2024.05.08
初心者でもわかりやすい|テキサスホールデムのコツ&戦略を大公開!
ポーカーの中でも人気を集めているテキサスホールデム。「なんとなくルールはわかるけれど、勝てるようになりたい」「テキサスホールデムの戦略を知りたい」という方も多いでしょう。
この記事では、テキサスホールデムのルールをおさらいしつつ、勝負に役立つコツや戦略を初心者にもわかりやすく解説します。自信を持ってプレイできるように、ぜひ参考にしてください。
テキサスホールデムとは
テキサスホールデムは、囲碁やチェスなどと同じくマインドスポーツに分類されるポーカーゲームです。シンプルながらも奥深いゲーム性が魅力で、全世界で1億人以上にプレイされています。
優勝賞金が約10億円相当の大会も存在し、プロプレイヤーも多数活躍。日本でもプレイヤー数が増加中です。知名度はほかのマインドスポーツに比べて低めですが、近年では著名YouTuberなどの活躍によって注目を集めています。
テキサスホールデムのルール
テキサスホールデムは、2人から10人のプレイヤーが参加し、共通のカードを使用するフロップポーカーの1種です。
各プレイヤーは、個別のホールカード(ポケットカード)2枚を伏せたまま手に持ち、テーブル上には共有カード(コミュニティカード)が表向きに配置されます。共有カードはフロップ(最初の3枚)、ターン(4枚目)、リバー(5枚目)と段階的に公開されるのが特徴。プレイヤーはこれらの共有カードと自分のホールカードを組み合わせ、より強い役を作成します。
ホールカードはほかのプレイヤーに見せずに伏せておくため、駆け引きの要素が重要です。より強力な役を揃えたプレイヤーが勝者となります。
テキサスホールデムの流れ
テキサスホールデムは、次のような手順でゲームが進行します。
- ゲーム開始……各プレイヤーに2枚ずつホールカードが伏せて配られる。
- プリフロップ(共有カードが配られる前)……プレイヤーはホールカードを見て、賭ける(ベット)、降りる(フォールド)、または待つ(チェック)のいずれかを選ぶことができる。プレイヤーの賭けが一致したら、ディーラーが3枚の共有カード(フロップ)を表向きに配布。
- フロップ(3枚の共有カードが配られたあと)……各プレイヤーはホールカードとフロップを組み合わせて、賭けを行う。
- ターン(4枚目の共有カードが配られたあと)……ディーラーが1枚の共有カード(ターン)を表向きに配布。プレイヤーはホールカードとターンを使って賭ける。
- リバー(5枚目の共有カードが配られたあと)……ディーラーが1枚の共有カード(リバー)を表向きに配布。プレイヤーは最終的なハンドを形成し、最後の賭けラウンドが行われる。
- ショーダウン(勝者の決定)……最終的に残ったプレイヤー同士が、手持ちの2枚のカードとテーブル上の5枚の共有カードを組み合わせてポーカーハンドを作る。役の強さに基づいて、勝者が決まる。勝ったプレイヤーが賭けで獲得したチップやポイントを獲得し、新たなラウンドが始まります。
プレイヤーは、手持ちのチップやポイントを失うとゲームから脱落。基本的にはチップやポイントを持つプレイヤーが1人になるまで、1から6の流れを繰り返して勝者を決めます。
テキサスホールデムのポーカーハンド
テキサスホールデムで勝つためには、以下のようなポーカーハンド(カードの組み合わせ)の強さを理解することが不可欠です。
- ロイヤルストレートフラッシュ
- ストレートフラッシュ
- フォーオブアカインド
- フルハウス
- フラッシュ
- ストレート
- スリーオブアカインド
- ツーペア
- ワンペア
- ハイカード
ここでは、ポーカーハンドについて詳しく解説します。
ロイヤルストレートフラッシュ
ロイヤルストレートフラッシュは、ポーカーの中で最高の役であり、極めて稀な組み合わせです。この役は、K-Q-J-T-Aの同じスーツからなる5枚のカードで構成されるのが特徴。
つまり、スペード、ハート、ダイヤ、クラブのどれか1つのスーツで、10からAまでのカードが揃った場合に成立します。
ストレートフラッシュ
ストレートフラッシュは、ロイヤルストレートフラッシュに次いで強力な役で、同じスーツかつ数字が連続した5枚のカードで構成されています。たとえば、5-6-7-8-9やK-Q-J-T-9などがストレートフラッシュです。
この役は、どのスーツで揃えるかは関係なく、数字の連続性が重要で、数字の大きいストレートフラッシュはA-K-Q-J-Tのように、最上位カードで構成されますが、A-2-3-4-5のように、最低値でも成立します。
フォーオブアカインド
フォーオブアカインドは、同じ数字のカードが4枚含まれているハンドです。違う数字のフォーオブアカインドが複数のプレイヤーに存在する場合、数字が大きい方が勝者となります。
数字が同じ場合には、残りの1枚のカードで勝敗が決定。数字がより大きいプレイヤーが勝者となります。
フルハウス
フルハウスは、特定の数字のカード3枚と別の数字のカード2枚から成り立ちます。たとえば、Kが3枚と5が2枚で構成されたハンドがフルハウスとなります。
フラッシュ
フラッシュは、プレイヤーの手札がすべて同じマークで構成される場合に成立するハンドです。たとえば、すべてがクラブのスーツであるQ-T-7-6-2のカードが揃った場合、フラッシュとなります。
フラッシュはスーツによって強さが決まり、数字の大きさは影響しません。ただし、複数のプレイヤーが同じスーツのフラッシュを持っている場合、ハイカードのルールが適用され、最も数字が大きいカードを持つプレイヤーが勝者となります。
ストレート
ストレートは、スーツが異なる5枚の連続したカードから成り立ちます。たとえば、ハートの9、ダイヤの8、クローバーの7、スペードの6、ハートの5などがストレートの例です。この役は、カードの数字が連続していることが重要で、スーツは関係ありません。ストレートは数字の大きいものから小さいものまでさまざまなバリエーションがありますが、5枚のカードの数字が連続していることが共通の要件です。
スリーオブアカインド
スリーオブアカインドは、同じ数字のカード3枚と、ほかの数字のカード2枚から成り立つ手札です。たとえば、ダイヤの2、スペードの2、クローバーの2、スペードのK、ハートの6のように、3枚のカードが同じ数字であるハンドがスリーオブアカインドになります。
この役は、3枚のカードの数字が重要で、残り2枚はその数字とは異なっていても構いません。
ツーペア
ツーペアは、同じ数字のカードのペアが2組揃っている状態です。たとえば、Jと4のペアが2組あれば、ツーペアとなります。この役は、2つの異なる数字のペアが同時に含まれていることが特徴で、残りの1枚のカードが別の数字であっても構いません。
ワンペア
ワンペアは、手札に同じ数字のカードが2枚含まれており、ほかの3枚のカードが異なる数字の場合に成立します。たとえば、スペードの4とハートの4が1組のワンペアで、残り3枚のカードは異なる数字であっても構いません。
ハイカード
ハイカードは、ワンペアやツーペアなど、ほかのハンドが成立していない場合に適用されます。テキサスホールデムなどのポーカーゲームで、ペア以上の役が出ない場合、最も大きいカードを持つプレイヤーの勝者となります。
テキサスホールデムのコツと戦略
テキサスホールデムで勝つためには、以下のように戦略を立てたりゲームのコツを押さえておいたりすることが大切です。
- スターティングハンドに応じたアクションをとる
- リンプを避ける
- 正しいフォールドをする
- 手札を少なくする
- ブラフを学ぶ
- 他のプレイヤーの癖を把握する
ここでは、それぞれについて詳しく解説しますので、しっかりと把握しておきましょう。
スターティングハンドに応じたアクションをとる
テキサスホールデムでは、スターティングハンド(最初に配られる2枚のカード)が勝敗を分ける重要な要素です。プリフロップでは共有カードが表に出ておらず、手元の2枚のカードだけでアクションを起こすため、どのカードを持っているかが鍵となります。
アンダーザガン(プリフロップで最初にベットを行わなければならないプレイヤー)などのアーリーポジション(ベットする順番が早いプレイヤー)は、ポジション的に不利とされているため、プレミアムハンド(QQからAA)でのレイズ(チップの上乗せ)が重要。強いスターティングハンドをしっかりと把握し、強い手札の場合は攻め、弱い場合には早めにフォールド(降参)する堅実なプレイスタイルがおすすめです。
反対に、レイトポジション(ベットする順番が後半のプレイヤー)ではハンドの幅が広がりますが、どのポジションにおいても強いスターティングハンドをしっかりと把握しておくことが勝利への鍵となります。
初心者の場合、安全にプレイするためには、タイトなハンドレンジ(状況に応じて勝負に出た方がよいかを判断するための基準)を守ることが大切です。具体的には、以下で紹介するグループ表を参考に、グループ1から3のハンドとスモールペアを除くポケットペア(スターティングハンドがワンペアの状態)だけを選んでプレイしましょう。
スターティングハンドのグループ表
テキサスホールデムのスターティングハンド表は以下の通りになります。
グループ | 組み合わせ |
グループ1 | AA、KK、QQ、JJ、AKs |
グループ2 | TT、AQs、AJs、KQs、AK |
グループ3 | 99、JTs、QJs、KJs、ATs、AQ |
グループ4 | T9s、KQ、88、QTs、98s、J9s、AJ、KTs |
グループ5 | 77、87s、Q9s、T8s、KJ、QJ、JT、76s、97s、Axs、65s |
グループ6 | 66、AT、55、86s、KT、QT、54s、K9s、J8s、75s |
グループ7 | 44、J9、64s、T9、53s、33、98、43s、22、Kxs、T7s、Q8s |
グループ8 | 87、A9、Q9、76、42s、32s、96s、85s、J8、J7s、65、54、74s、K9、T8 |
※ T:10、s:スーテッド(同じマークが揃っている)、sなし:オフスーテッド(違うマーク) 、x:全ての数字
どのポジションでも適切なアクションを取るために、上記で紹介したスターティングハンドのグループ表を覚えることが大切です。
スターティングハンドの強さランキング
スターティングハンドの強さをランク付けすると以下の通りになります。
順位 | 組み合わせ |
1 | AA(ポケットエース) |
2 | KK(ポケットキング) |
3 | QQ(ポケットクイーン) |
4 | AKs(エースとキングのスーテッド) |
5 | JJ(ポケットジャック) |
6 | TT(ポケット10) |
7 | AK(エースとキングのスーテッド) |
8 | AQs(エースとクイーンのスーテッド) |
9 | AJs(エースとジャックのスーテッド) |
10 | KQs(キングとクイーンのスーテッド) |
上記のように、AAからQQのポケットペアはテキサスホールデムにおいて強力なスターティングハンドです。
初心者が覚えておくべき「プレミアムハンド」
プレミアムハンドとは、ポーカーで最も強力なスターティングハンドのことです。具体的には、AA(エース・エース)、KK(キング・キング)、QQ(クイーン・クイーン)、JJ(ジャック・ジャック)、TT(テン・テン)、AKs(エース・キング、スーツが同じ場合)、AK(エース・キング)、AQs(エース・クイーン、スーツが同じ場合)、AQ(エース・クイーン)の組み合わせがこれに該当します。
なかでもAA、KK、QQ、JJ、AKsはどのポジションでも強力ですが、出現確率が低いため、手に入れた場合はプリフロップで積極的にレイズしましょう。ミドルポジション(中盤にベットするポジション)からレイトポジション(後半にベットするポジション)においては、ほかのプレミアムハンド(TT、AQs、AK)もレイズに値します。
アーリーポジションの場合でも、コール(前のプレイヤーと同額ベットすること)するのが適切です。どのポジションでもフォールドはしないように心掛けましょう。
初心者が覚えておくべき「ポケットペア」
ポケットペアは、手札に同じランクのカードが2枚含まれている強力なスターティングハンドです。AAなど高いランクのポケットペアほど強力ですが、すでにペアが揃っているため、スリーオブアカインド(3カード)が揃う可能性があります。
ポケットペアは、以下のように分類される場合もあるので覚えておきましょう。
名称 | 組み合わせ |
プレミアムペア | QQからAA |
ミディアムペア | 77からTT |
スモールペア | 22から66 |
初心者はスモールペア以外のポケットペアを重視するのがおすすめです。
また、ポケットペアを使う際、ポット(すでにベットされたチップやポイント)がまだレイズされていない場合では、スモールペアではレイトポジションがレイズし、アーリーポジションとミッドポジションがコールします。
ミディアムペアの場合、ポットがまだレイズされていない場合では、ミッドポジションからレイトポジションでレイズし、アーリーポジションでのコールが適切です。ただし、どちらのケースでも、相手からのリレイズがある場合はフォールドしましょう。
リンプを避ける
リンプとは、最初のベッティングラウンドでレイズされていないポットに対してコールすることを指します。リンプにより、プリフロップでポットを獲得できないうえ、ポストフロップ(共通カードが開かれた以降の状態)でも、相手からポットを奪うのが難しくなります。
さらに、リンプをすることで相手に自分のハンドが弱く見えてしまう可能性もあります。そのため、通常はできるだけ避けることが大切です。
正しいフォールドをする
フォールドとは、今のハンドに見切りをつけ、そのラウンドでの参加を諦めることを意味します。つまり、そのハンドに対してこれ以上ベットやコールすることなく、ポットへの賭け金を失うことになります。
フォールドを正しく行うことで、無駄な損失を避けることができます。反対に、弱いハンドを無理に進めてしまうと、負ける確率が高まります。そのため、いつフォールドするべきかを正確に判断することが、効率よくプレイするためにも重要です。
手札を少なくする
テキサスホールデムで勝つためには手札を選りすぐることが大切です。多くのハンドを揃えようとすると運が味方をしてくれない限り、チップやポイントを失う可能性が高まります。負けないためにも、手札を厳選し、強いハンドに絞ったプレイを心掛けましょう。
ブラフを学ぶ
ポーカーにおいて、ブラフの技術を磨くことは勝利への鍵です。
ブラフとは、自分の手札の実力を隠す行為で、相手に強い手を持っていると錯覚させることが目的。ブラフのメリットは、相手に自分のハンドが読まれにくくなることと、強い手札でなくても相手をフォールドさせてポットを獲得できることです。
たとえば、弱い手札を持っている場合でもレイズをすることで、相手が自分の手を強いと思い込んでフォールドすれば、ポットを奪うことができます。
ブラフには2種類あり、セミブラフ(将来的に強くなる手札にかけてベット)とピュアブラフ(弱い手札でのハッタリ)です。
ピュアブラフは相手の手を読む能力とブラフを見破られないスキルが必要で、初心者には難しい側面があります。セミブラフは比較的リスクが低く、初心者でもトライしてみるのがおすすめです。
ブラフを実行する際は、相手のハンドを意識し、相手のアクションを予測することが大切。フラッシュやストレート、スリーオブカインドなどの役が見込める場合には積極的にブラフを仕掛けるのがおすすめです。ただし、ストレートフラッシュやロイヤルストレートフラッシュなど、低い確率の役を装うと見破られるリスクが高いので控えましょう。
ほかのプレイヤーの癖を把握する
テキサスホールデムでは、ほかのプレイヤーのクセや戦略を理解することが、勝利に向けた重要な要素となります。各プレイヤーは異なるプレイスタイルや戦術を持っており、それを読み取ることが勝率を上げるための鍵です。
対戦相手のプレイスタイルを理解することは、自身の戦略を調整し、有利な状況を作り出す手助けとなります。たとえば、タイトなプレイヤーは高確率で強い手を持っていることが多いため、彼らがベットやレイズをかけた際には要注意。反対に、アグレッシブなプレイヤーは強弱に関係なく積極的に参加する傾向があり、その特徴を見抜くことが大切です。
さらに、ジェスチャーや表情も参考になります。ストレスや不安がある状況では、「口元が閉まる」「唇を噛む」「唇を舐める」など特定の仕草や表情が見られる場合も少なくありません。相手のちょっとした変化を読み取ることで心理状態を把握できます。
よくある質問
テキサスホールデムについてよくある質問は次の通りです。
- テキサスホールデムのプレイヤーは何人ですか?
- テキサスホールデムで一番強い役は何ですか?
- テキサスポーカーには何枚のデッキが必要ですか?
ここでは各質問についてお答えします。
テキサスホールデムのプレイヤーは何人ですか?
2人から10人までプレイすることができます。
テキサスホールデムで一番強い役は何ですか?
ロイヤルストレートフラッシュが最も強く、次に強いのがストレートフラッシュです。
テキサスポーカーには何枚のデッキが必要ですか?
テキサスホールデムは、ジョーカーを除いた52枚のデッキを使います。
まとめ
テキサスホールデムで勝つためには、戦略やコツをしっかりと押さえ、プレイに活用することが大切です。自分に合ったプレイスタイルを見つけ、戦術を磨くことで勝率を高めることができます。
また、オンラインカジノが好きな方は、ステークなど知名度のあるサイトを選んでテキサスホールデムをプレイするのがおすすめ。
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Betwise Entertainment シニアマーケティングマネージャー
オンラインカジノ業界に15年以上従事し、主に仮想通貨を重点としたマーケティング戦略の策定に携わる。豊富な知識とデータ分析力で、クライアントの成長と業界発展に貢献している。
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