレットに依存せず複数のウォレットを使用することで、万が一のウォレット障害やトラブルの場合でも、損失を最低限に抑えることができます。1つのウォレットに紛失や破損のトラブルが起こった場合でも、他のウォレットに保存している資産にアクセスできる環境を整えておくことで、個人での取引やビジネスへの影響を最小限に抑えることができます。

簡単にアクセス・利用できる

個人ウォレットには、仮想通貨の送金や受け取りをスムーズに行えるメリットもあります。インターネット環境さえあれば、いつでもどこでもウォレットにアクセスし、取引所や銀行などの仲介者を通さず、直接取引をすることができます。

さらに、ほとんどの個人ウォレットが誰でも使いやすいインターフェースを提供しているので、仮想通貨初心者でも簡単に使いこなすことができます。取引履歴の確認、資産の管理がすぐにできるように設計されているうえに、24時間アクセス可能なので、いつでも仮想通貨の残高や取引状況を確認できます。

リスクヘッジになる

個人ウォレットを利用することで得られるリスクヘッジは、個人ウォレットの最も大きなメリットと言えるでしょう。中央集権型の取引所やサービスに依存することなく、自分のウォレットで仮想通貨を管理できるので、ハッキングや経営破綻による影響をほとんど受けることなく資産を管理することができます。

また、個人ウォレットでは自分だけが秘密鍵を管理するため、他者にアクセスされるリスクが低減します。さらに、一般的な個人ウォレットでは、資産のバックアップ機能が提供されています。リカバリーフレーズを使用してウォレットデータを複数の安全な場所にバックアップできるため、デバイスの故障や紛失によって資産を失うというトラブルを防ぐことができます。

仮想通貨の管理で取引所の口座を使うメリット

仮想通貨取引所で口座を開設した際、取引所提供のウォレットが自動で生成されることが多く、個人ウォレットを持つ必要のない場合もあります。取引所のウォレットを利用すれば、仮想通貨の取引、複数の仮想通貨の管理、積み立てやレバレッジ取引などの様々なサービスを利用することができます。

仮想通貨取引所の口座を使うメリットを、以下に3つご紹介します。

操作がわかりやすい

仮想通貨取引所の口座は、ユーザーインターフェースに優れているものが多いです。これらの口座では、初心者でも分かりやすく、簡単に仮想通貨の入出金操作や売買を行うことができます。例えば、口座に紐づいたウォレットのビットコインを使って、さまざまなアルトコインを購入したり、法定通貨と交換したりすることができます。

別のデバイスからも利用できる

取引所の口座では、パソコンやスマートフォンのブラウザから直接残高や取引履歴を確認することができます。そのため、リアルタイムで資産の状態を把握することが可能です。取引所によってはスマートフォン向けのアプリも提供されており、ブラウザよりもさらに使いやすく、移動中や外出先でも手軽に取引を行うことができます。

さらに、パスワードやIDがわかっていれば、ご自身のデバイスでなくても利用可能です。急遽取引を行いたい場合や残高を確認したい場合、自分以外のデバイスを使用して取引、確認を行うこともできます。

家ではパソコンから、外出先ではスマホからなどの使い分けが簡単にできるのも魅力です。

秘密鍵の紛失リスクが低い

秘密鍵を個人のウォレットで管理する場合、ご自身が厳重に保管し管理しなければなりません。秘密鍵の紛失や漏洩は仮想通貨の喪失につながるため、パソコンのセキュリティ対策ソフトウェアなどで、マルウェアや攻撃への対策を個人で行う必要があります。パソコンや機械が苦手な方は、万全の対策が出来ているのかわからないと感じることもあるでしょう。一方で仮想通貨取引所の口座を利用する場合は、秘密鍵の管理は業者側が行うため、秘密鍵の管理の負担をなくすことができます。

仮想通貨取引所は高度なセキュリティ対策を講じて秘密鍵を保護しており、秘密鍵を安全に管理するための専門的な技術を使用しています。そのセキュリティレベルは年々増していると共に、定期的なサーバーのメンテナンスも行っているため、基本的にハッキングや流出の恐れはありません。

ご自身で秘密鍵の管理をするのが不安な方や面倒に感じる方には、仮想通貨取引所の口座を利用することをおすすめします。

仮想通貨ウォレットの利用方法

ここまで様々な仮想通貨ウォレットの種類や特徴、そして個人ウォレットと仮想通貨取引所の提供するウォレットとの違いなどを解説してきました。ここからは、さっそく仮想通貨ウォレットを利用したいと考えている方に向けて、その利用方法を順番に解説していきます。

1.取引所で口座を開設する

仮想通貨の取引を始めるための第一歩は、信頼できる取引所で口座を開設することです。取引所の口座を開設すれば、仮想通貨の売買や交換ができるだけでなく、各取引所が提供するさまざまな機能を活用することが可能になります。各仮想通貨取引所が提供しているサービスや取引の種類を確認して、ご自身に合った仮想通貨取引所で口座を開設しましょう。本人確認などの数ステップを踏み、仮想通貨の売買ができるようになったら開設完了です。

2.ウォレットを作成する

次に、仮想通貨を安全に保管・管理するために、取引所に依存しない、専用のウォレットを作成しましょう。スマートフォンアプリやハードウェアデバイスなどさまざまな種類があるので、ご自身にあったウォレットを作成しましょう。パスワードを設定したら、セキュリティ向上のために二要素認証を有効にします。ウォレットを作成すると秘密鍵が生成されるので、失くさないようにしっかりと管理しておきましょう。

3.口座からウォレットに送金する

続いては、いよいよ送金です。取引所で購入した仮想通貨を、ウォレットに送金しましょう。取引所のアカウントにログインし、送金したい仮想通貨を選択してウォレットアドレスを入力すると、送金することができます。一度送金が行われると取り消すことはできないため、送金先のアドレスは正確に入力しましょう。送金が完了すると、仮想通貨はウォレットに保管され、取引所から切り離して保管することができます。

4.ウォレットから決済・出金する

ウォレット内の仮想通貨は、さまざまな用途で利用することができます。例えば、商品やサービスの購入に使用する場合、決済画面でウォレットのアドレスを指定し必要な額を送金して、決済することができます。また、法定通貨に換金するために、取引所や別のウォレットに送金することも可能です。ウォレットから出金する際には、送金先のアドレスと送金額を間違えないように気を付けましょう。ウォレットからの決済・出金は、即座に反映される場合もあれば、数分から数時間かかることもあります。すぐに反映されなくても、焦らずに待ってみましょう。

仮想通貨のウォレットにかかる料金

一般的に、ウォレットの作成や保管自体は無料で提供されることが多いものの、送金手数料や特定の機能を利用する際には料金が発生する場合があります。料金はウォレットによって異なるので、ご自身の利用目的に合わせてコストを把握しておきましょう。

ウォレットの作成は基本的に無料

仮想通貨ウォレットの作成は基本的に無料で行うことができ、初期費用や登録料などはかかりません。オンラインウォレットやモバイルウォレットなどは、専用のアプリをダウンロードしてアカウントを作成するだけで、すぐに利用を開始することができます。

ただし、ウォレットの種類によっては、特定の機能や追加サービスに対して料金が発生することもあります。たとえば、ハードウェアウォレットや特別なセキュリティ機能を持つウォレットでは、購入費用や利用料がかかる場合があります。基本的な無料機能だけでなく、必要に応じて有料サービスも考慮して選ぶと良いでしょう。

入出金手数料・取引手数料が発生

仮想通貨ウォレットの作成は無料で行うことができますが、一般的に、入出金手数料や取引手数料が発生します。たとえば、ウォレットから他のウォレットに仮想通貨を送金する場合、その取引を承認するための手数料が必要です。この手数料は、送金額によって変動することがあります。

また、取引所の口座からウォレットに資産を移動する際にも、取引所側で設定された出金手数料がかかる場合があります。この手数料は取引所によって異なり、一定額である場合もあれば、出金額に応じて変動する場合もあります。仮想通貨を頻繁に取引する場合や、複数のウォレットを利用する場合には、これらの手数料が積み重なってコストとなる可能性があるため、事前に各ウォレットや取引所の手数料体系を確認しておきましょう。

仮想通貨ウォレットの選び方

仮想通貨ウォレットには、セキュリティ、使いやすさ、対応している仮想通貨の種類など、さまざまな違いがあります。また、モバイルウォレットやハードウェアウォレットなど、利用するデバイスによっても選択肢が異なります。数多くの選択肢の中から仮想通貨ウォレットを選ぶ際には、ご自身の使用用途にあったものを選びましょう。

以下では、仮想通貨ウォレットの選び方のポイントを、8つご紹介します。

目的に応じたウォレットを選ぶ

まず初めに、ウォレットに保管しておく仮想通貨の運用目的を明確にしておきましょう。目的を明らかにしておくことで、ご自身に合った仮想通貨ウォレットが選びやすくなります。

例えば、仮想通貨を投資対象として保有するだけであれば、外部で利用する機能が必要ないので、取引所が提供するコールドウォレットの利用がおすすめです。取引所提供のコールドウォレットは、資産を安全に保管できる上に、取引機能がついているので取引も簡単に行うことができます。ご自身でウォレットを用意するのは、かえって手間になってしまうかもしれません。

一方で、頻繁に取引する予定のない、まとまった額の仮想通貨がある場合は、長期的な保管に適したハードウェアウォレット、またはペーパーウォレットがおすすめです。

使いたい仮想通貨に対応しているウォレットを選ぶ

各ウォレットは特定のブロックチェーンや通貨に対応しているため、ご自身の保管したい仮想通貨がウォレット内で対応しているのかを、確認しておかなければなりません。もし仮に対応していない場合、その仮想通貨をウォレットに入れることはできませんので、ウォレット選びは特に慎重に行いましょう。

例えば、ビットコインやイーサリアムなどの主要な仮想通貨は多くのウォレットでサポートされているため、選択肢が限られることはないでしょう。一方で、マイナーな仮想通貨や特定のプロジェクトに関連したトークンは、対応するウォレットが限られていることがあります。もし対応しているウォレットがない場合は、公式ウォレットや専用のウォレットが提供されているケースが多いので、一度、公式HPで確認するか問い合わせを行ってみましょう。

さらに、複数の仮想通貨を保管したい場合には、複数の仮想通貨の保管に対応しているウォレットを選ばなければなりません。複数の通貨を保有している方にとっては、利便性のため、複数の仮想通貨を一度に保管できるウォレットがおすすめです。複数種類の保管が可能なウォレットであっても、対応していない仮想通貨は管理できません。そのため、マイナーな通貨を扱う方にとって、対応通貨の事前の確認は必須です。

セキュリティが充実しているウォレットを選ぶ

仮想通貨はデジタル資産であるため、ハッキングや不正アクセスによる被害を防ぐことのできる、セキュリティ機能が高いウォレットを選びましょう。

まず、ウォレットの種類によって、セキュリティレベルは異なります。例えば、インターネットに接続されているホットウォレットは利便性が高い一方で、ハッキングのリスクも高まります。オフラインで保管されるコールドウォレットはオンライン攻撃に対して強く、資産の長期保管に向いています。

また、ウォレットが提供するセキュリティ機能も重要視しましょう。例えば、二段階認証(2FA)はウォレットへの不正アクセスを防ぐための基本的なセキュリティ対策です。さらに、マルチシグ(複数署名)機能を持つウォレットは、取引を承認する際に複数の秘密鍵が必要となるため、単一の鍵が漏洩した場合でも資産を守ることができます。

自己管理型ウォレットと管理委託型ウォレットの双方を検討する

仮想通貨ウォレットには、ユーザーが秘密鍵を完全に自己管理する自己管理型ウォレットと、取引所やサービスプロバイダーがユーザーの秘密鍵を管理する管理委託型ウォレットがあります。

自己管理型ウォレットは第三者に依存せずに資産を直接コントロールできるため、ハッキングリスクや取引所の破綻によって資産が失われるリスクを回避できます。また、プライバシーの面でも、資産の移動や使用の際に第三者の許可を必要としないため、より自由度の高い運用が可能です。ただし、このタイプのウォレットでは、秘密鍵を紛失すると仮想通貨へのアクセスが永久に失われるリスクがあるため、秘密鍵の管理が特に重要になります。

一方の管理委託型ウォレットはユーザーが秘密鍵を直接管理する必要がなく、仮想通貨の取り扱いが簡単で、初心者におすすめです。セキュリティ対策もご自身でする必要はなく、取引所やプロバイダーに任せておけます。注意点として、このタイプのウォレットでは取引所に資産を預けることになるため、取引所がハッキングされたり倒産したりした場合、資産を失うリスクが個人ウォレットに比べて高いです。

高度なセキュリティを求めるなら自己管理型ウォレットが最適であり、利便性や初心者向けの使いやすさを重視するなら管理委託型ウォレットが最適です。どちらのウォレットを選ぶかは、ご自身のリスク許容範囲や技術的な理解度に合わせると良いでしょう。

仮想通貨ウォレットを使ううえでの注意点

これまで各仮想通貨ウォレットのメリットや注意点をお伝えしてきましたが、ここからは仮想通貨ウォレット自体の利用についての注意点を、お伝えします。

リカバリーフレーズを厳重に管理する

リカバリーフレーズは、仮想通貨ウォレットのセキュリティとバックアップに必要なフレーズです。ウォレットを初めて設定するときに生成される、この12~24個の単語で構成された文字列は、ウォレットの復元やアクセスのために使用します。例えば、デバイスの故障やウォレットの削除があった場合にリカバリーフレーズを使えば、新しいウォレットへ再びアクセスできるようになります。

リカバリーフレーズを紛失してしまうとウォレットの復元が不可能になり、仮想通貨に二度とアクセスできなくなります。また、このフレーズが流出すると、第三者がウォレットに簡単にアクセスできる状態となり、資産が盗まれる危険性があります。

リカバリーフレーズは絶対に紛失・流出しないよう、オフラインでの管理がおすすめです。

怪しい販売元のウォレットを使用しない

仮想通貨ウォレットを利用する際には、口コミや評価を調べ、信頼性の高い販売元や開発者から提供されているウォレットを選びましょう。無料という理由で信頼性が不明確なウォレットを利用すると、マルウェアが仕込まれていたり、秘密鍵を不正に収集する機能が含まれている可能性が高くなります。

公式ウェブサイトや有名なアプリストアからダウンロードされているウォレットは、利用しているユーザーによってレビューされ、セキュリティ面でも一定の基準をクリアしていることが多いため、安心して利用することができます。さらに、定期的にアップデートが提供されているウォレットは、セキュリティの向上やバグ修正がされています。これは、常に最新のセキュリティ対策を行っているという証なので、アップデートに注目してみるのも良いかもしれません。

不審な点や悪評があるウォレットは避け、信頼できる情報源からの意見や評価を参考にウォレットを選びましょう。

送金先のアドレスをよく確認する

仮想通貨を送金する際には、送金先のアドレスを入力する必要があります。この送金先のアドレスを間違って入力してしまうという事例が、複数報告されています。仮想通貨の取引はその特性上、一度完了した取引を取り消すこ都はできません。つまり、一度間違って送金してしまった場合、それを取り戻す手段がないということになります。

対策として、送金前には送金先のアドレスをコピーしてから貼り付けるのが一般的ですが、貼り付けた後にもう一度アドレスを確認するという習慣をつけておきましょう。悪意のあるマルウェアがシステムに潜んでいる場合、コピーしたアドレスが自動的に間違ったアドレスに書き換えられることがあるからです。さらに、大きな金額を送金する際には、まず少額を試験的に送金し、そのアドレスが正しいかどうかを確認するのもおすすめです。

仮想通貨のウォレットに関するよくある質問

仮想通貨ウォレットを初めて利用する方には、様々な疑問が生じるでしょう。以下では、仮想通貨のウォレットに関するよくある質問とその回答をご紹介します。

Q.一番安全なウォレットの種類は?

一番安全なウォレットの種類は、ハードウェアウォレットです。ハードウェアウォレットが一番安全だと言われている理由は、以下の4つです。

1. オフラインでの保管
ハードウェアウォレットは物理的なデバイスであり、インターネットに接続されていない状態で秘密鍵を保管するので、ハッカーやマルウェアからの攻撃を防ぐことができます。

2. 安全な取引
取引に際して行われる署名はハードウェアウォレット内部で行われるので、秘密鍵が外部に漏れないシステム構造になっています。取引データはウォレット内で処理され、第三者がアクセスできないようになっています。

3. パスフレーズやPINの設定
ほとんどのハードウェアウォレットでは、デバイスのアクセスにPINコードやパスフレーズを設定することができます。物理的にデバイスが盗まれてしまったとしても、アクセスするには設定したパスフレーズが必要になるので、第三者が簡単にアクセスすることはできません。

4. リカバリーフレーズ
ハードウェアウォレットを紛失しても、リカバリーフレーズを用いればウォレットの内容を復元することができます。

自己管理型の場合は、ハードウェアウォレットの方が安全性が高いと言えます、一方、管理委託型の場合は、コールドウォレットを採用している取引所やウォレットの方が安全性が高く、おすすめです。

Q.ウォレットはなくてもいい?

ウォレットの必要性は、仮想通貨をどのように利用するかによって異なります。

ウォレットが必要になる場合としては、大きな額を保管したい場合、高いセキュリティを求める場合、取引や残高の管理を自分で管理したい場合、取引のプライバシーを保ちたい場合などがあげられます。

逆に、これらを不要だと感じる方、仮想通貨を頻繁に取引する場合、保管する仮想通貨が少額な場合は、仮想通貨取引所のコールドウォレットに預けておけば安全性が担保されるので、ご自身で個人ウォレットを準備する必要はありません。

ただし、店舗や外部で仮想通貨を使って決済したいという場合は、その機能を備えている仮想通貨ウォレットが必要になります。

Q.ウォレットに送金すると税金がかかる?

ウォレットに送金するだけでは税金はかかりません。仮想通貨で税金が発生するのは、売却や交換によって20万円以上の利益を得た場合、仮想通貨を利用してサービスや商品を購入した場合、マイニングやステーキングで報酬を得た場合、仮想通貨を他人にギフトとして贈る場合などです。

単にご自身のウォレットに仮想通貨を送金する場合、たとえば取引所のウォレットから個人のウォレットに送金する場合、その送金自体には税金はかかりません。これは、単に資産の移動に過ぎず、利益の確定や新たな収益が発生しないという理由からです。

Stake(ステークカジノ)は仮想通貨の決済に完全対応

ステークカジノは、仮想通貨決済に完全対応したオンラインカジノとして、プレイヤーに新しい体験を提供しているオンラインカジノです。ビットコインやイーサリアムをはじめとした主要な仮想通貨を利用でき、取引のスムーズさに定評があります。24時間365日、好きなタイミングで仮想通貨による入出金が可能で、プレイヤーはいつでも好きな時間に入金、プレイすることができます。

豊富な対応仮想通貨

ステークカジノはビットコインを含めた多様な仮想通貨に対応しており、その数はなんと20種類以上にのぼります。仮想通貨に対応しているオンラインカジノやその他のカジノゲームは年々増えていますが、メジャーな仮想通貨に対応しているカジノが多く、20種類以上の仮想通貨が利用できるオンラインカジノは珍しいといえます。様々な仮想通貨を保有しているプレイヤーも安心して遊ぶことができる点は、他にはない、ステークカジノならではの魅力です。

ステークカジノが取り扱っている仮想通貨は、以下の通りです。

  • ビットコイン(BTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • ライトコイン(LTC)
  • ドージコイン(DOGE)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)
  • トロン(TRX)
  • イオス(EOS)
  • テザー(USDT)
  • バイナンスコイン(BNB)
  • クロノス(CRO)
  • USDコイン(USDC)
  • エイプコイン(APE)
  • ダイ(DAI)
  • チェーンリンク(LINK)
  • サンドボックス(SAND)
  • シバイヌ(SHIB)
  • ユニスワップ(UNI)
  • ポリゴン(MATIC)
  • ソラナ(SOL)
  • リップル(XRP)
  • バイナンスUSドル(BUSD)

スピーディーな入出金

ステークカジノはスピーディーな入出金に定評があり、プレイヤーがストレスなくゲームを楽しめる環境を整えています。仮想通貨を使用することで、従来の銀行振込やクレジットカード決済に比べて取引が瞬時に処理されるのが特徴です。特に、出金手続きは数分以内に完了するため、オンラインカジノをプレイして勝った資金をすぐに出金することができます。

豊富なボーナス・セキュリティなどオンラインカジノとしての魅力もたくさん

ステークカジノのさらなる魅力は、豊富なボーナスと高いセキュリティ機能です。

ステークカジノは、定期的に提供されるプロモーションキャンペーンが充実しており、プレイのたびにお得な特典を受け取ることができます。例えば、毎週開催されるウィークリー抽選会や、スロットなどの特定のゲームを遊ぶと抽選に参加することができるPragmatic Drops & Wins、プレイするだけで$75,000の賞金を獲得できるチャンスキャンペーンなどを行っており、いつでも新しい興奮と熱狂を提供しています。VIP限定の特典も目白押しのほか、アフィリエイトプログラムなど、様々な角度からのコミットメントも可能です。

さらにセキュリティ面では、仮想通貨の利用を通じて匿名性を保ちつつ安全な取引が可能です。ステークカジノではプレイヤーの個人情報を厳重に保護するために、最先端の暗号化技術を採用しており、安心してプレイすることができます。

また、公正なプレイができるのか不安に感じられる方も、ご安心ください。ステークカジノは第三者機関による監査を受けており、信頼性の高いカジノの証である、オランダ領キュラソー政府のライセンスを取得しています。

Stake(ステークカジノ)で仮想通貨を利用して快適に楽しもう

仮想通貨を利用して今話題のオンラインカジノを楽しむならステークカジノがおすすめです。他のオンラインカジノにはないスムーズさで、オンライン独特の待ち時間を最低限まで減らしたステークカジノなら、ストレスフリーにカジノをプレイすることができます。

さらに、高いセキュリティとプライバシーを重視するポリシーによって、個人情報の入力は最小限に抑えられ、プライバシーを守りながら安全にプレイできる環境が整っています。

ルーレットスロットから、バカラやブラックカードなどのカードゲームまで、豊富な種類のゲームを揃えているステークカジノなら、必ずお気に入りのゲームが見つかるはずです。仮想通貨を手に入れたら、ぜひステークカジノの楽しさを体験して下さい!

永井 晃
シニアマーケティングマネージャー
永井 晃
ナガイ アキラ
所属:マーケティング戦略部

Betwise Entertainment シニアマーケティングマネージャー
オンラインカジノ業界に15年以上従事し、主に仮想通貨を重点としたマーケティング戦略の策定に携わる。豊富な知識とデータ分析力で、クライアントの成長と業界発展に貢献している。

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